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客観的な評価が自分自身を育てる

「自分自身を見つめ直すことがありますか?」

ある映画を観てそんなことを考えてしまいました。「完璧な人間などいない」と、私は思っています。もちろん私を筆頭にですよ(笑)。自分自身を俯瞰したときに、ふと見たくないものが見えてしまう、それはあまり気持ちのいいことではありませんよね。それを「反省」して正そうとするのか、「どうせ変わらない」と投げやりになって諦めてしまうのか。いずれにせよ「たまには自分自身を見つめ直す時間をとろう」そんなことを考えさせられました。

自分を見つめ直すことに不得手な人が少なからずいるように、『行政』も自らの取り組みを検証して見直すことをあまりしない。なぜなら行政には企業と違って公平性や継続性も求められ、法令などの規則に基づくのが前提であり、前例踏襲になりがちです。ところが現在の多様性や変革の時代には、そうとも言っていられなくなりました。だからこそ行政も、1月13日付のnoteに著したように『エビデンスに基づく政策立案(EBPM)』が求められているのです。

似たような話を挙げると、以前は『P(プラン)D(ドゥ)C(チェック)A(アクション)サイクル』とも呼んでいました。計画して、実行して、評価して、再び実行する。私も経験があるのですが、そもそも何のためにやるのか、その点をはっきりさせておかないと、やり方次第では余計な仕事を増やすだけになりかねません。サイクルをとにかくまわすことが目的化してしまい、当初の目的『なんのため』からはかけ離れてしまいます。行政で言えば、時代の変化に対応しつつ、住民満足度を高めるために、そのサイクルをもっと進化させながら回し続ける必要があると思っています。

人はどうやって成長するのでしょう。成熟と言ったほうがいいのかもしれませんが、短所を改善することで総合力を高める、長所をもっと伸ばすことで短所を補うことだってあるでしょう。いずれにせよ、自らを分析評価しないことには何が長所で何が短所かも気付かないわけで、ときには客観的な評価は必要だと思います。

まずは自分を見つめ直すことから始めてみませんか。

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