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ザ・加藤伸吉・アンソロジー(6)再開で再会、リハビリ的雑談の巻

とても間隔が空いてしまって申し訳ありません!
スタッフの業務多忙などの理由でなかなか更新が出来ませんでしたが、やっと再開できそうです。
まずはとりあえず一回集まりましょうということで、再会。今回はリハビリを兼ねた雑談という感じです。重ねて恐縮です。

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*イラスト新作シリーズとか、原画販売とか*

大須賀:ほんとすみませんでした。最近はどうしてた?

加藤:グダグダしてた(笑)

大須賀:最近、Facebookとインスタでイラスト上げてるよね。あれ良いなー。

加藤:あれは、ほとんどが蔵出し。じつはデビュー前の絵とかもあるんですよ。あと、新作としてはイラスト「居眠り坊主」シリーズを始めている。それを続けていくって感じかな。

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加藤:あと原画販売をやろうかなと思ってるんですよ。カタログをつくってネットで配布して、というような感じで。

トキタ:あ、それなら最近は簡単にネットショップが開店できるサービスが色々あるから、そういうのを使うといいかも。

加藤:へー、そうなんだ。なるほどね。
・・・あ、でも、冊子としてのカタログが創りたいっていう感じもあるんだよね。カタログじたいが作品というか。昔のロックのビラがかっこいいっていうのあるじゃないですか。そういう感じにしたいっていうのもあるんですよねー。

トキタ:あ、それはわかる。

大須賀:あえてカセットテープでリリースする、みたいな感じ?

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加藤:あ、そんな感じかもね。なに今、そういうの流行ってるの?

トキタ:若い子には新鮮、おっさんは懐かしいっていうアナログブーム的な流れで、さらにカセットテープの音の味わいっていうのはレコードとも違うので、ファンがいるよね。

加藤:でもデッキとか売ってるの?

トキタ:マニアはみんな中古あさってる。ナカミチとかむちゃくちゃ高いんだよ。

加藤:結局さ、そうなると、音媒体はなんだかんだ言って全部残ってるね。

トキタ:そうだねー。

大須賀:CD、MD、配信って来て、でも結局レコードとカセットテープ聴いてる、みたいなね。

*そしてなにかって言うとすぐ音楽の話に*

大須賀:加藤くんって、最初に買ったレコードは何?

加藤:えーなんだろう。自分の意思で最初に買ったのは・・・まぁ買ってもらったわけだけど、仮面ライダー。ソノシートじゃなくて、ちゃんと黒いレコードね。本郷猛が歌ってる、ほんとの最初の仮面ライダー。また仮面ライダーの話かよって(笑)、もうそこで人生決まっちゃってるんだよね。しつこいかもしれないけど事実だからしょうがない。

大須賀:人生決まっちゃてるって、そうだよねー。僕はさだまさし「親父の一番長い日」か「太陽にほえろ!」のサントラかで迷って、さだまさしを買ったんだよね。

トキタ:惜しいよね(笑)そこで「太陽にほえろ!」に行ってたら大須賀もちゃんとしたミュージシャンになれたかも…(笑)

大須賀:あはは。そうだよね。でも結局僕は『言葉の人』ってことなのかな、と思って。選ぶべくして選んだということなのかなぁ。
加藤くんは、そのあとはどう進んでいくの?

加藤:仮面ライダーからアニメ・刑事モノのサントラに行って、そんでルパンにぶつかるのかな。2ndシーズンのルパン。大野雄二さんが音楽担当になった最初の。LPのオビに「大野雄二のエクスプロージョン・ミュージックが爆発」みたいなことが書いてあって、僕はそういうジャンルがあると思ってしまったという。エクスプロージョン・ミュージック(笑)

