第166回 市民とNPOの交流サロン
【第166回 市民とNPOの交流サロン】
5/11(木)に『第166回 市民とNPOの交流サロン』を開催しました。
◆登壇団体:HOME START JAPAN(ホーム・スタート・ジャパン) HPはこちらから⇒
◆登壇者:森田代表
◆開催日時:2023年5月11日(木) 18:45~20:45
◆参加費:無料
◆参加方法:オンライン(Zoom)
《団体の概要説明》
『ホームスタートとは?』~すべての子どもに幸せな人生のスタートを~ ホームスタートとは、未就学児が1人でもいる家庭に、研修を受けた地域の子育て経験者が訪問する「家庭訪問型子育て支援ボランティア」です。
週に一回、2時間程度、概ね2~3ケ月間訪問し、滞在中は友人のように寄り添いながら「傾聴」(気持ちを受け止めながら話を聴く)や「協働」(育児家事や外出を一緒にする)等の活動をします。
「外出しづらい」「頼れる人が身近にいない」、そんな子育て家族をボランティアのホームビジターが訪問し、親子と共に過ごすことで子育て中の親の心を支えます。時には子どもと一緒に公園や子育てひろばに外出する等、地域の子育て支援や人々とつながるきっかけづくりも応援します。
『なぜ、今、ホームスタートは必要なのでしょうか?』
「子育て」が「孤育て」にならないために
昔は地域ぐるみで子育てを支え合える環境がありましたが、今では地域のつながりも薄くなり、親が一人で子育てすることが多くなってきました。また、核家族化や少子化で、子どもの頃から乳児に触れる機会がないまま自身の子育てに直面する人も急増しています。
このような時代背景の中で様々な子育て支援施策が打ち出されていますが、残念ながら、「子育てひろばなどに出かけづらい親子」や「専門機関の支援を受けるほど問題は重篤ではないけれど、ストレスを感じている親」には、支援は届いていません。ホームスタートは、こうした支援のすき間で孤立しがちな親子のもとへ支援を届ける訪問支援です。
《活動の質を担保するホームスタートのしくみ》
ホームスタートの包括的なしくみの特徴としては主に以下の点があります。●利用家庭とボランティアを守るオーガナイザーの役割
「オーガナイザー」とは、訪問家庭への支援内容を調整し、ボランティアのホームビジターを養成・サポートする支援スタッフのことです。各地域に1~3名のオーガナイザーが在籍しています。地域の関係機関との連携を図るなど、ホームスタート活動の要となる役割を担います。
●ニーズ・アセスメントから最終評価までのケース・マネジメント・システム多様なニーズを把握し適切な支援内容を見立てるアセスメント、支援の効果を途中確認するモニタリング、支援内容をふり返る最終評価など、各訪問家庭のニーズを確認するケース・マネジメント・システムが確立しています。全ニーズの平均で約9割が充足する高い効果を得ています。
●人材養成プログラムと下支えの組織体制ホームビジターを養成する講座は、8日間のべ40時間の研修プログラムとして確立しており、全国共通のシラバスに基づいて提供されています。また、ホームビジターを支えるオーガナイザーをバックサポートする各地運営委員会や全国ネットワーク組織等、ボランティアのホームビジターが安心安全に活動しながら支援の質を高める体制づくりも重視しています。
ホームスタートでは、こうした様々な工夫を包括的に活用することで、訪問家庭の高いニーズ充足度と地域ボランティアのやりがいを生みだしています。
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