休職中に筋トレをやってみてはどうですか

こんにちは。SKです。

今日は私が休職期間中にやってみた筋トレについて書きます。

え?
休職中なのに筋トレやっていいのかって?
いいに決まってるじゃないですか。
「心身のケア」のためにやるんですから。

きっかけはお医者様の提案でした。
休職に入ったものの不毛な思考の堂々巡り、地獄のループに陥っていた私。
そのせいか頭痛や不眠、胃腸のトラブルに悩まされていました。
お薬もなかなか効かないし。

そんな私にお医者様が提案されたのは車中泊。
なんか楽しそう。
しかし胃腸のトラブルを抱える私にとって、トイレは死活問題。
逆に、体の調子を整えるために運動しようかなと思うようになりました。

ちょうど近場のジムが入会キャンペーンをやっていました。
「よっしゃ、おら入会すっぞ」と思い、ジムの駐車場に車を停める。
その時気づいたのです。

人としゃべらなければ入会できないことに。

当たり前のことですが、その時はそんなメンタルでした。
30分ほど車内でボーっとした後、スポーツ店へ車を走らせる。
シューズを買って「次こそは」という思いを胸に意気揚々と帰宅。

その後数日脳内で入会手続きのシミュレーションを繰り返しました。
大丈夫。
筋トレガチ勢の突き刺さる目線も想定済み。
これも当たり前のことですが、思い込みのイメージだけで構成されたシミュレーションなどあてにならないのです。

いざ入店。
入ってみると還暦を迎えられた方々多数。
少数ガチ勢は隅っこで細々。
そして入会手続きはリモート対応。
設備案内はスタッフの方のお話を聞くだけ。
私はそれにうなずくだけ。
整理整頓されたトイレもちゃんとある。
「しゃべらんでも入会楽勝やん」などと思っていた矢先、

「何かご不明な点はありますか?」

一気に体中から汗が噴き出す。
「大丈夫ですか?」と声かけられ、我に返る。
「はい、大丈夫です」
(返事できたーっ!!!)
もう一度言います。
当時はそんなメンタルだったのです。

そんなこんなでジムに入会し、YouTubeで自宅ラーニングからのジムで実践という日々がしばらく続きます。
始めは息も絶え絶え、本気で死ぬかと思いました。
手すりのありがたみを実感するほど階段を昇ることさえままならない。
しかし、汗を流すことの気持ち良さを思い出すと同時に積極的に水分をとるきっかけになりました。
(水素水は似非科学だと思っている理科教員がジムに備え付けの水素水を「うめぇうめぇ」とがぶ飲みする絵面を想像していただければと思います)

また、始めた頃に体組成計で体重を測りました。
これまで測ったこともない値の数々。
体重は5kg減少していました。
体脂肪率?よく聞きますね。
26.1%。
いいのか悪いのか?
そして最後に表示されるコメント。
「あなたは隠れ肥満です」
ええ、非常に親切でわかりやすい。
痩せてて体脂肪率が高いという事実を認識し、体脂肪率20%を切ることを目標に据えました。

目標ができたので、それをどうクリアするかにどんどん意識が向きます。
揚げ物大好きでしたが食べる気もありませんでしたし、これはいい機会だと思い「筋肉をつけるため」に食事にも意識が向き始めます。
鶏むね肉、頑張って食べました。
また、味に飽き始めたのもあり、調理をするように。次第に大胸筋と大円筋が少し発達してきました。
「ほぅ」と我が肉体の変化に感心。
ムキムキとまではいきませんが、成果を実感したことで「もっとこうしたい」という意欲が出てきました。
気づけば頭の中は筋トレでいっぱい。
「◯時にトレだから◯時に起きて◯時に食事とって◯時にプロテイン摂取して…」
などと毎日考えると嫌味な教頭先生の顔も名前も思い出さなくなりました。笑

というわけで、私にとって筋トレは、現場に置いてきた心を現場から引き剥がしてくれたものの一つとなったわけです。

ちなみに、学校関係者の皆様との鉢合わせは心配していました。
めんどくさいことは避けたいですよね。
私の場合、所属校から10km圏内にあるジムでしたので無きにしも非ずといった感じです。
24時間営業でしたので夜中に通うことも考えましたが、学生の頃夜勤バイトで体調を大きく崩した経験もあり、出勤ラッシュ時間が過ぎた午前中堂々と通ってました。
ただ、類は友を呼ぶと言いますか。
中には同年代の休職中の方も数名いらっしゃったようです。
(色々なタイミングでそれが判明しました笑)

休職中の教員の皆々様。
ナイスバディを目的にしてもいいと思いますが、仕事のパフォーマンスを落とさない、社会復帰後の身体的な不安を低減するという意味で筋トレに取り組んではいかがでしょうか。
筋トレ、オススメです。
(もちろんお医者様とご相談ください)

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