アイドルヲタクとコンカフェオタクの「痩せなきゃ」への反応の違いについて
ダイエットはむずかしい。万年、あと5キロ痩せたらもっとかわいいことを解りながらも目標体重に一向に届かない人生を送り続けている。学生時代から痩せたいなーの心はずっと続いているから、もはや痩せたい歴8年と言ったところか。この長きに渡り繰り返し行われてきた自分への裏切りとちょっとした失望の連鎖を終わらせることが出来たらきっと自信がつくのだろうとは思う。でもご飯食べちゃう。すみません。🍚。
「無理なダイエットはしないでね」とか言われることがあるけれど、そもそもわたし無理なダイエットとか出来ないから安心して欲しい。はるさめだけとか、炭水化物何も食べないとか、そういうの本当に最大でも3日くらいしか続いたことない。ちなみに最短2時間。しかもその後チョコレートとかを沢山食べて水の泡にするってことを理解しているので私はもうその痩せた方をしようと奮起することすらしなくなった。お菓子だって我慢しすぎたらいつか食べまくるので条件をつけて普通においしく食べることにしている。
容姿に関わる界隈にいると、よく「無理なダイエットしたら2ヶ月で10kg痩せた、けど戻った」とか言う話を聞くけれど、無理なダイエットが2ヶ月も継続できたことがまずめちゃくちゃすごいし尊敬する。私については当たり前のように1日目で挫折する。1回めちゃくちゃ痩せました!みたいな経験があるのってすごいよ、それだけで誇れると思うよ、おんなのこたち。
世の女子が口癖のように言う痩せなきゃ問題について、コンカフェキャスト→ライブアイドル→コンカフェキャスト(つよい)と辿ってきた私として思うことがある。
コンカフェで出会った方とアイドル時代に出会った方、即ちコンカフェヲタクとアイドルヲタクでは、痩せようとする女の子に対しての反応が全く違うのだ。(普段ヲタクという表現はあんまりしっくり来ないので使わないけど、タイトルは分かりやすくそういう事にする。)
コンカフェに通う方に「やせなきゃ」と言うと「全然痩せなくていいよ!!」「むしろ食べな」「(飯テロ画像)」なんて反応が届く。キャストから見てもちょっと衣装が大変そうかもな…!って子でも、可愛ければ「もちもちなのがいいんだよ」などと甘やかしてご飯をあげているイメージである。いや、もちろん人による。しかし、コンカフェの人は全体的に痩せに対して優しい。
その一方で、アイドル時代に出会った方は「やせなきゃ」と言うと「ファイト!」「さらに可愛くなるんだね」「たんぱく質を多くしてPFCバランスをて うんぬんかん」などの反応になる。痩せなくていいのに!と甘やかされることに慣れていた私はその反応にめちゃくちゃ驚いた。でも、私はアイドル界隈的に見たら太っていたと思うので仕方がないことだと納得した。しかし、女からみても細すぎん?となるアイドルのダイエット宣言に対しても「がんばれ!」と言っているのが驚きポイントである。いや、こちらも勿論人によるのだが、全体的な割合で言えばそういう傾向にあると思う。
これは双方の目的の違いにあるのだろう。コンカフェキャストはもちろん容姿は大切であるが、それ以上にトークや心地の良さと言った部分が人気の理由になることが多く、総合力で評価される。また、推しとの関わり方として、お互いの事を知ってもらい合う相互的なものであることからも容姿へのウェイトは低くなる。これより、多少太ってもその子の価値が大きく落ちることは無い。
一方、アイドルはステージが売り物である以上ビジュの良さはパフォーマンスに直結する。どうしたってファンは美しいものを観たいのだ。関わり方についても、自分のことを知ってもらうというよりは推しのパフォーマンスや考えを受け取り続ける受動型であるため、推しが「痩せなきゃ」「痩せたい」と言った場合、それを否定せずに応援 という形になるのではないか。
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どちらがいいとか悪いとかはないが、個人的には甘えさせてくれる方が好きだ。努力はやる時に自分が勝手にするし、勝手に追い込むから、そちらは甘やかしてくれるとバランスが取れるというものです。まぁそもそも痩せなきゃとか痩せたいとか言われると反応に困るだろうからあんまり言わないように心がけてはいる。(言っていたらごめん)本当にやる気のある人は勝手に痩せるのだ。
あんまり痩せたいって焦る気持ちないけど、被写体のして価値のある体になってくれたら助かるので今日もぼちぼちジムに通います。