ルパン:もちろん「ルパン三世」のこと。1971~72年にアニメ化。その第1シーズンはテレビ史上初の大人向けアニメとして始まったが、斬新過ぎて視聴率が振るわず、だんだんわかりやすく、子どもも楽しめる作風に微修正されていった。ただ、今となっては、「一番かっこいいのは1stルパンの前半」というような評価も。音楽は山下毅雄。1977年に第2シーズンがスタート。こちらは明るく分かりやすいポップな作品で、今に至る「ルパン三世シリーズ」の原点となった。音楽は大野雄二。山下毅雄・大野雄二どちらの音楽も実に素晴らしく、クラブでプレイされ、多くのサントラ盤がいまも売れている。

大須賀:もちろんサバービアとか渋谷系とかは、ずっと後の話。加藤くんは小学生時代にすでにおしゃれインストの世界へ入っていったのね。

サバービア:90年代に橋本徹が編集していたディスクガイド「Suburbia Suite」のこと。ロック、ソウル、ジャズといった垣根を超え、サントラや世界各国のポップスなど見逃されがちだったジャンルや、軽視されがちだったラウンジ系の音楽なども含め、「いまトーキョーで聴くべき音楽」として並列に扱ったその視点は、多くの人に強い影響を与えた。

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加藤:そうそう。太陽にほえろ~ルパン~STUFFっていうのはあるよね(笑)われわれの通ってきた道として。

STUFF:70年代後半に活躍した、アメリカのバンド。ニューヨークを中心に活動していた手練れのスタジオ・ミュージシャンによるグループで、今も多くのフォロワーを生んでいる。ていうか、カッコいいです、ほんとに。

(このあとしばらくSTUFFの話が続くも、省略)

大須賀:強引に漫画の話にするけど、ここで言うルパン三世は、TVアニメだよね。原作漫画は、あれは大人の漫画だから…僕は小学生のころに本屋でコミックスを立ち読みしてびっくりした記憶があるよ。これはエッチなやつだー!って。

トキタ:連載が『漫画アクション』だしねー。

加藤:そうそう。漫画は、なんなら発見したのは最近だよ。再発見。モンキーパンチさん、ほんとにカッコいいんだよねー。

*書店における漫画の売り場問題について*

大須賀:最近の漫画は読む?

加藤:読まない、読まない。

トキタ:本屋行ってもわかんないんだよね。目的のものを探すのが大変で。棚が出版社別とか雑誌別になっててさ。

大須賀:あ!その問題ね。僕ずっと言ってるんですよ。なぜ文庫本と漫画は棚が出版社別に並んでいるのか。あれ供給者側の都合だよね、たぶん。

トキタ:そうそう。

加藤:あれ作者順でいいよね。

大須賀:書店は、やれることいっぱいあると思うなー

加藤:うん。昔の本屋のおやじは作品のことをちゃんと知ってくれてた。置いてある作家のことを分かってたよね。そんで教えてくれたりさ。

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*ユーフォーとフォーユーの話(偶然に)*

大須賀:ショップの課題といえば、最近、レコードのプレス枚数って少ないから、発売日を調べて行くなり、予約するなりしないと、うっかりすると買えないんだよね。かと思えばいつまでも売れ残っていて半額になったり。

加藤:むかしは発売日なんて気にしなかったよね。店に行って、並んでるものから選んで買ったよね。初めて「明日発売!」て意識したのはピンクレディの「UFO」。小学校のクラスのみんなが知ってて、わーわー言っていて、え、発売日って、そんなのあるんだって思った。すごく覚えてるなー。

トキタ:僕が初めて予約して買ったのは山下達郎の「For You」だから、中学生だね。ただそれは予約しないと買えないとかではなくて、特典狙い。予約すると色々おまけくれたんだよね。ステッカーとか。
今は、予約しないと買えなくなってきてるね。ショップが「ふらっと立ち寄る場所」ではなくなってるんだよね。

加藤:でもほんとはそこ(お店)で磨かれるんだけどね、聴き手・読み手として。なんか残念だよね。

大須賀:流行りモノのチェックとかはするの?

