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【ポケモン】はがねタイプの好きなポケモンについてランク表を考えてみた【ネタ】

 突然ですが、私が一番好きなポケモンのタイプは「はがねタイプ」です。はがねポケモンは大体好きなのですが、この「好き」という言葉にもやはり強弱があります。

 そこで好きなポケモンたちの「どのくらい好きか」について整理してみた思いました。最初は全はがねポケモンのランキングにしようと思ったのですが、一生纏まらない気がしたので今回はランク表の作成ということにしました。


ランク表のルール

①はがねタイプを含んだポケモンをランク表の対象とする
 はがね単タイプ、複合タイプも、フォルムチェンジやリージョンフォームもではがねタイプが追加されるポケモンも対象とします。なお、ランク表作成現在のポケモンシリーズ最新作『スカーレット・バイオレット』までに登場したポケモンで考えます。

②進化するポケモン・フォルムが複数あるポケモンはセットで考える
 進化で姿が変化したり、フォルムチェンジなどで見た目が変わったりするポケモンはそれらのデザインの連続性・非連続性なども魅力の1つであり、これを分けて考えるのは難しいと感じました。私としても「このポケモンは中間進化が一番好きで…」みたいなケースもありますが、あくまでそれら全体に対する好感をランクに反映していきます。作成した表には代表として最終進化・基本のフォルムを表示しています。

③「好き」の評価点について
 これはルールというより私の趣味嗜好の話なのですが、このランクには「外見がはがねポケモンらしいか」が強めに反映されています。一口にはがねポケモンと言ってもそのタイプになっている理由の切り口は意外と多いため、外見も千差万別です。ただ、私としては「好きなはがねポケモンって言われると、はがね感が強い方が高得点になりがち」と先にお断りさせていただきます。


ランク表発表

 前置きが長くなりましたが、こちらが私の考えた「はがねタイプの好きなポケモンランク表」です。ここからは各はがねポケモンについて「このランクになった理由」を含めた感想を述べていきたいと思います。それでは、ランクの下位から紹介させていただきます。


Aランク

 一番下のランクですが、等しくはがねポケモンのことは好きなのでAとしました。ただし、やはり下位層ということでコメント部分がややネガティブになってしまった気もします。気分を害されたら申し訳ございません。

・ディグダ、ダグトリオ(アローラのすがた)
 ディグダに毛を付けよう、からアイデアが始まって後からはがねタイプに設定したかのような風貌が少し残念に感じています。サラサラヘアーのダグトリオは間違いなくインパクト抜群ではあるんですけどね。

・クチート
 おそらく二口女がモチーフと言われているのポケモン。ですが、なんというかデザインに金属っぽさがないうえ、妖怪に類するゴーストも付いていない不思議なタイプ設定がされています。メガシンカ後も金属要素が増したりはしませんが、デザイン自体は可愛いと思います。

・ジラーチ
 彗星のイメージから連想を経てはがねになったんだろうなぁとは思うのですがが、全くビジュアルにはがね感がない。ただ、幻のポケモンで初めてのはがねタイプというブレイクスルーを起こしたうえで、映画のメインを張ったりなど八面六臂の活躍をしているすごいポケモンだとは思っています。

・ミノマダム(ゴミのミノ)
 ミノムッチの頃にあった針金要素がなぜかなくなった結果、はがねっぽさがなくなってしまったのが悲しい。鉄の板でも素材にしている感じがあればよかったのですが…

・ルカリオ
 手の甲や胸部にあるとげがはがね要素…かと思いきや、金属なのは体色が黒い部分という不思議な設定を持ちます。また、はがねというよりは「はどうだん」を筆頭としたとした格闘タイプの印象が強かったり、動物要素が大部分を占めていたりすることが要因となりあまりランクが上がりませんでした。メガルカリオは追加された赤色が映えていてカッコいいと思います。

・コバルオン
 色のコバルトからポケモンを考え始めて、コバルト鋼からはがねタイプにするという連想は好きなんですが、実際に鉱物要素が角のみなのが惜しく感じます。SVでは角の描写がとてもメタリックで綺麗な点は必見です。

・トゲデマル
 ピカチュウ枠唯一のはがね複合という唯一無二の特徴があるポケモンです。一方でマスコットとしてデザインされている都合、生物的な要素が強めなのではがね感は薄く感じました。

・ソルガレオ
 やや流線形なたてがみを持つライオン。コスモウムのデザインを顔に強く反映しており、「進化する伝説」という個性が良く表れたデザインだと思います。しかし、太陽だったら素直にほのおタイプで良かったんじゃないかと思わざるを得ないです。太陽なのにほのお弱点。

