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西日本一の生産量、山鹿の栗和菓子はほっこりなつかしいおいしさ! #熊本和菓子旅

10/11(水)~16(月)まで博多大丸で行われている「もっと.もーっと!熊本展」にいってきました。お目当ては今の時期外せない、栗の和菓子。早速紹介していきたいと思います。

山鹿(やまが)の栗🌰

毎年この時期は和菓子屋さんに栗のお菓子がずらっと美しく並びます。九州では特に「熊本産の栗」はブランド品になっていて、これを売りにしているお店も多くあります。そんな熊本の中で栗の産地の中心となっているのが山鹿(やまが)という地域です。

山鹿栗は西日本1位の生産量を誇り、台風などの自然災害を受けなければ、毎年700トン以上もの生産量があるんだそう。もともとは昭和36年の果樹振興法ができ、重点果樹に指定されたのをきっかけに、栗園が作られていき、栗の産地となりました。

一風変わった栗まんじゅう!🌰

山鹿が栗の産地だと知ったのは少し前のこと。当時鹿児島に住んでいて、福岡へ帰る途中のサービスエリアで食べたこちらの栗饅頭がきっかけでした。

栗饅頭、といえば普通は白あんに栗が入った餡を生地で包んで焼き上げた、焼きまんじゅうを指します(お店によって中身は違う)。

一般的な栗饅頭

しかし、ここで食べたのは肉まん風の栗まんじゅう。確かにあんまんも中身はあんこなのですが、中身が栗というこのタイプのおまんじゅうは初めて出会ったので、さらにびっくりするほど栗あんがおいしかったので、衝撃的な出会いとなりました。

そんなわけで、今回山鹿の栗を使ったスイーツが出店するということで、今回は張り切って初日から行ってきました!

餅菓子なのに羊羹!?山鹿名物「山鹿羊羹」

山鹿には「山鹿羊羹」という変わったお菓子があります。なんでも、江戸時代からあるようで、当時は「ござ巻き団子」として、親しまれていたそうです。諸説ありますが、お餅の横の部分からはみ出たあんこが羊羹似ていたことから「羊羹」の名前がついたんだそう。

今回はそんな山鹿羊羹が山鹿の栗とコラボするということで買いに行きました。が!なんと!初日は売り切れ…

2日目にもう一度リベンジしてようやくゲットできました。

栗は今の時期だけ、通常はプレーン(小豆)、桜、抹茶味があるそう

売り場の方曰く、1日に50セットのみの販売らしい。1日目は14時くらいで既に売り切れだったので大人気商品のようですね。米粉の生地なので日持ちは3日、むぎゅっとしていてあんこはほっこりやさしい味わい。なんだか懐かしい感じでした。

山鹿羊羹栗味の断面

今回の山鹿羊羹のお店はだるま餅屋さん、Instagramはこちらです!

山鹿の栗カステラ🌰

栗のカステラってないことはないけれど、他の栗菓子に比べると結構少ない気がします。カステラよりもパウンドケーキとかの方が多い印象。そして何より良いお値段!!とても自分用には買えないなぁ、という価格のものが多いのですが、今回のカステラは1カット260円と買いやすいのもポイントです。

パッケージもかわいい
栗がごろごろ!

山鹿羊羹もこのカステラも、山鹿の栗はなんだかとてもほっこりする懐かしいおいしさがあります。高級な「栗(キラキラ)」みたいな華やかさはないけれど、素朴でホッとする美味しさでした。

熊本展はもちろん、もう少し栗のお菓子の季節が続きます。熊本の栗を見つけたらぜひ味わってみてくださいね。私は山鹿羊羹がおいしすぎたのでもう一回買いに行こうか悩んでいます。

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