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【通勤電車の詩】世の中はアンバランスでできている

ぼくは毎朝快速急行に乗る。
だからいくつもの駅を通過する。
通過する電車に乗っている方はいい。
その駅のホームに立って通過電車を見送る方は、寂しいと思っていないだろうか。
"ぼくもその電車に乗せてくれよ"
って思ってないだろうか。

目の前をいくつもの電車が通過していく。
わかっていることだが、自分だけが置いていかれる理由もない。
最寄り駅が違うと言うだけで理不尽なことだ。

もし世の中が普通電車だけになっならどうなるだろう。
皆、平等になっていいじゃないか、きっとそんなことにはならないんだろうな。
快速電車を使っている人たちが、劣化の如く怒り出す。
皆、自分のことが大切だから無理もない。

あっちを立てればこっちが立たず、世の中はそんなアンバランスで成り立っている。
平等って一体なんだろう。


▼「通勤電車の詩」はこんなふうに生まれました▼

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