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桃辿文豪モード(重め)

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「桃辿さん」として、ありのままの感情を綴ったちょっと鋭い、重ための内容を集めました。
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記事一覧

いつかSNSを辞めてやる

もう何回目か分からない。 定期的にやってくるSNS疲れを起こしている。 私にとって、SNSをする主な理由が「楽しいから」じゃなくて、いわゆる「仕事のため」になっているのが、たぶん、良くないのだろう。 ・ 私はメイド業はじめとして、被写体のようなアイドルのような活動をしている。だから、Xに、頑張れる時は毎日、少なくとも週3-4くらいは自分の写真をあげている。 けれど、本当は自撮りしたいとか、私を見てほしいとか、そんなことはあんまり思ってない。月に2回くらい、ひどくかわいい

優良アイドルグループを1年未満で辞めた理由を2年越しに告白する

ちょっと前…と言ってもそろそろ2年前になろうとしているが、私はライブアイドルとして活動していた。デビューは恵比寿LIQUIDROOMワンマン。初日からオリジナル8曲&アルバム公開&衣装2着&コロナ禍とはいえ満席、等々、振り返ればかなり豪華なスタートを切らせていただいたと思う。 5人グループの中で1人だけ未経験というのもあり、最初のパフォーマンスは私だけ酷いものだった。しかし、日々のレッスンやライブを重ねるうちに少しずつマシになったと感じているし、ファンの数も有難いことに右肩

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初めてアイドル現場に行ったとき、変な理由で泣いたこと

初めて地下アイドルのライブを観たとき、ステージを舞うカラフルな色と滴る汗を見つめているうちに、涙が溜まって頬をつたった。 私は、泣いていた。 でもその理由は曲が良かったとか、頑張る姿に感動したとか、そんな綺麗なものなんかじゃない。 ・ 「~~そういうわけで、本当にかわいくてね、推しメン〜ってなるの!ともかくまいるんもおいでよ!」 そこまで言うなら...と、友達に連れていかれたのが私の人生初・アイドル現場デビューだった。 誘ってくれた友達は、自分自身のことが好きだと思う。

【サークル限定】12000文字・秘密の文字箱

すまいるんさーくる(仮)に入ってくれてありがとう! とっってもうれしいです!😭💓 ずっと作りたかったんだけど、いつになっても自信がなく、、。とりあえずはじめればいいと分かっていながら後伸ばしにしまくり、「突然家なしに…」の記事で目標としていた、2023年最後の日になりした。 伸ばしに伸ばしましたが、、! もう!観念して始めることにします!笑 2023年最後のハッピーニュースです! 一緒に喜んでくれたらしあわせ!!! サークル入会特典のこちらの記事は、桃辿さんの、たわい

武器が流れるSNSという川で

―じゃあ、他人の幸福は、何の味なんだろう。 情報の波に溺れ、疲弊した脳の片隅でふと考えた。 情報が武器になるとき人間は基本的に、自分が満たされている時しか人を認めることが出来ないのだと思っている。 例えば、虐待を受けていてトイレに閉じ込められ1日1度の白米しか貰えない子がいたとしよう。(この例えは、昨日読了した52ヘルツのクジラたち:町田そのこ著 に出てくる主人公のことだ ) トイレの中、せめてもの現実逃避でスマホを触っている時に、「今日家族で回転寿司行った〜!おなかいっ

メイド屋さんの憂鬱。

こんなに泣いたのは久しぶりだった。 泣く、という行為は酷くつかれるんだな。 喉の奥があつくて、痛かった。 こんな書き出しの記事を出すのは、私頑張ってるんですアピールをしたいわけでも、可哀想がって欲しいわけでもなく、自己理解の為である。 感情というのはナマモノで、流れていく時の中に溶け、消えていく。その瞬間は衝撃的に心が動いたはずなのに、時が経つと、なんか嫌だったな・なんか嬉しかったな、くらいの解像度になった経験は皆あるのではなかろうか。 だから、この苦々しい感情が感情

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「やばい、もう19歳、20になったらババアじゃんwww」