・テッカグヤ
 「ロケットのポケモンははがね・ひこう複合」と「かぐや姫の竹はロケット」というアイデアと合体させた結果、竹からくさタイプが消えたポケモン。この秀逸な発想とデザインは間違いなく素晴らしいのですが、はがね感は残念ながら感じられず…

・カミツルギ
 名前に剣が入っていますがデザインに全く刃がない上に、紙っぽさが強すぎてはがね感がありません。設定的にも鉱物との関連が示唆されていないのでくさ単タイプでも良かったんじゃ?と思わなくもないです。デザイン単体は「和」って感じが強くて好きです。

・ネクロズマ(たそがれのたてがみ)
 ソルガレオを吸収したネクロズマのすがた。ソルガレオ部分の体が黄色く輝いているのが特徴的ですが、結局のところはがね要素がないんですよね。むしろプリズム(水晶)の要素からいわタイプっぽさを感じるのですが、そもそもネクロズマ自体がなぜかエスパー単となっています。タイプの謎。


A+ランク

 続いてはA+のランク。Aランクよりはがね感を強く感じていたり、ただただデザインの好みが合っていたりするポケモンがここに入っています。

・サンド、サンドパン(アローラのすがた)
 こおり・はがねの複合タイプであり、メジャーな4倍弱点を2種も持っていることで有名です。はがね感に関しては本当に薄いのですが、固い氷・鋭い氷という氷に対するモチーフへのアプローチの変遷や、原種からのリデザインの面白さなど「単純にデザインが好み」なのでA+としました。

・ニャース(ガラルのすがた)、ニャイキング
 考えてみれば頭に小判ついてるならはがねタイプの素質があったなと納得させられてしまったリージョンフォームです。特にニャイキングの「爪を合わせて刃にする」というモーションがシンプルにかっこよくて好きです。

・ダイノーズ
 進化前が方位磁針なら磁力が強くなると砂鉄がいっぱいくっつく、というのは子供の理科知識でも分かりやすい連想で素直に感心しています。しかし、「いわ・でんき複合でも良かったのでは?」という感じがすごく、テンガンざんでの進化ギミックが廃された現在「かみなりのいしで進化する非でんきポケモン」になってしまいました。

・ディアルガ
 4脚のドラゴンに金属のアーマーパーツを付け、ダイヤをあしらったようなデザインで正統派にカッコいいとは思います。羽のないドラゴンだと寂しくなりがちな背中側を扇のように展開した金属でカバーしているのもセンスを感じます。一方でオリジンフォルムはよりダイヤっぽさが強まってしまったのでいわタイプ感がすごいです。

・ドリュウズ
 モグラ+ドリルという分かりやすいモチーフのポケモン。しかし、ドリルを手に持っていたり、両手がドリルだったりするのではなく、頭と両手の金属部分が合体してドリルになるギミックを採用しているのがポケモンらしい「ひねりの効いたデザイン」で好きですね。

・ヌメイル、ヌメルゴン(ヒスイのすがた)
 原種にあったカタツムリの要素に着目し、それを金属の殻にしたのはシュバルゴ(およびチョボマキ)っぽさを感じます。体を占めるはがね要素の割合が多いのでタイプの納得感も強くて良いデザインだと思います。

・クレッフィ
 鍵の妖精なのではがね・フェアリータイプ、というのが私には全く思いつかなかったので「面白いこと考えるなぁ」と感嘆した記憶があります。デザインとは少し違いますが、金属がぶつかるような鳴き声も秀逸です。

・メルタン、メルメタル
 液体金属とナットというめちゃくちゃはがねタイプなビジュアルをしたポケモン。しかしながら、しっぽのような導線からでんき複合かなと思ったのに単タイプなのが意外でしたね。あと、認知度が低いのですがメルメタルにはキョダイマックスの姿が存在し、すらっとした美脚になります。

・ゾウドウ、ダイオウドウ
 名前に「黄銅」とある割に体色はどちらかというと「青銅」な象のポケモン。体形が丸かったり、角ばっていたりとやたらデフォルメが強いのはおもちゃのようなモチーフもあるのかなと思ったり。打って変わってキョダイダイオウドウは2足で立ち上がり、さながらガネーシャ像ですが象ってくらいしか関連がない気もします。

・ザシアン(けんのおう)
 剣をくわえた狼ですが、それ以外にも羽っぽい装飾も増えてより王っぽいヒロイックなすがたになっています。ただ、動物に剣という「握って持つことを前提としたもの」を「くわえさせる」というそもそものコンセプトに少し違和感があります。狼なのに吠えづらいじゃないですか。

