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明日生きるための一曲11.26 theピーズ / グライダー

人生というのは様々な言葉や物で例えられます。真っ白なキャンバスや、マラソン、航海とか。

80年代のバンドブームの風に乗っかって世に飛び立ち低いまま飛び続ける、the ピーズというバンドは、人生をグライダーに歌いました。

グライダーというのはエンジンの付いてない滑空機で、鳥人間コンテストで飛んでいるあれです。

一度飛び立ったらゆっくりゆっくり滑り落ちて行く。飛び立つ前はどこまでもどこまでも飛んで行けそうな気がしていたのに、気がつけば地面ギリギリをなんとか保つことに力を注ぎ、迫る墜落の現実感に恐怖する。

でもエンジンのないグライダーだから、静かにゆっくり進んで行く。空や地面の景色を眺める時間的余裕も、実はある。

大きな軌道修正は難しいけど、どこに降りようか見える範囲では決められる。

ド直球な慰めの言葉よりも、あまのじゃくの私にはグサッと刺さる一曲です。

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