2019年8月9日(金)

保育園のお迎え帰りに図書館へ寄ったら、一ヶ月に一度の休館日で、これってもうハズレというよりアタリだよなと思いながら、なんとなく空を見上げたら、夕焼けがとんでもないことになっていた。

日が暮れるまで、この美しい夕焼けをじっくり眺めてやろうと思って、近所で一番空の広い多摩川の土手に出てみたら、海からの心地よい風が吹いていて、誰もいない涼しい河川敷は夕涼みに丁度よく、娘と一緒にブランコに乗りながら、暗くなるまで夕焼けを眺めていた。

遅くなったので、まっすぐ家に帰ろうかとも思ったが、惣菜でも買ってこうかと思い直し、商店街を物色しながら通り抜けていたら、新しくできた唐揚げ屋の前で保育園のママたちが立ち話をしていたので、ちょっと混ぜてもらって、ああでもないこうでもないと楽しく意見交換して別れた。

結局、何も買わずに家に着き、よく冷えた瓶ビールを冷蔵庫から出し、栓をプシュッと抜いて、トクトクとコップに注ぎ、ゴクリと一口、プハーとため息。

本は借りられないし、惣菜も買えなかったし、まだパパ友はできないけれど、もしかして、なんか、とても素敵な夏を過ごしている気がしてきた。

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