読了 「不審者 伊岡瞬」

書店のおすすめに置いてあり10万部突破の作品
「この結末にあなたは気づけるか?」という
キャッチフレーズに惹かれ読んでみた。
その大どんでん返しがミソなので、
大きく内容に触れずに感想を。
フリーの本の校正をする折尾里佳子が主人公。
その家族に音信不通だった義理の兄優平が
出てきて物語は進んでいく。
かなりテンポ良く話が進み、
あちらこちらに伏線があるのだが、
そちらも話が進むに連れ回収され、
あれ?あれ?あれ?と言う感じで、
最後はなるほどなと言う所に落ち着いたのだが、
結末は個人的には気持ち悪い。
そう思わせるのが、作者の狙いかも知れないが。
後日談的に物語を作るとすれば、
全部ひっくり返す事もできるかも知れない。
なんかそんなもやもやが残る作品であった。
あまりお勧め出来る本とは言えないが、
さらっと読める本ではあります。

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