「トリニクって何の肉?」というテレビ番組を観て、嫌な気持ちになりました。

今日、たまたまテレビで「トリニクって何の肉?」というクイズ番組を観ました。一般常識とされる問題が出され、出演しているタレント達が回答するという、よくある構成のクイズ番組です。私はクイズ番組が好きなので、初めて観るこの番組を楽しみにしていました。

しかし、タイトルにもある通り、私はこの番組を観てとても嫌な気持ちになりました。何故なら、この番組がやっているのはクイズではなく、"平成生まれ叩き"と"昭和生まれヨイショ"のショーだからです。

この番組の出演者は、平成生まれと昭和生まれとでタグ分けされていて、一般常識とされる問題に答えられない出演者は往々にして平成生まれの若いタレントのようです。そして、彼らが間違えた時、この番組のショーが始まります。その間違えた若者に対して、昭和生まれのおじさんおばさん達が、「信じられなーい」「あり得なーい」と皆んなで袋叩きにするのです。「そんなんじゃ社会で通用しないよー」と言わんばかりに。ここがこの番組の一番の盛り上がりポイントになっていて、時間も多く割かれていました。後はひたすらこのショーが繰り返される1時間のようです。

一体何がしたいのでしょうか?下の世代をバカにして、優越感に浸りたいのでしょうか?このショーの構図を観てとても不快な気持ちになりました。まぁ、おそらく昭和生まれのおじさんおばさん達はこの構図が気持ちいいんでしょう。自分の生きている世代がまともであるように感じられて。ちなみに、この番組を一緒に見ていた昭和生まれの私の両親や祖父母も、この袋叩きポイントで一番盛り上がっていました。ドン引きです。

しかも、私が観たときの問題は「ウールは何の動物の毛でしょうか?」というものでした。社会で通用しないという文脈で叩きたいなら「このイラスト上での上座はどこになるでしょうか?」とかの方がまだ分かります。でも、「ウールは羊の毛!!😤」なんて社会のどこで使うんですか(笑)そして、こんなレベルの問題に正解したただけで、間違えた若者を叩く40、50代のおじさんおばさん達を観て、「お前らも相当レベル低いぞ」とも感じました。家族にも「レベル低いね」と言って私はリビングから離れました。あれは全体的に非常に低レベルで偏った番組だと私は思います。もうあの番組を観ることは二度とないでしょう。

若者のテレビ離れなどど言われてますが、そりゃ離れるわ。

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