共感力 2023-12-12

・『ゴジラ-1.0』を見てきた。寝たくて仕方がないが、これについて書きたくなってしまったので、書きます。



・神木隆之介、凄すぎ。徹頭徹尾それしか思っていなかった。度重なる絶望でどんどん狂っていく様、たまらないですね…

・最後の離陸直後の思わず笑みをこぼしてしまっているようなあの表情も、周りを見渡すような仕草をしているときの目つきも、とにかく不気味だった。ゴジラ見た後にauのCM見たくないよ。

・その一方で、ストーリーが少しスッキリしすぎているなと感じた。話がかなり急ピッチで進むし、起承転結に1つずつの粒しかない。ないのだが、その粒が死ぬほどデカくて質が良いので、わかりやすく感動できるのかもしれない。伏線もわかりやすく貼られていて、見ててヒヤヒヤはしなかったけど逆に裏切りとかのそういったものはなかった。核心に触れない話ばっかり書いてしまうからか、そういうところに目が行ってしまう。わかりにくすぎるという言われたこともあるので、今回のゴジラみたく、ストーリーのあらすじがわかりやすい話も書けるようになりたくもある。

・ただ、最近の作品によくある、エンディングを視聴者に預ける感じではなかったのでそこは嬉しい。小説でもそういうのが流行りなのか「これ結局どうなったんだよ!?」となる話が多くてイライラしていたので、嬉しかった。最後ゴジラ復活してましたけど。あれなんなんだよ。他のゴジラ作品見たことないけどゴジラが完全に倒された話聞いたことないぞ。なあ。

・にしても、神木隆之介、すごかったなあ…絵に書いたような怪演じゃないですか…迫力が本当にすごくて、途中かなり手が震えていた。ドリンクの氷の音がうるさくないか心配だった。



・うーん、ちょっと感想書くの下手すぎるかも。ずっと昔からそうなんだよな。学校の感想文とかも隙自語で埋めてたし。厚みのある感想を書きたいけど、数時間経つと「おもしろかったな〜」しか思い出せなくなることが大半なので…

・映画を見ると、ちゃんとした感想を持たなければならないと思ってしまう。それがわたしの映画への苦手意識の最大の原因だと思う。ドラマだと大衆向けに作られている感じがするのでそういう感覚がなく、割と見れる。ただ考察が発生するタイプのドラマは苦手。

・なんというのだろうか、共感力が高いのか、物語に感情移入しすぎてしんどくなることがかなりの頻度で起こる。それを避けるためか無意識的に全ての創作物をそぞろに見てしまう癖ができてしまい、そのせいでうっすらとした感想しか持てず、こんな文章まで書いてしまう。

・そのくせ、画面の隅から隅まで全部見ようとしてしまうので、入眠に支障が出ることが多々ある。ワンダーウーマンを見たときにそれをやってしまい、2日くらい寝られなかった。しかしわたしだって成長するので、今回のゴジラでは冒頭のシーンをほとんど薄目で見た。タナトフォビアなので許してほしい。


・わたしだってこういうレビュー書きたいです!!でもここまで深く考えられないし、考えたとしても忘れてしまう。

・ただこれだけは言えます。ゴジラは4DXじゃなくていいです。船のシーンで酔います。

・それでは。

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