・ザマゼンタ(たてのおう)
 盾が狼に合体して大きな金属製のたてがみに変化しており、対のザシアンよりデザインへの納得感があります。左右についた装飾がきょじゅうだん使用時に中央に合体、金属部全体が巨大な盾になるギミックは結構好みです。

・カヌチャン、ナカヌチャン、デカヌチャン
 鍛冶の妖精ってことで金属ハンマーを持ち歩くポケモン。シルバーとピンクのはっきりしたカラーリングは初遭遇時のタイプ推測にも優しいくらいの分かりやすさですね。ただ、設定上はアーマーガアの天敵とされているのにゲーム上の相性はそうでもないのだけなんとかして欲しかった…

・サーフゴー
 コインを集めまくったコレクレーがその金属要素をタイプに反映したすがた。コインの配置を変えることでサーフボードを展開することができるという特徴がありますが、ゲーム内でその姿を見た人はあまりいない気がします。こんなにサーフィンできそうなのになみのりも覚えないし…

・テツノカシラ
 「テツノ」から名前が始まる未来パラドックスポケモンの中で数少ない「はがねタイプをちゃんと複合しているポケモン」の1匹で、メカコバルオンです。メカになったから当たり前ですが原種よりはがね感が強く、レーザーブレードを使うおかげでこっちの方が剣士っぽい気さえします。


Sランク

 とうとうA+を越えてSランクに突入しました。ここから先のポケモンは「好き」の先、「かなり好き」に該当するポケモンたちとなっていきます。

・フォレトス
 松ぼっくりがまさかの重装甲化し、要塞と化した立派なはがねポケモン。フォレストとフォートレスを組み合わせた秀逸な名前も好きです。後は何より「暗闇から目だけ覗いている」デザインがモンスターの特徴としてかなり刺さるやつなので自分の中で高得点ですね。

・エンペルト
 御三家唯一のはがね複合でくちばしの上部がトライデントのような形状になっているデザインが生物としては異質ながらもカッコいいですよね。正直初登場の世代でははがね感をそこまで感じていませんでしたが、SVのCGモデルでは翼のふちが美しい金属光沢をしているのを見て印象が変わりました。

・タテトプス、トリデプス
 プロトケラトプスなどをモチーフとした恐竜のポケモンで、はがねの固い盾を構えたがっしりとした風体が勇ましいです。特にトリデプスは模様や角の配置から「砦らしさ」がばっちり出ていて頼もしい顔になっていますが、盾のない後ろ姿が案外可愛いので是非見てみて下さい。

・ヒードラン
 ほのお・はがね複合を金属と溶岩の要素で表しつつ、それを4脚の生物として仕立て上げる発想が面白いポケモンです。一方で生物らしいそのビジュアルに対して、特定の生物をモチーフにした様子がない点や、瞼がないという異質な特徴も気に入っています。

・マッギョ(ガラルのすがた)
 原種が痺れ罠だったのに対して、より殺意の高いトラバサミになってしまった恐ろしいポケモンです。ちゃんとゲーム上でもモンスターボール色をした口だけを地上に露出して獲物を待ち構えている姿を確認できて感動した覚えがあります。よく見ると口もギザ歯になっているのが芸コマポイント。

・コマタナ、キリキザン、ドドゲザン
 防御手段としてデザインに組み込まれやすい金属要素をとにかく攻撃手段としてちりばめているのが目立ちます。特に共通する肋骨のように配置された刃のデザインが好きです。ただ、ドドゲザンのデザインに関しては急に出た和要素のせいで少し浮き気味なのが気になるところ。

・マギアナ
 優しい表情の似合うマスコット系ロボットポケモンです。その一方で手が花弁のように展開するギミック、そこから専用技「フルールカノン」をはじめとした攻撃の射出口となる設定に魅力を感じます。普通にきれいな花も出せるんですけどね。

・アーマーガア
 鋼鉄の鎧を身に着けたカラスということで、ヤミカラス・ドンカラスとは違った凛々しさを感じます。全身の色がほぼ同じなのでイラストだと分かり辛いのですが、SVの質感表現だとどこまでが鎧でどこからが羽毛か分かりやすく、見ていて面白いですよ。キョダイ化したときはダイマックスの赤色が全身に配置され攻撃的な感じでカッコいいと思います。

・ジュラルドン、ブリジュラス
 ジュラルミンでできているドラゴンで角ばった風貌からもはがね感が強い理想的なビジュアルをしています。しかしながら、キョダイジュラルドンは何故か高層ビルというはがねの体表と無関係な姿になるし、ブリジュラスのデザイン要素「橋」にはジュラルミンが向いていないなど、絶妙に他のモチーフとの噛み合いが悪い印象があります。

