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「車はまだか」 〜我が家を半導体不足が直撃〜

「一体いつになるのだろう・・・」

えっ、何の話かって?

実は我が家の車を買い替えることにしたのですが、納車の見通しが全く立っていないのです。時には我が子の自転車を一度に2台積んで、塾や部活の送迎などで駆け回ってくれていた思い出の車でしたが、子どもたちが成人したこともあり、車検を機にもっと経済的でコンパクトな車にすることにしました。

契約したのが5月。コロナの影響による東南アジアの工場停止なども報じられていた時期で、担当の方に納入時期を確認しても「おそらく秋ごろには・・・」と言葉を濁されるばかり。その秋が到来し、冬もそこまで迫ってきていますが、いまだに「工場のラインに載りました」という連絡もなく、さすがに不安になってきました。

半導体不足が自動車産業に大きな影響を与えていることは、皆さんご存じですよね。

一時期は世界シェアのかなりの割合を占めていた日本も、あっという間に、米国、韓国、台湾等の後塵を拝することに。それが現在の半導体需要の急増により、世界中で半導体の囲い込み合戦が始まると、車だけでなくあらゆる製品が影響を受けることになります。

https://news.yahoo.co.jp/byline/tsudakenji/20210419-00233221

ある経済評論家が「半導体は『産業のコメ』とも称されるものの、現在ではコメがなくても生きていけるが、半導体がなければ生きていけない」と、したり顔で話していました。選挙期間中の某議員の北海道での発言のように、農家の皆さんが聞いたら怒り出しそうですが、それほど半導体抜きでは、経済だけでなく社会そのものも成り立たない時代です。

そんなことを考えていたら、熊本に半導体世界大手『TSMC』進出のニュースが。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cf9ee3ee688653c93fb1b1896ce7b834d3226dd2

経済安全保障の一環として、世界的な誘致合戦を勝ち抜いたとのこと。国内の半導体不足の解消が期待されます。また地域経済にとっても1500人の雇用や波及効果はかなりのインパクトがありそうです。

コロナ前からの課題であった人材不足をどうやって克服するのか、本当に半導体不足は解消されるのか、地場産業の活性化につなげるためには、さまざまな視点から新工場の及ぼす影響や効果に注目です。また2013年に熊本県市は台湾高雄市と国際交流促進覚書を締結しているので、今回の誘致をきっかけに、今後の観光や文化面での活発な交流にも生きてくるかもしれませんね。

https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=15389&class_set_id=3&class_id=616

個人的には「一日も早く新車に来てほしい!」

半導体新工場の完成予定は2024年なので直接関係はありませんが(笑)

熊本で暮らしながら世界とつながっていることを感じさせられた出来事でした。

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