何気ない毎日をちょっといい日に。福井の伝統工芸品「RIN&CO.越前硬漆」
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何気ない毎日をちょっといい日に。福井の伝統工芸品「RIN&CO.越前硬漆」

この度、器を使わせていただきました、せせなおこと申します。小さい頃から日本の文化が好きで、いろんなところに行っては、その地域の"当たり前"を知ることがとてもおもしろいです。

工芸品や食文化、その土地だからこそ生まれたものにはそこに生きる人たちが相手を大事に思う気持ちが込められていると感じています。

私は普段和菓子コーディネーターという仕事をしています。和菓子はその土地の文化や歴史、そして季節を感じることができます。そして、食べるととてもあたたかい気持ちになれます。誰かと誰かをつなぐ役目になったり、忘れていた思い出を思い出すきっかけをになったらいいな、そんな思いで大好きな和菓子を発信しています。

和菓子と触れ合う中で、切り離せないのが器です。落ち着いた表情になったり、嬉しそうになったり、どんなお皿に乗せるかでお菓子の表情が驚くほど変わります。器の力って思っているよりすごいんじゃないか、そんな風に感じていた時に今回の募集を見つけました。

九州に住んでいるので、有田焼や波佐見焼など九州の器には触れる機会が多いのですが、なかなかそのほかの地域の器に触れる機会は少なく、器について知るきっかけになったらいいなと思い、今回使わせていただきました。

今回、RIN & CO.の器を使ってみて感じたこと、驚いたことが3つあります。

まず1つ目に、カラフルなデザインです。かわいいデザインは器が届く前からとても楽しみにしていましたが、実物を見てその鮮やかさにびっくりしました。

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刷毛目が活かされた「刷毛目技法」はとても温かみがあり、黒い器の「真塗り技法」はシュッとしていてとてもかっこいいです。

北の地の冬は雪深く、光も少ない。
家の中で過ごす時間が自然と長くなるため、
ふだんの暮らしを豊かにする
さまざまな知恵が育まれてきました。

HPに綴られていたこの文章を見て"日中も暗く寒いから家の中の暮らしを楽しくしよう"という思いから生まれた北欧雑貨を思い出しました。北欧雑貨=おしゃれと思っていたけれど、同じ思いで作られている製品が日本にもあることを知り、とても嬉しく、また誇らしく思いました。

そのため、「漆」でできていながらも、RIN & CO.の器は和食だけでなく、パスタや洋菓子などどんな食材も素敵に演出できるんだな、と感じました。

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そして2つ目、日常に馴染む工夫です。

RIN & CO.の器はとっても軽いこと、食洗機に対応しているところ、それが漆の強さによって可能であるということも、とても驚きました。

いいものは長く使いたい、けれど手入れが大変というのが今までの私の「伝統工芸品」に対するイメージでした。使いたいのは山々だけど、正直どう扱っていいかわからず、手に取ってみたいけれど…そんなもどかしい気持ちで結局触れずじまい、ということが多くありました。

そんな私でも、RIN & CO.の器は本当に扱いやすく、毎日気軽に使うことができ、毎日使いたい、という気持ちにさせてくれます。

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伝統工芸品の楽しみ方は人それぞれ。もちろん、見た目の美しさを芸術的に楽しむ楽しみ方も素敵です。しかし、時代が移り変わっていく中で、それだけではとてももったいないと思うのです。

生活の中に馴染んでこそ、日常化されてこそ、きっとそのものの良さが生かされる。そうして次の時代へも続いていってほしいな、と感じています。この地域の人たちはこういう生活をしているんだ、昔の人たちも同じものを使っていたんだなぁ、と思いを馳せることができると思っています。

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RIN & CO.の器は色や形の種類が豊富。毎日使うと飽きてしまいがちな器も、色や形が少し異なるだけで全然違ったものに見えます。ちょっとした気分が変えられるため、この器は日常に馴染んでくれます。

3つ目に、気分を上げてくれることです。

今のこの状況において、家にいる時間がこれほど続くとできないことに目を向けがちです。外食がしたい、旅行に行きたい、そんな欲望ばかりになると、そしてそれができないとなるとどうしてもイライラは募ってしまいます。

しかし、RIN & CO.の器を使うようになって、ご飯を作る際「どんな料理を作ればこの器に似合うかな?器が喜ぶかな?」と、自分の食べたい、という欲だけではなく、器とセットでご飯のメニューを考えるようになりました。

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食べることの楽しみから、作ること、彩ることへの楽しみへと広がっていきました。器にのせる食べ物のご機嫌はもちろんのこと、食べる人の気分まで上げてくれました。外に求めるのではなく、今できることで楽しむことをみつけよう。そんな風に心がとても軽くなりました。

さらに、仕事のお供にデスクにお菓子を置くときにも器を使いました。今までは乱雑においていたお菓子が収まることで、デスクの上もスッキリとまとまり、お菓子をご褒美に頑張ろう!と気分も上がります。

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もちろん、和菓子をのせるのにもぴったり。今度は福井の和菓子と合わせてみたいです。

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最後に

今回、器を使わせていただき、誰にこの器の素晴らしさを伝えたいかを考えたとき、一番に思い浮かんだのはこの器を作っているみなさんにお礼を伝えたい、ということでした。とても素敵な器を作ってくださり、本当にありがとうございます。

この器が多くの人の手に渡り、食の楽しさや明るい気持ちになる人が1人でも多く増えたらいいな、と思います。


<使用したアイテム一覧>

この記事は、中川政七商店が運営する「大日本市」の企画で、
暮らしの道具を実際に使用し、感想を記事にしています。
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