・テツノワダチ
 元のドンファンから変化し、ベルトのみ回転して移動できるようになっているのが実に「進化」を感じます。ロースト砂漠を爆走する姿も印象深いですね。代わりに立派だった足はかなり細くなってわずかな歩幅しか移動できなくなっているのも可愛いです。あと、テツノカシラが来るまで未来パラドックスの唯一のはがねポケモンだったことも強く記憶に残っています。


SSランク

 Sより上のSSランクです。友人などとはがねポケモンのことを話題にする際に、優先的に上がってくる対象と言った印象があります。

・ハッサム
 言わずと知れたはがねタイプの大人気ポケモンですが、改めて見ると体色を進化前の緑から一転して赤にするのは相当攻めている気がします。一方でその体表の丸みや光沢などからはがね感はあるので不思議なデザインです。メガシンカ時は全体的にシャープさを増し、攻撃的な感じがカッコいい。

・エアームド
 ぶんるい「よろいどりポケモン」とあるように、鳥が鎧を着こんだようなデザインで全身が銀色をしているのですが、内側の羽の赤色がとても映える配色になっていて美しいです。羽毛が見られないつるつるデザインからはメカっぽさも感じられるのが良いですね。

・ココドラ、コドラ、ボスゴドラ
 「鋼の鎧を身に着けた怪獣」というアイデアとそれを見事に実現したデザインが完璧です。特にココドラ・コドラで見られる鎧の穴部分がボスゴドラになった時に角が出る場所になっているのがよく考えられてるなぁと思います。また、メガボスゴドラも「第二形態」って感じでパーツが増えていて好きです。

・ダンバル、メタング、メタグロス
 鋼鉄の塊がぶん殴ってくる殺意あふれるポケモンたち。実はデザインはダンバルが一番好きなので「進化するたびに好みから少しずつ離れていく」という感じです。単眼で浮遊しているミステリアス感が好きなんですよね…
 とは言ったものの、全然嫌いになっているわけではないのでランクはSSで間違いないです。メガメタグロスに関しては「戦闘マシーン」と化したそのすがたが結構気に入っています。

・シュバルゴ
 日本固有種の虫「マイマイカブリ」から連想して「カタツムリの殻の奪った騎士」を生み出すセンスがすごいと思います。はがね要素として鎧があるのはもちろん槍も兼ね備えているのがポイントが高いです。騎士然とした姿を強調すべく足を廃して「騎乗をしている風」なデザインになっているのもいいのですが、どうやって浮遊してるんでしょうね…

・ゲノセクト
 古代の虫を復元してロボット要素も足しました、という欲張りポケモン。ロボットらしく変形機構もあるし、背中の大砲から出る技もカセットによってタイプが変わるという豪華仕様で流石幻のポケモンだなと言ったところです。特に気に入っている部位は実に機械らしい目です。

・ツンデツンデ
 群体である生態、体の線や目を正常時に青、警戒時に赤に変化する点などから機械的な印象を受けます。そのため、岩と鉱物の要素を足した他のいわ・はがね複合とはまた違った観点でのタイプ設定となっている点が面白いですね。

・ブロロン、ブロロローム
 車のポケモンもいつか登場しそうだなと思ってたいら、エンジンのポケモンになるとは思いませんでした。特にブロロロームは口が目より上にあったりとかなりの異形であり、まさに「モンスター」な攻めのデザインを感じます。また、複合したどくタイプの要素としてエンジンの排気を持ってくるセンス、マフラーの出口が毒をイメージしたであろう紫色な部分も好きです。

・ミミズズ
 細長い体のはがねポケモンということでハガネールとのシルエット被りが危惧されそうなところにサイズの違いや、体表面の質感の違い、なにより環帯からこぶしが出るという差別化が図られたすごいデザインをしているポケモンです。そのうえで顔はどこか可愛い系であり、不快感を感じる人も多いミミズというモチーフをうまく調理していると感じました。


SSSランク

 とうとう最上位のランクです。ここに該当するポケモンは「好きなはがねのポケモンは?」と聞かれたときにほぼ最初に出てきたり、fitなど何かしらのグッズを所有していたりします。

・コイル、レアコイル、ジバコイル
 初代から登場する元祖はがねポケモンの系譜です。正確には2世代からはがね複合になったので後天的なタイプの獲得とはなりますが、はがねタイプを冠するにふさわしい金属球のボディと印象的なネジのパーツが特にデザイン面で目立ちます。また、「単眼の無生物」から「複数個体の集合」、そして「融合」といった進化するごとに起きる変化も面白いです。

