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マスタープラン以上向け限定記事

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メンバーシップのマスタープラン及びドクタープラン向けの限定記事をまとめました
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記事一覧

【ポイント解説】蘭ASML減収減益、下半期に回復見込む

半導体露光装置で世界シェア首位の蘭ASMLホールディングスが2024年7月17日(水)に24年4-6月期決算を発表しました。四半期売上高は前年同期比9.6%減の62.43億ユーロ、四半期営業利益は同18.9%減の18.35億ユーロ、四半期純利益は同18.8%減の15.77億ユーロ、一株利益(以下、EPS)は同18.7%減の4.01ユーロとなりました。前四半期から反発したものの前年同期比で減収減益が続いています。 この記事では、ASMLの24年4-6月期決算の要点と今後の見通

【四半期投資報告】2024年4-6月期

<読了目安時間:30分> 皆さんこんにちは、池田です。この記事ではドクタープラン以上の方に向けて、2024年4-6月期における私自身の投資をお話しします。私は普段、3ヶ月に一度保有株の評価損益等をまとめておりまして、そのタイミングに合わせてこのような記事を書いています。前回3月末に続いて今回で2回目ですね。 投資額についてはオープンにしておりませんが、ポートフォリオの銘柄比率や3ヶ月間の取引ならびにその理由などを記載します。詳しくは6月29日(土)20時から予定しているラ

【オンライン講義】半導体産業の基礎知識と政策動向

こんにちは、池田です。既にご案内していたように、6月15日(土)と16日(日)のそれぞれ20時から、ドクタープラン以上のメンバーさんに向けてオンライン講義を行います。私が普段、東工大技術経営(ビジネススクールのようなもの)で行っている講義の一部を活用していますので、大学の講義を何となく体験していただく機会にもなれば幸いです。 各回1時間弱を予定しております。事前に資料を以下のURLで配布しますので、必要に応じてダウンロードしてください。オンライン講義のURLも下記に貼ります

日本企業は何社?TSMCの優秀サプライヤー表彰まとめ

<読了目安時間:10分> 半導体受託生産で世界トップをひた走る台湾TSMC。数ある取引先の中から同社は毎年「優秀サプライヤー」を表彰しています。サプライヤーというのは材料や装置を供給(サプライ)してくれる企業のことです。表彰にあたって細かい選考基準は明らかにされていませんので、必ずしも落選した企業がダメということではなく、選出されたサプライヤーがとりわけその年の受賞に値する企業だったと捉えた方がいいでしょう。 この記事では、WEB上で優秀サプライヤーの一覧が公開されている

【保存版】おすすめの投資関連書籍

<読了目安時間:25分> 以前、ドクターメンバーの方からご要望をいただいた「私のおすすめ投資関連書籍」を記事にしました。おすすめと言っても、本を読む目的や読者の投資に対する習熟度によって適切な本は異なりますので、想定読者や読む目的を記載しつつ、簡単な書評を記します。投資初級者や中級者など、どの段階の人にとっても何かしらヒントが得られる本を取り上げたつもりですので、皆さんの参考になれば幸いです。興味のある本がありましたら、私が書くnote記事の副読本としてお読み頂ければと思い

蘭ASML減収減益、日本の半導体株の一角に売り

日本時間4/17(水)14時に発表されたASMLの2024年1-3月期(FY2024-Q1)決算は、四半期売上高が市場予想に届かず。2024年通年の会社計画に変更はないためそこまで悪い結果ではないものの、レーザーテックが大幅安になったり、東京エレクトロンがマイ転するなど日本の半導体製造装置株にも少なからず影響が出ました。以下では、決算の要点と半導体市況の先行きを取り上げます。 注)市場予想は出所によって多少異なります

台湾TSMC 増収増益、AI向け堅調

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銘柄の調べ方・選び方

この記事では4月20日(土)20時からZoomで行う配信で用いる資料を共有します。ライブ配信終了後にはアーカイブのURLを追記します。

ポートフォリオとウォッチリスト

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【お知らせ】第4回オフ会告知

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【株価データ】主要174社、昨年末以来の株価推移

このところ株価の調整局面が続いている日本株ですが、各銘柄は一体どのくらい調整しているのでしょうか?この記事では、3月15日終値基準における時価総額1兆円以上の174社(+2指数)を対象に、①昨年末以来の騰落率と②昨年末以来の最高値からの下落率を計算しリスト化しました。 ①は昨年末からどのくらい株価が上昇しているのか?下落しているのか?を表す数字で、大きく上昇している場合には年初からの株高の波に乗れていることが分かります。一方、大きく下落している場合には、株高の波に乗れずに下

¥300

【気になるニュース】米大統領候補指名争い、スーパー・チューズデー

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新たに公開された「日銀レビュー」の要点解説

2024年2月27日に日銀が「日銀レビューシリーズ」の新たなレポートを公開しました。このシリーズは、過去の物価等を分析することにより、今後の政策決定に資する情報を整理するという目的にて執り行われているものです。 このレポートを受けて日銀の金融正常化への思惑が強まり、27日の東京株式市場では銀行株が堅調に推移しました。レポートにはどのようなことが書いてあったのか?簡潔にまとめましたので、早速見ていきましょう。

【気になるニュース】OpenAIの新技術「Sora」の革新性

<読了目安時間:18分> 米国時間2月15日、米Open AIが動画生成人工知能(Artificial Intelligence, 以下AI)モデルの「Sora」を発表しました。ここで言う動画生成AIとはテキスト情報をもとにAIが動画を作成するというものであり、いわゆる「Text-To-Video(テキスト トゥ ビデオ)」と呼ばれる分類に該当します。私の専門領域のひとつであるAI界隈では既に大きな話題になっているのですが、専門家ではない人にとっては何が凄いのかよく分からな