2017年11月27日(月)

反抗期真っ盛りの娘は、事ある毎に「ダダ!(ヤダ!)」と叫んでは、頑なに何かしらを拒んでいる。

ある時など「ダダ!」と言いながらも、大好きな蜜柑を美味そうにモシャモシャ食べていたりするので、何がなにやら解らない。

困った「ダダ!」イストである。

ちなみに最近、マルセル・デュシャンも真っ青のレディ・メイド作品の制作に娘は没頭している。

マスキングテープで覆われた座れない椅子。

マスキングテープで遮断された明滅する扉。

それはまさに有用性の消失と新たな思考の想像というダダイスム的主題を含んだ興味深い作品である。

「ダダ!」とはつまりそういうことだったのか!

末恐ろしい娘である。

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