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デジタル社会と対人援助職

新型コロナウイルスの感染者は日々激増していて、他人事ではないですね。
自分も職場も気をつけてはいますが、正直言ってとても心配です。

僕らの対人援助の仕事は、人に会ってなんぼの仕事。
利用者の人を直接的に支援し、近距離で接したり、触れたり、話したり…。

でも、世の中は、新型コロナで在宅勤務をする職場は一気に多くなりました。
TVでも、電車でも、在宅勤務を推奨する声は多く、感染拡大防止には有効であると僕も同意見です。
ヤフーニュースには、コロナ需要でzoomはダウンロード数が25万増だとかで…。

パンデミックが社会変革を起こすきっかけになるとすれば、これからはどんどんデジタル社会へ進みそうな気がします。

それに比べて僕ら対人援助の職場は、アナログ文化が根強くあって、PCより手書き、データより紙文化です。
もちろん、利用者の方は職場におられるから、職場に行かないと会えないし直接支援もできないから、職場でできることは職場にあって、職場以外で支援(仕事)するってことはそもそも発想としては少ないものです。

これは、僕もそう思います。

デジタル社会と対人援助。
これってどんな風に融合していくことが望ましいのでしょうか。

新型コロナは、治療薬やワクチン開発にまだまだ時間がかかると言われていて、終息はオリンピックが開催される来年までに間に合うかどうか微妙なようです。
そうすると、ウイルスとの共存を長い目で考えていく必要があって、感染拡大が激増しそうな大きな事業所、特に直接支援の場面が多い生活支援系の事業所は、今後のあり方を考えた方がいいものなんでしょうか。

入所施設や病院など、大規模集約型から分散個別型、地域分散型にすることがいいのかとか、5Gやロボット・認証システムなどで業務効率を図って直接支援に専任できることを増やし、結果的に人員を減らすことが感染拡大防止につながるのでしょうか。

対人援助の仕事は、支援者がいないと成り立たない仕事である一方で、支援者がいることを当たり前と思ってしまっていて、デジタル化における人員減少が支援サービスの質を悪化すると思いがちなところもあります。
そう考えると、今の現状に慣れすぎてしまっていて、結果的にデジタル社会への変革スピードについていけなくなる可能性もありそうです。

僕にはまだアイデアがありませんが、対人援助の仕事は「在宅ワークではできない仕事」ってことは間違いないように思います。

でもでも、デジタル社会へと加速する現代は、便利なものもどんどん開発されているので、遅れをとらないようにしたいです。

対人援助職×デジタル社会。
利用者の方にとって有益となる融合の在り方を考え続けたいです。

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