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いつか恋したいあなたへ(J-HOPEのお誕生日に)

J-HOPE、ホソクさん、ホビくん、いろんな呼び方はあるけど、チョン・ホソクさんのお誕生日だ。母国では28歳の、日本では満27歳の誕生日。

私がホビくんを知ってから、まだそれほど時間は経っていない。私はホビくんの去年の誕生日を、過去のものとしてしか知らない。
だから尚のこと、赤の他人である大前提から出発してもまだまだ全然遠いくらい、私はホビくんのことを何も知らない。

けれど、限られた範囲の切り取られたホビくんのことを私はとても尊敬している。いわゆる推しなのだと思っているけど、アイドルを好きになったことなんて今までないから、こういう気持ちを本当に「推し」と言うのかはよく分からない。


私はホビくんに恋をしているわけではない。でも、近い気持ちを言うのなら「いつか恋をしたい」。

責任も、重圧も、自己と向き合うことも投げ出さずに、それでも「とにかく進みながら考える」ホビくんのこと本当にすごいと思う。自分が頑張らないといけない場所を正確に把握しているホビくんはとても魅力的だし、
つらい感情からもしんどい気持ちからも目を逸らさずに、だけどひっくるめてやっぱりJ-HOPEでいようとしてくれるホビくんを、今すぐにでも好きと言いたい。


でも、まだ言えない。まだ堂々と好きだって言えない。
いや実際にはTwitterとかnoteとか独り言なら言える。でも今もし目の前にホビくんがいても、もし何の障害がなくても、多分好きとか応援してるとか言えない。

多分、私はホビくんを好きだと言えるほど、まだ自分のことを好きじゃない。

それなりに生きてる自覚はある。頑張っていないわけじゃない。性格が信じられないくらい悪いとも思わない。容姿は凡庸だけど、愛想はそれなりにいい方だ。仕事は好きだし、責任を持ってやってる。たまには誰かから感謝されることもある。
でもまだ、足りない。足りないのは努力なのか、自分を許容してやる器なのか、あるいはそれ以外の何かなのかは分からない。でもまだ、あと少し。


別に私がどんな人間だろうと、誰かを推したり好きでいる事はできる。でもものすごく勝手な願望を言えば、私はもっと対等な立場でホビくんを好きでいたいし推していられる人になりたい。
「あなたはあなたの世界で頑張っているんだね。わたしもだよ。そしてわたしはそういうあなたが好きだよ。」
って、胸を張って言いたい。

ホビくんに好きって言えるくらい、もっと自分に自信を持ちたい。私は別にアイドルでもないけれど、ホビくんを好きでいる私は、自分の仕事にもプライドを持っていたい。自分の大切なものを大切にするホビくんを好きである私は、私自身も譲れない大切なものを持ちたい。

今、多分私は、ホビくんを利用して私自信を好きになろうとしている。だからいつか、自信を持って直接好きだと言いたい。ステージの上と客席でも構わない。ホビくんがこちらに気づくかどうかは関係ない。ただ目を見て、自信を持って、「私は、あなたに心底感謝してるし、あなたのことがめちゃくちゃ好きです。ありがとう。」と言いたい。


推しへの想いはファンそれぞれあって、「生きていてくれるだけで嬉しいし幸せだ」という意見もある。だけど、私はどうにも、そんな気持ちにはなれない。

もちろん出来るだけ幸せに、健康に、無理せず、楽しく過ごして欲しいと思うけど、それだけじゃ足りない。
他人の人生に口出しする権利がないことは十分承知していて、わがままで、だからこれは勝手な願望だけど

どうかいつまでも、「いつか恋したい」と思えるJ-HOPEでいてほしい。

それがどれだけの重圧か分かっていない自覚はあるし、また、ついて回る重荷を下ろして欲しいという思いも確かにある。でも、やっぱり思うことは、それでも絶対「J-HOPE」でいて欲しい。
身勝手なファンだ。でも、心からそう思ってしまう。
例えばこれから先(できれば、できる限り遠い未来)、彼が今のように踊れなくなったとしても、やっぱりその瞬間自分の一番やりたいことで輝くホビくんでいて欲しい。
いつだって前を見ていて欲しいし、いつだって自分の立場から目を逸らさずに、だけど他に足つけて進みながら考えていてほしい。


27歳になるチョン・ホソクさんへ。
遠い、でも世界の中で見れば割と近い場所から。

お誕生日おめでとうございます。今日の日本はとても寒いです。多分2,3日前、ソウルはもっと寒かったでしょう。
風邪をひかないように、身体に気をつけて。
どうか健康で、出来るだけ楽しく、出来るだけ悲しいことがない一年でありますように。

そしてどうかこの一年も、私の誰かの、「いつか恋したい」存在でいてくれますように。

2021/02/18

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