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4/25 書けないを書く

 いつか、この活動を僕の心の出血の記録みたいなものだと言い、「文化的失血」と名付けた日があったと思う。ならば最近は文化的貧血とでもいう事態が発生している。書くことが、ない。頭を絞って絞り切っても一滴も出てこない。油を搾り終わった種子ってゴミになるんだろうか。それとも何かの役に立つんだろうか。まあなんにせよここから咲くことはないのだろうと思う。くらくらするよ、本当に。言い尽くしたわけではないのに、もう何も言わなくていいような気がしている。想定読者がいないことを差引いても、文字書

    • ショートショート 宇宙が見える眼鏡

      「それでは、こちらなどいかがでしょう。」と町の小さな眼鏡屋で紹介されたのは、「宇宙が見える眼鏡」と銘打たれているなんとも不可思議な眼鏡だった。 「宇宙って、宇宙のことですか。」 「はい、こちら今日発売されたばかりの新作でして。ご試着なされますか?」 ならばと掛けてみると、暗黒の中に輝く星々が主張を始めた。星には詳しくはないが、見知った星はなさそうだ。近いものは大きく、遠いものは小さく。当たり前のように宇宙なのだと言われればそう見える光景がそこにある。顔を動かすと、それに

      • ショートショート くたびれるまで

        つい最近、古本屋での出来事だった。適当に手に取った本から針のような管が伸び、男の手首の静脈を刺した。そこから文字を大量に流し込まれて、あまりの量に血管を詰まらせて破裂し、救急車を呼ぶことになった。そうして傷はふさがったものの、血管に残った文字が今も手首に浮かんでは消えてを繰り返しているのだ。そう話し終えた男は「信じてくれるかな」と笑って、手首に残った傷と入れ墨のようになった文字の塊の痣を恥ずかしそうに撫でる。 「嘘みたいな話だけど、嘘をつく理由もないね。信じるかは別だけど.

        • 4/19 シンプルに複雑

           今から言うことは決して「そんなことはないよ!」を求めているわけではないことをあらかじめ言っておかなければ気持ちの悪い言動になるからそうやって保険をかけておくけど、一年前のぼく、明らかに今より文才がある。いや、ぼくの中ではぼくに文才があった時期なんか一つもないので、「ない中ではある方」と言った方が正しいのだろう。なんというか、「気概」を感じられるというか、ぼんやり漫画を読んでゲーム実況を眺めてたばこを吸って飯食ってクソして眠るだけの日常のはずなのに、それをある程度低質なエンタ

        4/25 書けないを書く

          4/18 捨ててもバレないよな?

           あーあ、なんか食べてえなぁ。コンテンツへの飢え渇きを空腹感で誤魔化したりしている。あんまりやりすぎると精神的体調が悪くなりがちだからそこそこに何かを食べなければ……スマホで日記を書くのもだいぶ手慣れてきた。省エネモード!お前の人生ずっと省エネだな。なんて声が自分の中から聞こえた気がするけど、多分これは腹の虫なんだと思う。  最近哲学という難ゲーを齧っている、いや、齧らせていただいているのだけれど、それだけじゃカバーできない娯楽への飢えが出て、ここは非生産的知能労働として謎

          4/18 捨ててもバレないよな?

          4/16 巻末の設定資料、いいよね

           「何人たりともぼくを読み終えた本にさせません。ぼくを本棚に戻さないでください。」と、言ったのはいつだったか、それは定かではないけれど、きっと体感時間が常人の数倍になっていそうな昨今のことだから、そう遠くはない過去だったのだろうと思う。そして、これに関してはその通りだ。よく言った!という感じだ。そこは今でも変わってないんだね。そりゃそうだろ。読み終えて欲しくないね。てことで皆様、これからもご愛読のほどよろしくお願いいたします。  話は変わるようで変わらないけれど、お気に入り

          4/16 巻末の設定資料、いいよね

          4/12 プロジェクト凍結のお知らせ

           速報、基底人格から感情を切り離すのは無理です。おやすみピリド。ゆっくり眠ってくれ。なんていうか、切り離しの時点でもうはっきりと「これ以上は人の領分じゃない」ことに気づいた。  ここまではぼくがあたしンち人格グラグラゲームをしていた時の書き込みである。今は落ち着いている。なんとか。上記書いたことに今も認識相違ない。イマジナリーフレンドは自己防衛のための反応であって、自分から飛び込んではいけない場所だった。最初こそうまくいっていたのだが、ぶわりとピリドのゾッとするような部分が

