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【通勤電車の詩】クロノスタシス

クロノスタシス。
一瞬の映像が永遠に長く見える現象。

時々、そんな現象を見ることがある。
行き過ぎる電車の車両の窓に、死んだ兄貴の面影のある人を見た時。
ホームに立つ恩師の女性と似たお婆さんを見た時。
電車の窓から手を繋いで流れ行く景色を眺める父子を見た時。
若い頃の自分を彷彿させるスーツ姿の若い子が吊り革を持ちながら居眠りをしている姿を見た時。

どの瞬間もハッとして、時間が一瞬止まったような錯覚をする。
神様がぼくにとって大切な一瞬を、忘れないように思い出させてくれているのかな。


通勤電車に揺られながらふと思ったこと・・・。

「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。