2019年11月25日(月)

昨日、かなり久しぶりに浜松町の海側に足を伸ばした。再開発の真っ只中で、工事中の巨大建造物が乱立し、まるでブレードランナーに登場する過密都市のような、圧迫感と威圧感と閉鎖感に満ちみちていて、ある種の禍々しさに圧倒され、最初は気分も高揚したのだが、すぐに居心地の悪さで気持ち悪くなった。

高校生の頃、この周辺に友人が住んでいて、よくバイクで遊びに行っていた。船着き場特有の閑散とした雰囲気も良かったが、当時「ジ・アース」という伝説的なクラブがあり、週末になると一転して華やかな雰囲気を輝かせていた。両極端な雰囲気を併せ持つ不思議な町だったことを覚えている。

また町が一つ死んだ。 そう思ってしまうのは、私が老いたせいだけなのか。

娘が思春期を迎える頃、東京にはまだ魅力的な町が残っているだろうか。

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