全国CPI、コアコアは減速続くが焦点は来月以降
6月21日(金)に発表された日本の物価変動を示す全国消費者物価指数CPI。5月分は総合指数の前年同月比が2.8%、価格変動が激しい生鮮食品を除くコア指数が同2.5%、より基調的なインフレ動向を表す生鮮食品及びエネルギーを除くコアコア指数が同2.1%となりました。
政府による電気・ガスの物価対策が5月分から縮小されたことや再生可能エネルギー普及のため国が上乗せする賦課金が引き上げられたことを受け、総合指数とコア指数は伸び率が拡大。一方、その影響を反映しないコアコア指数は伸び率が縮小する結果となり、基調的なインフレ動向としては依然として減速が続いていると言えます。
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全国CPIって何?という方は、主な経済指標の基礎知識をまとめたこちらの記事をご覧ください。
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