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【懐アニメ考察】今でこそウケる?! 「機甲戦記ドラグナー」

こんにちは。
夢を追いかけるKindle作家の【甲斐柱】です。

日曜日のnoteはノンテーマで、
その時に書きたいことを
徒然に書いています。

今回は、1987~1988年に放送された
「機甲戦記ドラグナー」
についてです。

知らない人が多いと思いますが、
「ドラグナー」がわかる人と
気持ちを分かち合えればと思います。

1.「機甲戦記ドラグナー」とは

「ドラグナー」YouTubeより

「機甲戦記ドラグナー」とは…
●1987年2月7日~1988年1月30日に
 放送されたロボットアニメ。
●「機動戦士ガンダムZZ」の後番組。
●製作はガンダムの日本サンライズ。

(現 バンダイナムコフィルムワークスかな?)

当時は
「今(当時)の世代に向けたガンダムを作る」
という触れ込みで、
相当な気合と期待を感じさせた作品でした。

「ガンダム」の大ブームが落ち着いて、
まだ、ガンダムも一過性のものという認識で
今のように一般常識として
根付いていない時期だったからこその
意気込みだったように思います。

2.「機甲戦記ドラグナー」の魅力

「ドラグナー」公式サイトより

作品紹介を詳細に語ると長くなるので
ポイントだけ。

この作品は
主人公たちが、とにかく
「軽い」というか「いい加減」

ともいえるでしょうか。

「今風」の一般人(IT的な専門知識なし)の
3人の若者(上図)が、戦禍の中、
偶然見つけた「軍事機密ドラグナー」。

彼らは深い考えもなく、乗り込んで
パイロット登録もしてしまう。
主人公ケーンに至っては、
機体への登録番号は
適当の極み「1234567」とでっち上げ。

以降、
「軍」という厳しい組織の中にあって
いい具合に「いい加減」な彼らの
軽妙なトークの掛け合いや行動が
特徴的な作品だと思います。

前番組の「ガンダムシリーズ」は
アムロの暗めのイメージが強い作品なので
かなり系統が違うイメージです。

3.今だからわかる「ドラグナー」の魅力

当時は僕も、
かなりの「違和感」を感じました。

ロボットアニメに「ドラマ性」が
求められ始めた時期だったので、
この「軽さ」が異様に映りました。

でも、今、見てみると
これはこれで「アリ」だなぁ
と思いました。


僕も大人になり、
仕事や人間関係などで
疲れる気持ちになることが
多くなりました。

そんな時に、見て楽しむのに
この「軽さ」が、
なんとも心地よいと感じました。


また、今の時代、
アニメも多様化しました。
重厚なドラマ性の高い作品だけでなく
「日常系」と呼ばれるような
「幹」となるドラマが無いような作品も
受け入れられるようになりました。

世の中も、個人の個性が
尊重されるようになりました。

正に、そんな今の時代でこそ
「機甲戦記ドラグナー」は
トレンドのアニメとして
受け入れられそうな気がしました。

ロボットアニメも、
最初はお茶らけていても
最後の方になると、
シリアスな話になることが多いです。

しかし、
「ドラグナー」は少し違った
ように思います。

シリアスな展開は、
ライバルの敵軍エースパイロット
「マイヨ・プラート」が担い
主人公の3人組は割と最後まで
「軽さ」を貫いた気がします。

最終回、敵ラスボスを、
主人公「ケーン・ワカバ」と
ライバル「マイヨ・プラート」が
2人で同時にとどめを刺します。

その時の決め台詞が
マイヨが
「ギガノスの理想のために、死ねドルチェノフ!!」
(うろ覚え、ご容赦)
みたいなカッコいい大義の為だったのに対し
ケーンは、たしか
「お返しだ!ドルチェノフ!!」

(ドルチェノフはラスボスの名前ですが)
ケーンよ…
薄い…薄すぎはしないか…?
ラスボスを倒す心意気としては…


まぁ、
それなりに「お返ししたい目」に
ケーンはあわされていたんですが…

当時でも、マイヨと対照的な、
この心意気の薄さにズッコケたものでした。
(この最終回、見ていたみなさんが
どう感じたのか、興味あります)

しかし、今、思うと
この「軽さ」が「ドラグナー」の魅力であり
「カラー」でもあるので、
それを最後まで貫いたところは
作品としては立派だったかもしれないなぁ、

と今更、思った次第です。

最高にカッコいいオープニングと共に
改めて評価されてもいい作品なんじゃないか
と僕は思いました。

4.YouTubeで見られる!!

「機甲戦記ドラグナー」
今、サンライズチャンネルで
毎週配信がされてます。

毎週1話づつ公開されていく方式です。
常時公開されているのは2話で、
2週間前に配信された話は
消されて更新されていきます。
(1話は継続公開)

今回のタームは、多分第2クールの
13話分くらいの配信かと思いますが
今回のnoteで興味が出た人は
是非、見てみてください。

「新たなガンダムを目指した作品」
が、どんなものなのか。
知っておくのも、アニメ通としては
一興ではないかと思います。

気楽に、純粋に
娯楽として楽しめるこの感じ。
悪くないと思います。

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