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なぜ今EQ研修なのか

皆さんはEQってご存知ですか?『Emotional Intelligence Quotient』の略で『感情をうまく管理し、利用する能力』のことで、IQに対して『こころの知能指数』とも呼ばれているものです。EQの概念は1993年に初めて国内で紹介されかなり浸透してきたとのことですが、企業の場合は「収益を上げるためにはIQよりもEQを重視すべき」との考えもあるようです。私自身、これまでは聞いたことがある程度でしたが、思い切ってオンライン研修を受けることにしました。

私がなぜ50歳代も半ばになって、この研修を受けようと思ったかというと、もちろん金儲けを目論んでいるわけではなく、今年初めから関わるようになった、社会的養育を受けて育った人たちの自立支援を進めていく上で、その必要性を感じたからです。

より的確な支援を行うためには、まずはその人たちが、何を考え、何を不安に思い、何を望んでいるのかを理解しなければなりません。自分の特性を客観的に評価することは、自分自身の問題だけでなく、他者との関係性においても必要なことなのです。私に対する相手の受ける印象を想定し、私が変わることで、効果的な交流を図っていきたいと思っています。

感情のコントロールについては、以前ノートに書いたことがありました。

https://note.com/s_kohyama/n/n9231f9a1c671

では、EQ研修では具体的にどのようなことがわかるのでしょうか。まず研修を受ける前に受けたのが、『行動特性検査』です。EQに関する250もの設問に、20~30分程度でテンポよく答えていくのですが、その結果が分析されます。

例えば私の場合、平均50点に対して49.5点。24項目の内、高い数値から3項目を挙げてみると、「自己コントロール」「情緒の安定さ」「自己主張」。低い数値からの3項目は、「感情的被影響性」「情緒的表現性(雑談力)」「柔軟性」という結果に。「自己主張性が高く、柔軟性が低い」には思わず苦笑してしまいました。

ちなみに「数値が高いから良い、低いからダメ」というものではないそうで、実際にはもっと細かく分析されています。ここで報告してしまうと、私が丸裸にされてしまうような気がするので、これくらいにしておきますが、「実に的確に捉えているな~」と感心してしまいました。検査を受けている最中は、正直言って「これで本当にわかるのかね??」と、疑ってかかっていましたが、返ってきたシートを見てみると、長年付き合ってきた自分自身の評価とほとんど変わりなく、驚きとともに恥ずかしくもありました。

皆さんも、一度は検査を受けてみるのもいいのかもしれませんよ。「どうせ変わらない」と諦めかけていた自分の性格を変えるきっかけになるかもしれませんから。私の場合は、今回の研修を活かすことで、少しでも頼りになる大人を目指したいものです。

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