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小さい時、母がずっと電話にへばり付いて友達か誰かと喋っていて。3時間とか4時間とか一瞬も途切れることなくデカイ声で喋っていて。子機を使っていたはずなのに、電池が切れたのかいつの間にか親機で喋っていて。タイミングが悪いと飯の時間が遅れ、腹を空かせた我々子供達は度々その犠牲者になった。よくもまぁそんなに話すことがあるものかと思っていた少年期。しかし、気がつくと母と同じことをやっている壮年期の私。それもタチが悪いことに3,4時間では済まされず、いっそうの犠牲者を生んでしまうことだってある。悲劇は繰り返すとはよく言ったもので。これはただの遺伝なのか。いや、もしかすると専業主婦と役者ってのは同じような孤独を抱えているのかもしれない。この件に関しては、専門家に審議を依頼しよう。