・ハガネール
 岩石と蛇を組み合わせた姿から鋼を身にまとった進化を遂げて生まれたポケモン。はがね複合の動物ポケモンというデザインにおいてこれ以上ない「正解」のように思います。牙の数にに性別差があったり、体節から一部にアクセントのように突起が出現しているのも好きなポイントです。メガシンカ時は「たくましい」一辺倒だった基本の姿から突起が結晶に変化することで「うつくしい」の要素が追加されるなどする点が気に入っています。

・レジスチル
 ザ・無生物系はがねポケモン。同じく無生物系なコイルなどにあったマスコットっぽい目すら廃しており「対話不能感」が強調されている点がクールです。また、単なる金属球のボディではなく、顔や腕に該当する部分が黒いことで金属の鎧とのコントラストが生まれて美しいデザインとなっています。こんなに固そうな見た目をしていますが、その体は存外柔軟に曲がるうえに、中身は空洞なので結構軽いというのも語るうえで欠かせないポイント。

・ドーミラー、ドータクン
 銅鏡が進化して銅鐸になる、というモチーフがマニアックなポケモンです。逆に子供が学校の授業で習うものということで、記憶に残りやすいと思っての起用なのかもしれませんが。そんな非生物をモチーフにするにあたってやりがちな「表情を付ける」といった行為が一切ないのが特に好きなポイントです。色違いが金色になる傾向が強いはがねポケモンの中で「錆びたような緑色」になる点もセンスがいいな思います。

・テッシード、ナットレイ
 ひっつき虫こと「オナモミ」をはがねタイプにするアイデアがまず面白いですね。そして洞窟に生息する草タイプ、天井から襲い掛かるといった個性を生み出しつつ、それらを納得させるとげの多いデザインが上手くまとまっています。また、その生態から必要ないと判断されたのか明確な口が存在しないのも寡黙な雰囲気を出すのに一役買っています。

・ギアル、ギギアル、ギギギアル
 第5世代におけるコイル枠です。しかし、コイルと違って顔っぽい模様こそあれ、それが顔かは分からないという奇抜な出で立ちをしており、その模様すら進化で1つ失われるという、とてもコミュニケーション可能な存在とは思い難いビジュアルをしています。しかし、そんなビジュアルこそが「モンスター」みを強く感じて好きです。

・アイアント
 ポケモンで意外と珍しい「頭部」、「胸部」、「腹部」がしっかり分かれており、3対6本の足がある正統派昆虫ポケモンと言えます。ですが、その全身ははがねタイプらしい灰色で体にはビスのような模様もあるため「鋼をまとったアリ」、または「アリ型ロボット」といったスマートなデザインになっておりカッコいい。個人的には鋭い目つきの赤い眼光が好きなポイントです。

・ヒトツキ、ニダンギル、ギルガルド
 剣とゴーストとかいう男の子の好きそうな要素が合体したポケモン。進化ごとに剣が増えると見せかけて盾が追加されるのは意外性もありつつ、剣から発展した「騎士」の要素を強めるすごいアイデアだと思っています。また、抜刀・納刀の概念があって各種モーションが凝っているのも見どころで、特に好きなのはニダンギルの2つの刃が連携して回転する攻撃時モーションです。


振り返り

再掲

 ランク評価を作って思いましたが、やはり「体色に灰色や銀色が入っている」ことがこれだけではがね感がグッと増す要因であり、ランク上位の条件の1つになっていますね。差し色は赤や黒を好んでいるのかもしれません。

 また、外見に関してはたびたび触れていましたが「生物系より非生物系のデザインが好き」という傾向も分かりました。そうです、はがね以外ではソルロックやフリージオなども好きです。自覚はあったのですが、表になるとかなり自分の趣味の方向性が直視できるなぁと思いました。

 一方で「昆虫系のポケモンも上位に多い」のも特徴でしょうか。むし・はがね複合は5種も存在しますが全員S以上なので、自分の中でこの複合自体がドストライクなのかもしれないです。


おわりに

 今回、自分の好きなポケモンのタイプについてランク表を作ってみようと軽い気持ちで書き始めたこの記事ですが、実に9000字を越える長文になってしまいました。ここまで読んでくださった方に感謝いたします。

 実際に好きと思っていた対象について「どこが好きなのか」について考えて文章を組むのは想像以上に難しく、自分の「好き」がかなり感覚的な物だったのかもしれないと思いました。一方で、起こされた文字を見ながら「こういう所が好きだったんだよな」と反芻するのもまた面白かったので、是非皆さんもポケモンに限らず好きなもののランク表を作ってみてください!

 それではまたどこかの記事でお会いしましょう!

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