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【4月17日】言葉の棘

ドラックストアに買い物に行った時、
ついつい他の人の話しが耳に届いてしまった。

おばあちゃんと娘さんのような方が
介護用のリハビリパンツ売り場で話している。

おばあちゃんは

・夜中にトイレに行きたいが間に合わないこと。
・寝ていて起き上がるのに時間もかかっていること。
・オムツを買いたいが何にしたらいいのか迷っていること。

とにかく、夜中のトイレ事情が思わしくないと訴えていた。


その話しを聞いていたご家族が一言。


「 それぐらい頑張りなよ 」


私は思わず、うそでしょ??? と
口から出かかったけど、
ぎりぎり言葉には出なかった。


おばあちゃんは、本当に悲しそうだった。


私が話しを聞いてあげたいと思った。トイレの話しなんて、本当はしたくなかったかもしれない。勇気をもって話しをしたのかもしれないのに・・・。


悩み事をキチンと順序だてて言えるということは
素晴らしいことだと思う。

言葉にして「これに困っています」と伝えられる
話せる能力と勇気がある。

認知症になると「何に困っているのかわからない」から、事が起きて
初めて気づくことが多い。


それにね。


若い人だろうが、お年寄りだろうが、困っている人に対して
「それぐらい」って怖い言葉だな。
と思う。


私はそれぐらい(も)出来なくなったのか。

他の人と比べて私ってそれぐらい(も)出来ない人なのか。


と、自分を責めてしまうかもしれない。
私なら心をエグられる。
もう、2度と人に相談なんかするものか、と、ひねくれてしまうかもしれない。


今回のおばあちゃんのケースだと、

自分が年をとった。と、まざまざ見せつけられる。

そして、せっかく悩み事を打ち明けても拒否されてしまう、という悲しさ。


年を取っていくというのは、出来ないことが増えること。
それを自分だけで解決するのではなく
回りを巻き込んで、負担はなるべく分散していった方が
本人だってご家族だって、楽になっていくんだけどなぁ・・。


イライラして八つ当たりする時だってある。
何回も同じ話しされて、うんざりすることだってある。全てを受け入れることは面倒だし無理なことだってある。


「言葉の棘」


自分も知らず知らずのうちに人に突き刺してないかな。


すごく考えさせられる出来事だった。



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