加藤:いや、そういうのはもう降りてるよ。ちょっと前、あいみょんの初期、YouTubeで見てたくらいかな。

大須賀:あ、あいみょんは、いいよね。

トキタ:あいみょんは、おっさん受けするよね。懐かしい。むしろ今の子に受けるのがふしぎなくらい。

加藤:昭和だよね。歌ってる姿なんか矢吹丈かよって思う(笑)

大須賀:ああ。ブルース入ってるよね、声に。あとコブシ。基本3コードのフォークなんだけどさ。そこがポイントかもね。

加藤:そうそう。尾藤イサオ入ってる。

矢吹丈:昭和の大ヒット漫画「あしたのジョー」で真っ白に燃え尽きた主人公
尾藤イサオ:アニメ「あしたのジョー」の主題歌を熱く熱く歌った歌手

トキタ:けっきょく昭和ww

大須賀:音楽以外は?映画は?騒がれてる作品見たりする?

加藤:「座頭市」。

大須賀:え。たけしの?

加藤:勝新の。

大須賀:それいま誰も騒いでないよww

*ここでさらっと大発表*

大須賀:じゃあ、最近、創るほうは?

加藤:んー、いや、さっきも言ったけどぼーっとしてるんだよね。ていうか、んー、考えてる。

大須賀:ああ、でもそういう波は受け入れて、無理しない方がいいよね。

加藤:うん、そうなんだよ。いま谷間なんだよね。でもある日突然「書く!」ってなる日はどうしようもなく来るんだよ。
・・・じつはいま新しい作品の企画があって、その開始待ちでもあるし。それまではちょっとグダグダしていようかと。
何年もアルバム出ないってのも、あるからね。

トキタ:で、久しぶりに出だすとドバドバってのもあるしね。

加藤:そうそう。連載してないと仕事してないって思われちゃうから困るんだよね。仕事してるんですよ。まぁそれを考えてる、っていうんだけど。

トキタ:うんうん、そうだよね。

*夭折の時期を過ぎて*

大須賀:いやしかし、年齢的に、さいきん不安になったりはしない?

加藤:まぁ、不安もあるけどね。

トキタ:不安、あるねー。

大須賀:仕事とか経済もそうだけど、感性が古くなってそれを回りから指摘される・・・あるいは指摘してもらえない不安とか。あと単純に、死がね、近いというか。

加藤:でもさあ、すごい人ほど早く死ぬけど、「若くして亡くなった天才」の時期は過ぎちゃったからね、もう(笑)。20代とか30代ならカッコいいかもしれないけど、今は死ぬには中途半端な歳だからね。早死にでもないし、かっこ悪いよね、いま死んだら。こうなったら長生きしないとかなーと思って。

もう一発くらい「これだ!」っていうのを見つけないとね。もう1回革命があっても良いと思うよ。自分にとっての新しいものをね、見つけるとかさ。

大須賀:うわあ。いい言葉だねぇ・・・なんか、明日からの世界が変わるような言葉を貰いましたよ。

加藤:もうジョンより生きてるしね。でも未だにジョンはおじさんだけど。

大須賀:ジョージなんてお爺さんだよね、20代ですでに(笑)

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*次回は「バカとゴッホ」です!!*

大須賀:さて、ほんと長い中断、ご迷惑おかけしてすみませんでした。そういうわけでこの連載も再開していきましょう。ボチボチね。次回はどうしよう。「バカとゴッホ」について語ってもらってもいい?

加藤:お。いいね。

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大須賀:おー。ありがとう。ほんと大好きなんですよ。今でも、何度も読んでる。なんでこんなに好きなんだろう。たぶん、僕が好きなもの、好きだったもの、通ってきたもの、ぜんぶ入ってるんだよね。東京郊外の高校生活、友情、親、音楽、バンド、ケンカ、いじめ、モノを創るということの高揚と焦燥、かっこいいオトナ、モラトリアム、叶わない恋、結婚、とかもうほんとにぜんぶが。

加藤:あーー。

大須賀:ということで、次回は「バカとゴッホ」です、よろしくお願いします。

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