軽めの地獄 2022-11-26

・書くぞ!!

・こういうのをいつもつい書いちゃうんだけどなんでなんでしょうか。


・最近はというと、めちゃくちゃ外耳炎になっていた。ほぼ完治したので書くけど、なってる最中は日記も書いてられないくらい痛かった。あとなんか書いたら治らなさそうだったから。

・耳の中にニキビのようなものができることは今までも何回かあったんだけど、こんなにしっかり外耳炎になったのは初めてな気がする。原因は耳かきとイヤホン。どうしようもなかった。

・ずーーっとマドラーみたいな細い棒状のものが押し付けられているような感覚。たまにマドラーが牙を剥いて刺すような痛みが走ることもある。ピリッと突然痛くなるんだけど、つい痛い耳の方の肩をすくめてしまうので常にビートたけしのモノマネをしてる人になってしまってかなり嫌だった。

・本当に尋常じゃないくらい痛くて、本当にまともに寝られなかった。基本的に0時に寝て6時に起きる生活をしてるんだけど、痛みで毎日3時に起きて、痛み止めを飲んでまた寝る、という生活を強いられていた。あまりにも情けなくてたまに本当に泣いてしまっていた。

・あとなぜか耳の裏のリンパも腫れていたので口を開けるたびに絶望を味わっていた。顔を上に向けながら口を開けるとそんなに痛くないという今後絶対に使わないであろうライフハックを身に着けた。

・一応痛み止めのカロナールも貰ってたんだけど、痛みが圧倒的に優勢すぎたせいで3時間で痛みがやってきて軽く地獄を見ていた。

・耳鼻科に週2で行ったので2週間くらいで治ったのはよかった。ただこの痛みの再来がこの上なく恐ろしいので2週間以上イヤホンをつけていない。いつもラジオを聴きながら電車とかに乗っていたので最近はかなり暇。骨伝導イヤホンの導入を本格的に検討。


・品田遊の新刊2冊を読んだ。ので感想を覚え書き程度に書く。

・「キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々」はこれぞ、という感じで面白かった。後半につれて思想とかそういう系統の理解に時間がかかる話が増えていく感じがジャンプの掲載順みたいで面白いなと思った。

・筆者のことを個人的にかなり敬愛しているので純粋に勉強になったな。直前に読んだ本などの創作物からの影響をめちゃくちゃ強く受けてしまうのでしばらくはこんな感じなんだろうなと思う。

・問題提起されているものに「わかる〜〜!!」となるものは結構多かったのだけど、それに対する考えの巡らせ方が自分のものとやっぱりかなり違っていて面白かった。インタレスティングのほうの。

・読み切るのにかなり時間がかかってしまったので薄っぺらい感想しか出てこなくてもどかしい。それに加えて本の内容が断片的な感想の連なりなので一貫した感想を持つことが難しい。1つ1つに短い感想を書いたりとか出来たら楽しいんだろうけどそんな時間はあいにく持ち合わせていない。

・物事にたくさんついている窓のシャッターを開けるのが上手いんだろうなあ、とこの人の文を読むたびに痛感する。物事に窓が10個ついているとしたら、わたしが開けられるのはせいぜい2個くらいなんだろうけど、きっとこの人は8個くらいは軽く開けられるんだと思う。

・「名称未設定ファイル」は純粋に面白かったので、短編集なのも相まってか2時間くらいで読破した。今日読み終わったので割と感想が書けるんじゃないか?

・帯に書いてある「ネット世界の虚無を抉り出す」という文章には微塵も嘘が含まれていなかったな。本当にインターネットそのものだった。

・レビューにもちょくちょく書かれてるけど「猫を持ち上げるな」は特にインターネットだった。インターネットそのものなのにそこには生活があって、でもその生活もインターネットが多くの割合を占めていて、みたいな感じがこれまでのSNSを題材にした作品との差を強く感じた。

・SNSを題材にした小説って思ってるよりも多いんですよね。小学生のとき図書室にあった「中学生が軽い気持ちであげた写真で学校が特定されて大変なことに…!?」みたいな本を好んで読んでいた記憶がある。倒叙を読むときに使う脳と同じ場所を使っていた。

・インターネットを始めとした人間を人間たらしめるものについての話が多いんだろうなと思っていたし、実際そういう話も収録されているんだけど、思っていたよりもファンタジーっぽい話が多いのが意外だった。結局わたしの中の品田遊の小説家としての面は「止まりだしたら走らない」で止まっているので、ああいう人間的な話の印象が強かったのもあるんだろうな。

・「過程の医学」とか「ピクニックの日」とか。「クラムゲートの封は切られる」なんて特にな気がする。星新一的というのかな。突然今までのことを全部ひっくり返して因果をもたせる感じがそれに近いなと思った。

・「カスタマーサポート」とか「GIF FILE」はそれの中間という印象を抱いた。インターネットというリアルとファンタジーの境目。こればっかりは品田遊の専売特許なんだと思う。

・それでは。

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