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2020年6月の記事一覧
「エフェメラル・デイズ」宮崎笑子
どこで手に入れたのか覚えていない。覚えていないということは場所が限られる。たぶん、秋葉原のHUBである。きっとぼくはだいぶ酔っていただろう。
なので、本作が横浜を舞台にした小説集であったことを聞いたか聞いていないかも判然としていない。結果的にご本人のツイートが回ってきてぼくはそれを知ることとなり、今回読むこととなった。
なのでぼくは宮崎氏に会った記憶すらほとんどなく、なんどかテキレボ関係の
「PortRay」桜鬼ほか5名(波の寄る辺)
「波の寄る辺」の主である桜鬼(はなおに)氏が主催した合同誌。著者は掲載順に、森大那(もり だいな)、きよにゃ、オカワダアキナ、東堂冴(とうどう さえ)、桜鬼、笹波ことみの各氏。横浜と神戸、ふたつの港町を舞台とした小説群をゆるやかにつないだ合同誌。令和がまさに「船出を迎えた」日に発行された、波の音と潮風のにおいが漂う作品である。
横浜といえば、ぼくもかなり縁が深いまちで、幼少時代と大学時代を過