見出し画像

新卒でスポーツ業界に入ってどうだった?を自己採点


まずはTwitterでアンケートにご協力頂いた方、ありがとうございました!
(初使用でしたが回答来なかったらどうしようと内心ビビッておりました笑)

さて、タイトルにある「新卒でスポーツ業界に入ってどうだった?」というトピックスについてnoteを書こうと思ったのには理由があります。

新卒でスポーツ業界を目指すべきか?
中途で経験を積んでからスポーツ業界を目指すべきか?

この質問はスポーツ業界を目指している学生さんから、本当によく聞かれるので、これからスポーツ業界でのキャリアを考える人に、僕の体感値が少しでも参考になればとの想いで書きました。

先に結論から伝えると、キャリアに絶対の正解は無いので、どっちが良いとか簡単に言えません。

ってなるのですが(笑)聞いてる方も正解がないのは分かった上で、それでも参考にしたい!という想いだと思うので、どちらが良いかは皆さんに決めて頂くことになりますが、自分自身の振り返りもかねて関谷の「新卒でスポーツ業界に入ってどうだった?」をお届けしますね。参考になれば嬉しいです!

スポーツ業界でのキャリア8年振り返る

まずはスポーツ業界に入ってどうだったか?の部分に触れる前に、私のこれまでのキャリアをまとめてみました。

■職務要約

2013年4月よりスポーツ業界に新卒1期生として入社。

スポーツ団体・企業の興行支援事業やスポーツ業界特化の人材サービス事業に従事。
入社後1年はスタジアムフード事業の立ち上げに参画し、スポーツ興行における飲食ブースの運営/商品企画/仕入れ/販売/売上・在庫管理を行いながら、スポーツ興行運営スタッフのスタッフマネジメントも実施。並行して新卒・中途採用求人/イベント営業や自社のスポーツビジネススクール事業の事務局業務を兼務。

2年目以降は、スポーツビジネススクール事業をメインとし、半期ごとの会員獲得や年間100本以上のセミナー広報/運営業務を担当しながら、新卒・中途のキャリアコンサルタント業務や人材サービス営業を担当。

2016年以降はスクール事業の責任者として、セミナー会員新規獲得/継続管理/広報・PR業務/スクールタイアッププロジェクト企画・折衝/自社サービスの集客を行い、全社インパクト最大化業務を担当。

2019年12月より紹介事業責任者業務も兼務し、事業計画策定・進捗管理・メンバーマネジメントとキャリアアドバイザー業務を担当。

一部削っている所や表現を変えている所もありますが、職務経歴書に記載している内容とほぼイコールなので、新卒で入社してからの8年間のリアルを記載出来ているかと思います。

ただし、これはあくまで関わってきた業務領域の話でもあるので、1つ1つの業務にどれくらいの「深さ」と「幅」があったのか、そしてどれだけ「量」と「質」にこだわれたのか?に関しては自己評価として採点してみました。

スポーツ業界に入ってみてどうだったか?を自己採点


『新卒でスポーツの仕事やってみて身についた事』

▼自己採点(自分の理想の姿を100点とする)
仕事の「深さ」 ・・・60点
仕事の「幅」  ・・・70点
仕事の「量」  ・・・70点
仕事の「質」  ・・・50点

自分のキャリアを振り返ったときに、こんな所感ですね。(あ、念のためお伝えしますが、まず間違いなく"甘め"の採点です。笑)

従業員人数が10~20人くらいの会社でキャリアを過ごすと、多くの人が似たような採点になるのでは?と勝手ながら思っています。

「深さ」に関しては、スポーツ×HRの領域でやっていたことは間違いなく深いと思うのですが、1つの職種で胸を張ってプロフェッショナルだと言えるほどか?というと、まだやれることの方が多い印象です。

ただ、小さい会社がゆえに、比較的早い段階から少し視座を上げて、社長や部長とダイレクトにコミュニケーションを取りながら、事業やサービスづくりの中枢に身を置けたこと。その結果、「自分事」として会社の事業と向き合うクセ付けが出来たことから、60点にしました。

「幅」と「量」に関しては比較的やってきた自信があるところ。

半分は環境が必然的にそうなっていること(笑)
もう半分は自分自身の成長につながると考えて、その機会を取りに行ったからだと思います。

スポーツ業界というか小さい会社あるあるですが、大企業と比べても限られた人・モノ・カネ・情報で事業展開する為、部門関係なく皆で「まずは現状持っている武器でどう戦うか?」という視点で物事を考え、必要な業務を振り分けて推進することが多いです。

出来る限り自社で(予算を掛けないで)完結できるような体制をつくると、結果的に兼任という形で社員一人一人が関わる仕事の「幅」と「量」が増えるイメージですね。ここまでが環境の話。

そこから先は、自分がどこまでやりたいか?との葛藤になると思うんですよ。素直に「出来ない」といえば、「じゃあ出来る範囲でやろうか!」と当然なっていきますし、「出来る」といって結果「出来ませんでした」が最悪なケースなので、そこは注意が必要である事は重々承知なんですが・・・。

事業やサービスの「あるべき姿」があって、その理想を叶える為に「必要な仕事」を、「出来ないから出来る範囲で」と諦めてしまうことがどうしても嫌なんですよね。サービスの向上機会や自分自身の成長機会から目をそらしている気がしてしまって。。(なので僕は時間投下することで補いがち)

少し話がズレましたが、こうした経緯から「幅」と「量」は自分から取りに行くアクションが取れたという点で70点にしましたが、それと同時に「質」はまだまだ改善の余地が多く、そこを突き詰める経験をこれからは大事にしていきたいという想いを込めて50点にします。

そして最後に大事なことを…

スポーツ業界の仕事はやりがいだらけです!

これからスポーツ業界でのキャリアを志す皆様へ

冒頭お伝えした通り、キャリアの歩み方に絶対の正解は無いと考えています。

スポーツ業界で活躍するためのキャリアプランニングの手法に関しては、またどこかでまとめていきたいと考えていますが、先にスポーツを仕事にする以上、絶対に必要な視点をお伝えするとするならば、

「スポーツ」はあくまで価値提供/課題解決を行う手段である

これを認識することかなと思っています。

スポーツを仕事にしている方は、それぞれ何かしら「スポーツが好き」という想いは持っていると思いますし、もちろんそれが仕事の熱量につながっている側面はありますが、逆に言うと「スポーツが好き」という想いが活かせるのはその程度だと思います。(大前提、想いをもっていることは大事!)

大事なのは、スポーツに対する熱い想いを持った方が、「スポーツ」という手段を通じて、何を成し遂げたいのか?社会をどう良くしていきたいか?ここを言語化することが大事になってくると思いますし、それを実現するための場所として、スポーツチーム/リーグ/協会・メーカー・メディア・イベント・広告代理店・エージェント/マネジメント・スポンサー・施設・・・などの「スポーツ業界」の仕事を選んで欲しいと思います。

ちなみに僕の場合は、スポーツを主な実現手段にして、「人と人がつながるコミュニティ」をつくることを軸にしてキャリア選択をしています。

これからのスポーツ産業の発展のため、そしてそれを担う人材の育成のためにも、ぜひ皆様のご意見も伺いたいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?