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11/1(水)霜月なのにタンクトップで作業してる

少し前に冬の気配を感じて、モコモコのルームウェアを着はじめた。寒さにめっぽう弱いたちなので、早めの対策が必要なのである。
それで、今日。そのまま着続けているルームウェアで作業をしていた時のことだ。座ってミシンをかけているだけなのに、背中がじっとりと汗ばんでいる。

暑い。

しかしカレンダーは今日から11月。霜がおりてもおかしくない月になった。暑いなんてことはないだろう。気のせいだ。そう思って作業を続行した。

暑い。

鼻の頭に汗が吹き出しているのがわかる。よもや作業が上手く進まない事に対する冷や汗か?と思う。しかしさっきまでじっとりしていた背中は、いつの間にか少し乾いてきている。その代わり、なんだかジリジリと熱を感じる。

振り返ると、ベランダに面した大きな窓から燦々と日が差し込んでいた。小春日和と言うには生優しい。小夏日和くらいはあるのではないか。

気のせいでも冷や汗でもない。
普通に暑い。
モコモコルームウェアなんて着ている場合ではない。

おもむろにトップスを脱いで、インナーのタンクトップだけになってみた。

丁度いい。

しかも袖がもたつかなくて作業しやすくなった気さえする。
11月だとか晩秋だとかこの間までちょっと寒かったのに、とか。そういうことを考えるのはやめた。

春と秋 どこいっちゃったんだよ

タイミングよくスピーカーからそんな歌詞が聴こえた。

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