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2-2. イジメラレルモノ

イジメラレルモノ

あのあとずっと考えていた。
「味方だよ。誰がなんと言おうとな。」
”俺は何も言ってないぞ…?”
いや、そうなんだよ…そこがわからない…。なんでわかったんだろう…?
おかげで夜しか眠れなかった。
”いや健康的じゃねぇーか。”
ほんとに健康的すぎて僕もびっくり。もっと何かあるかと思ってた。
何もなかったらなかったでいいことには変わりないけどな。

先生「ほらお前ら席につけー」
あれから1週間が経った。
晶たちは相変わらず僕をいじめるし、渉は僕のことをぼっちって呼ぶ。
この世界のどこかでは僕のいる場所とは違って平和な世界が広がってたりするのかぁ。
”そんなこと考えてなんになるんだって話だけど”

午前の授業が終わった。
僕の学校はお弁当OKなので持ってきたお弁当を一人で食べる。
所謂ぼっち飯と言うやつだ。
中3にもなってぼっち飯とかどれだけ友達おらんのよ。
ほんとに…早く渉以外の友達作らなきゃ。
いつものように自分で作ったご飯を食べようと弁当が入ってる包みを取り出す。
”俺こんなふうに結んだっけ”
きったないリボン結びの包みを渋々開けてみると…
中身がぐっちゃぐちゃになっていたうえに中に…何これ…。
僕「虫…?」
そう…弁当の中には、どこから持ってきたのか、スズメバチや蝶、芋虫、蟻やダンゴムシ、ミミズの死骸がぐちゃぐちゃな弁当の中に入っていた。それも潰されていたり、足がもがれていたり、胴体と頭がバラバラだったり…。
晶たちが笑っているのが見える。
”ゔ…やばい…吐きそう…。”
冷や汗が止まらない。今にも胃液が出てきそうな勢いで脳が警報を出している。
顔色が悪いのがわかったのか、晶は
晶「二人とも、屡李を抑えとけよw」
優:がく「りょーかーい♪」
二人の腕が僕を押さえつける。そこに晶が例の弁当を持って僕の目の前に座った。
晶はそれをさらに掻き混ぜて僕の目の前においたのだ。
ニチャニチャ笑っている。
ゔ…。もう…限界…。

今回のお話はここまで。
最後まで読んでくれてありがとう。次回も楽しみにしてくれると嬉しいな。
不定期投稿の僕だけど、たまにでいいから見にきてね。

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