この界隈にいると そんな会話を耳にする時がある。 ''ババア'' 書くだけで不愉快な気持ちを引き起こす、人のことを不幸にしかしない言葉。これはこの世にある悪口の中で、最も浅ましいものの1つだろう。 何せ、ババアはまろやかに使うことが出来ない。 例えば、悪口として代表的な「ばか」は、愛をこめて「もうっ、ばかだなぁ笑笑」なんて言えるし「アホ」だって「アホちゃうか笑」と、軽い仲良しツッコミに使える。 この悪口は、まろやかだ。 しかし、「ババア」という言葉は「えー、なんか最近

「今日だれも付かなかったから帰るね」と去っていった誰にでも平等なご主人様へ

「今日だれも来なかったから笑 あと1時間あれば別の店に行けるしね」 失望なのか、多少の怒りなのかを露にした笑い方。 けれど不機嫌を投げつけるわけではなく、穏やかに呆れたような、''仕事ができる大人''らしい対応で彼は出ていった。 他のキャストさんが会計してくれた後、お屋敷を出る際にお見かけし、声をかけた際の捨て台詞だった。だから、出ていく彼を止める間もなくて、背中越し、パッシング中の食器を抱えたまま「本当にごめんなさいー!」ということしか出来なかった。 彼は振り返らなかっ

コンカフェは「ディズニーランド」で在るべきか?

''メイドとはキャラの中で生きること。 そしてコンカフェは現実と異なる非日常な空間だ'' かつての私は、ずっとそう考えてきた。 制服を身に纏い、キャストとして生きている間は、普段の自分とちょっぴり違う存在に変身する。 ゲームの世界で、アバターに自己の理想を投影するように、コンカフェという世界ではメイドというキャラクターになりきって、キャラの中で息をする。 そう、例えるならば、コンカフェとは小さなディズニーランドのようだった。 キャラクターとしてのメイド数年前、名古屋で

TOという言葉がひどく苦手な私の世界

''TO''という言葉が、この世には存在している。 これはトップオタク、の略だ。 応援してくれている人達の事をヲタクと総称する世界線で、中でも1番の人を指す言葉。 この言葉を、私はあまり使いたくない。 理由は単純、苦手だからだ。聞いた瞬間、なんとなく、心にもやもやしたものが蓄積される。 世の中にTOという言葉が存在すること自体は別になんとも思わないし、私じゃない活動者達にTOがいようがいまいが興味は無い。だが、こと私を応援してくれている人に関しては「1番」とか、そういう

まぁ人類、大抵の事はふーんで済まないけど

「まぁ160cm44kgのGカップなので大抵の事はふーん。で済む」的な構文が2023年3月現在、Twitterで流行中である。多分そろそろ終わる。 これをうけ、顔だけで戦える系きゅぴきゅぴ女さんや、強スペ良スタイル女さん達がSSRカードばりの渾身の水着写真を構文と共にTwitterにUPしている。 ここで、まず一言 述べさせていただきたい。 この構文使いこなせてる彼女ら!? え!うらやましいんですが!!!!! いやなんなの!公開できる体重とプロポーションと顔だけでフォ

記事になる前の、秘密の下書き

あ 思考が、言葉が、消失してしまう、 やばい、急げ そう思って、メモをはじめた。 思考の狭間を切り取る

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罪悪感と、別れの恐怖を和らげたくて

夜が明けた。 朝読み返してあーーーー、これまた私ってやつは、やっちまったな、とおもった。 まぁわかっていたのだけど。 明日の自分が後悔するかも、なんてこと。 そんなこと、わかっててやってしまう夜がある。 深夜にこってりとしたラーメンを啜ったり、課題を放置してSNSを弄ったり、アニメを見たいから朝まで起きてしまったりした夜は誰しもあるだろう。 そういったのと、同じものたちの延長線上に、私の昨日の記事はあった。 どうやら今の私は''文字を書くモード''になっているようで、

だから、ファンに恋なんてされたくない

こんな記事を世に出すのは現在進行形のキャストとして間違っているのかもしれないし、この記事と出会ったことで、各々のファン的想い人への行いを反芻し、複雑な気持ちになる人たちが一定数いるであろうということは、きちんと理解しているつもりだ。 それでも今夜は、ずっと胸につっかえていた消えない想いを、なぜだか文字に残してみたくなってしまった。こんなリスクのあること、言わなければいいのに、なぜだか伝えたくなる、そういう不思議な感情になる深夜2:00が、私の世界にはあるのだ。 改めて、公