波動と運動の分離はアインシュタインを引退させる。

以下の質問に答えてみました。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11231378001

光速度不変の原理と同時性の不一致について
文系の私が最近、相対性理論に興味を持ち勉強をしてみているのですが、光速度不変の原理と同時性の不一致に矛盾を感じてしまってイマイチ理解できません。
①まず、光速度不変の原理は、雑に言うと誰から見ても30万km/sで動いている。
→30万km/sで移動する観測者と光を同地点から同時に同方向へ発射させると、1s後には観測者から見える光は30万km先にある。ということですよね?
②分からないのが、
同時性の不一致を説明するときによく使われる、超高速で等速直線運動をする乗り物の中央に光源を置き...(以下略)のやつで、静止している観測者は、光が乗り物の後端に先に着くように見える、というところです。
①では、観測者の速さと光の速さに足し算は通用していないですよね?
②では、乗り物の速さと光の速さに足し算が通用しているように思えて、矛盾を感じてしまいます。

①について、観測者の時間で、例えば、ロケット内部光速と、ロケットの運動速度が同じ場合は、w=√(c²+v²)=√2c、になります、
だから、ロケットの観測者1秒進む間に外の光波(wave)は、1.41c進みます。
https://note.com/s_hyama/n/n9079bb0bc152

②について、ロケットに中の光は等方的に一定になりますが、外の光は①のように別です。同じ光ではありませんから
https://note.com/s_hyama/n/n0403d8c82025

例えば、以下はローレンツ変換の導出でよく見る解説ですが、

一つの慣性系で光速は一定だけど、光速度不変ではないですよね?
相対速度 vで相対運動している 2つの慣性系 K, K’ を考えます。
各時空座標を X(t,x,y,z), X′(t′,x′,y′,z′) とします。
慣性系 K と K’ の空間座標の原点が一致したその瞬間を t=t′=0 とします。

いまその瞬間に原点から放射された光が真空中を伝わるとします。
このとき、この光の先端の波面を K, K’ それぞれの系上で静止する観測者 A と B が方程式で記述するとどうなるでしょうか。
http://butsuri.fun/5843/

答え:w₊>cとして、
1、K:x²+y²+z²=(ct)²
2、w₊=c²/√(c²-v²)、t'=t√(c²-v²)/c、w₋=√(c²-v²)
w₋/t'=c/t
3、K’:x'²+y'²+z'²=(w₊t')²

1の外部の人から視点と3の内部の人から外の光を見た視点は違えど、全く同じ現象で、内外で時間の進み方が違うだけで、ローレンツ変換や光速度不変は全く無用です。
https://www.youtube.com/watch?v=kpQ5jvfrTdo

以下の、1,2,3を同時にスタートさせると、

1、外部に静止した人の光速度:C
ーーーーーーー>
2、外部の人から見たロケットの運動速度:V₋
ーーー>
3、ロケット内部に静止した人がみるロケット内の光速度:C
ーーー>
4、2と3の合成の波動速度、w₊=√(c²+v₊²)
ーーー>--->

1の光の先端と同じになります。
だから、1と3の光は同じ光速度でも、時間の経過が違う系にいるので、別もんなんです。

マクスウェルの方程式や自然が要請しているのは、同じ系の真空中の光速が一定じゃないと、いろいろな速度があると屈折率が変わるので、磁場、電場と相互で伝搬が一定にならないんですが、異なる系で、cである必要はないんです。
ですから波動速度wを導入するというか、波動学には既にある。
運動と波動を分離すると光速度不変やローレンツ変換は全く、ややこしくするだけで無用で、アインシュタインは無用ってことですね。

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