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10/7(土)2つの予定

コロナ禍が落ち着いたおかげか、最近催し物が多く感じる。この3連休だけでも参加したいイベントが目白押しなのだけれど、来週末の一箱古本市の出店準備があるので、かなり厳選して2つのイベントに参加することに。2つとも今日の開催だったので、濃い1日を過ごした。

午前は、よりあいコミュニティソーシャルワークスとK-Laboの共催企画で、CCSW研修会探求コースの必修研修でもある研修会。「多様な社会資源に目を向けよう〜地域の「ない」を「ある」に変える〜」をテーマに、社会福祉士の真壁さおりさんの講義を聞いた。人を支える社会資源について、フォーマルなものやインフォーマルなものに目がいきがちで、そういうものがないとついつい「自分の地域には何もない」となりがちだが、本当は住民の生活のなかにナチュラルな社会資源がある。それは本当に何気ないことーーともすれば生活するのに不便だったり、支援を必要とする人、と見られる場合さえあるーーなので、見落としてしまう人もたくさんいる。だけど我々は地域福祉に携わるものとして、細やかな目と発想の転換を駆使してナチュラルな資源を拾い上げて守り、時にはフォーマル/インフォーマルな資源と協働しながらそれを活かせば、「ない」を「ある」に変えることができるのではないか。
しかしこれは言葉で言うほど簡単なことではない。講義の最後、「自分が「ない」を「ある」に変えた経験」についてディスカッションしたのだけれど、とても苦心した。でも、今日聞いた考え方を大切にして、今後の活動にあたりたいと気持ちを新たにすることができた。

午後は、ファンドレイジング協会東北チャプター主催の、カードゲーム「from me」の体験会に参加した。

カードゲーム「from Me」は、寄付・投資・消費・貯蓄など様々なお金の使い方を通して 自分のウエルビーイング(幸福)の向上とお金の使い方の関係性を疑似体験できるカードゲームです。

日本ファンドレイジング協会公式サイトより

寄付や投資をゲームで体験するとはどういうことなのだろう?「人生ゲーム」みたいなもの?と、あまりイメージがつかめないまま参加したのにも関わらず、結果としてものすごく楽しく気づきのある時間を過ごせた。
ゲームの内容はなかなか複雑。各自に割り当てられたプレイヤーカードに記載された価値観を元に、提示されたゴール(ウェルビーイングをどれだけ高めるかなど)を目指して、アクションカードを実行する。アクションにはそれぞれに設定されている分のお金がかかり、お金とアクションカードをファシリテーターに提出すると、そのアクションに応じた結果となるリザルトカードと報酬がもらえる。
……とだけ書くと、ゲームと言いつつ個人プレーなのでは?と思えるのだけれど、実際にはプレイヤー同士でアクションカードやお金のやりとりをしたり、アクションに応じて社会情勢が変わったりするので、様々な形にゲームが展開していく。
一見自分には見返りのない行動をしてしまったように見えても、後から社会情勢が変化して報酬があったり、逆の場合もあったりする。自分がしたいアクションをするために、そのアクションカードを持っている人と交渉したり、アクションカードを探している人の要望を聞いて、自分のカードを勧めてみたりなど、ゲームにルールとして設定されている行動だけでなく、実際にプレイヤー同士のコミュニケーションがゲームを左右するのも面白い。自由度が高い分、いろいろなアレンジができそうだ。
また、ゲームのそういう特性もあって、今日初めて会った同士でも打ち解けるのが早かった。親睦を深めるためよレクリエーションとしても非常に有効なゲームだと思う。
日本ファンドレイジング協会が実施している公認ファシリテーターの研修を受けると、ファシリテーターとしての参加もできるようになるらしい。どこで実施するかは別としても、公認ファシリテーターになってみたいと思った。


1日に2つ、しかも片方は初めての場所で、それぞれ学びのある場に参加するのはなかなかハードではあったけれど、とても良い1日だった。
今日はぐっすり眠れそうだ。

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