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【視察記録】尾道「観光拠点「ONOMICHI U2」と日本遺産「箱庭的都市」「村上海賊」「北前船」

人生で2回目の尾道。ここは、海が近くて瀬戸内海を感じる好きな町の一つ。



尾道の駅から徒歩7分のところにある「ONOMICHI U2」は、しまなみ海道の起点に位置し、海に面し最高のロケーションにあります。1943年に建てられ、使用されていた元県営倉庫をリノベーションし、2014年にオープンしたこの施設は、尾道のイメージも大きく変えたと思います。
今まで通過していただけの尾道へ、いかに長く滞在してもらうか、自転車利用者のサービスの充実や外国人向けの対応なども丁寧に行われておりました。この施設は、広島県が主催する「設計と事業をセットで提案するプロポーザル方式」で生まれました。民間事業者としっかりと連携することで、課題をしっかり認識し、綿密にニーズを把握し、事業性を考えることで、より観光客にとって利便性が良くなります。また民間事業者の中に地元出身入る事で、地元地域と親和性のある関係性が生まれていると思います。

《日本遺産》

尾道市では、「箱庭的都市」「村上海賊」「北前船」の日本遺産があります。近隣の市町村とも連携した認定となっています。

尾道市の日本遺産の取り組みとして一番参考になる点は、3つあります。一点目は、市のまちづくり政策と連動していること。まちづくり推進課、政策企画課が連携して、取り組んでいること。二点目は、財政企画部の中に日本遺産を担当する文化振興課があること。他の所管との連携が多くあり、予算の獲得の動きも必要なため、財政企画部内に配置されている。三点目は、プロモーション活動における視点場の設定です。「尾道といえば、ここ」というようなプロモーション活動する上で大切な点となります。観光客にとっても目的地が明確になり、導線や観光ルートの提案もしやすくなります。
一方、課題としては、日本遺産の活動を自立自走の仕組みにしていく点です。これについては、事業性も求められます。尾道市では、観光税や駐車場料金の上乗せなどを検討するとありますが、検討課題も多いと思われます。

尾道市では、大変参考になる視察でした!!!

尾道市役所の皆様、U2の皆様、ありがとうございました!!!!!!

また尾道市へ行きます!笑
今度は、しまなみ海道を自転車で行きたいな。

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