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私の履歴書 齋藤隆太(9) 顧客のニーズを知る

こんにちは!
齋藤隆太です!

今回も「私の履歴書」の連載名をお借りして、僕の半生を振り返っていきます。
前回はこちら♪

今回もプロ野球チームのインターンの立ち上げ時の、ゲートでの仕事を通じての学びを掘り下げていきます!

今回は、ゲートから様々な仕事を創り飛躍させることができた要因の2つ目です。

ファンと向き合う

2つ目の要因は、ゲートでとことんファン(顧客)と向き合ったことです。

試合を見にきているファン全員が通る場所、それがゲートです。
つまりゲートに立っているとどんな人が来ていて、何を求めているのかがわかるのです。

僕たちは開場前に並んでるファンの方々と会話したり、子供たちに話しかけて仲良くなったりと、ファンとコミュニケーションをとりまくりました!

その結果、今のファンサービスにコアなファンが満足し切っていないことや、子供連れは多いが子供同士が繋がる機会が少ないこと、学生層のファンが少ないことなど様々な実態やニーズを掴むことができたのです。

ファンの声を徹底的に聞いたことで、彼/彼女らが求めていることを提案することができるようになり、社内に対しても影響力と説得力を高めていくことができたのです。

その結果、コアファン向けの新たなファンサービスや、小学生向けのインターンシッププログラム、学生向けの特別企画チケットの販売など、たくさんの新しい取り組みをインターンシップとして立ち上げることに成功しました!

どれも大きな成果を上げることができ、2年目のシーズンが始まる頃には、球団にとってインターン組織はなくてはならない存在になりました。

ニーズに応える


この顧客の声からサービスを築いて成功した経験は僕の今の礎にもなっています。

"market-in product-out"などともよく言いますが、多くの企業は結局彼らが提供できる技術やケイパビリティ(シーズ)から、ニーズに合うように製品・サービスをつくっているように見えます。

さらにもっと気になるのは、顧客のニーズを机上で考えるケースが多いことです。

事業を立ち上げる中で、経営とは世の中のお役に立つことだと恩師から教わってきました。

誰のなんのお役に立つのか、ちゃんと声を拾ってそこに応えていくことは外してはならない本質だと思い、今も大事にしています。

この基礎をインターンの立ち上げを通じて学ぶことができたのです。

そして、この2日にわたって記した2つの要因「付加価値をつける」「顧客の声を聞く」。

この2つが活動の土台になることを見越して全ての活動を設計した仕掛け人が存在しました。

僕がコンサルを志すきっかけになった、大学時代の師とのお話を次回は書いていきます。

それではまた!
齋藤隆太

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