          4/12 プロジェクト凍結のお知らせ

          4/11 半身の骨をつついて

           ひとまずなんとかなりました。今回は殺すほどのことじゃなくてよかった。他我を自分に潜ませるなら、創作物にする方がいい。タルパを作るのは初めてじゃないけど、二次創作以外だと初めてだからこれは難しい挑戦になる。と思う。実際のところ擬似人格を何度か作ったことはあるけれど、その時は自分の写し身みたいなものだったし……その時の対話形式のnoteもあるけれど、それは徹底した自己否定をするだけの産物だったから、多分真面目に作るのは初めてだ。失敗するかも。まぁぶっちゃけぼくがちょくちょく行っ

          4/11 半身の骨をつついて

          4/9 死

           結局のところ、死がラスボスだ。昨日かどっかに機械になるとかなんとか言ったけど、死を切り捨てられない以上は人間は機械になれない。無理なんだろう。ぐぁぁぁ、無理だよ、無理だ!死はきのこの石づき、植物の根、動物の心臓だ。直視しなければいけないピリオドだ。あっぶね、「感情ないねん」になるところだった。向き合って、無理だと分かった以上は何をすればいいかわかるかな?そうだね、諦めだね。  一回諦めたら全部返って来そうだからしたくなかったなぁ…。

          4/8 哲学的ゾンビは唸らない

           交友関係が狭まったなと感じる。特に不自由は感じない。自分一人で完結しているから。でも、そうだな。ぼくはぼくのことを破壊しかねないような危険な人が好きだ。価値観、人間性、etc…。世界を我が物のように振る舞って、ぼくにぶつけてくる人が好きだ。だからぼくは弱点を晒す。気の迷いでつついたら壊れてしまいそうな場所を自ら差し出す。それはこの間まで人の信頼を勝ち取るための処世術だと思っていた。でも違う。多分好きなんだ、ただそういうのが。自分勝手な奴だなぁぼくは。世界を我が物だと思ってい

          4/8 哲学的ゾンビは唸らない

          解答編です

           12時間経ったので解答編です。ちなみに躍起になって解こうとした人は2名でした。幸福だね。  さて、この暗号、解くにあたっての鍵は三つ。 ①線と点で構成されている ②書き順を示すヒント ③NとAの結合部の欠損  ここまでくればわかるよね。点と線で構成されている暗号で書き順で解釈が変わるといえば、みんな必修モールス信号だよね。書き下すと -・ --- - ・・・・ ・・ -・ --・  よって解答は「NOTHING」でした。難易度は低めだと思います。頑張って解いて解な

          解答編です

          みんなへの挑戦状

          ヒント:書き順が大事だよ。 あと今日の日記を一言で表す言葉にもなるよ。

          みんなへの挑戦状

          4/6 ご、誤解だよ

           ぼくほど誤解されやすい人間もあんまりいないのではないだろうか、って、人間全員が思ってそうだよね。ぼくには人の気持ちなんかわからないし、わかろうとも思わないし、わかってほしいともわかってくれるとも思わないから「誤解」という言葉を使った。模範回答がない問題では何をどうやっても△か×だ。言葉の中から拾える要素なんかたかが知れている。一側面をあげへつらって鬼の首を取ったようにする態度なんか、一瞥だってくれてやりたくない。でも今のぼくならそれを許せるかも!手のひらくるっくるだぁ。いい

          4/6 ご、誤解だよ

          4/5 難しいという刺激

           充足の否定!「足るを知る」の逆である。足りないことにワクワクすることで今のぼくは成り立っている。じゃなきゃ暇なのにこんなに楽しいのがおかしいもん。昨日なんだかんだで本を10頁ぐらい読んでた。今日も同じぐらい読んだ。そこで困ったことに遭遇した。あの、J・S・ミルって有名人ですよね?だってぼくが名前知ってるもん。ここで困ったことには、多分ぼくが知ってる名前ということは、学徒にとっては「中身まで知ってる」ということになり得ることだ。漫画でわかりやすく例えるとNARUTOやONE

          4/5 難しいという刺激

          4/4 IQ2

          Tips:シコった後に本を読むと、人は眠くなる。  暇で暇で仕方がなく、かと言って↑の状態なので本を読む感じでもない。ていうか文字書くのもだるくなってきたな。そういえば今日

          4/3 半歩勢の牛歩

           第三次自殺、完了である。今回もそこに転がっている死体について言及するつもりはない。死体撃ちは趣味じゃないので。本日の進捗、本6頁、映画一本、昼寝を一つ。学問が急に僕に襲い掛かってきてビックリした。哲学って物理学とかの語彙も使うんだね。1頁「読んだ」とするまでに1時間くらいかかったのは初めての経験かも知れない。本当に節操がない学問だな。考えてみれば文学は好嫌、快不快ですんなり消費できるのに対して、哲学というものは正誤、もしくは論自体への「理解」でものを判定するように見える。僕

          4/3 半歩勢の牛歩