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私がNeosVRに居つくまでの話3~RecRoom編~

前回に引き続きこの記事は私がVRSNSに興味を持ち最終的にNeosVRに落ち着くまでの記録です。

記事の注意事項

この一連の記事は最終的にNeosVRに落ち着いた経緯を明かしているので、結果としてVRChat、Cluster、RecRoomに対するネガティブな表現を含んでしまっています。
しかし私個人として、これらやこれらを利用しているユーザーを否定するつもりは全くありません。

できれば『私がNeosVRに居つくまでの話1~VRChat編~』のトップに注意書きがあるのでそちらを一読してから読んでいただくようお願いします。

ClusterからRecRoomへ

Cluster訪れてから数日後、懲りずに私はVRSNSを探します。

次に目を付けたのはRecRoomです。
RecRoomの存在は知っていました。クエストを起動するたびにおすすめアプリとしてRecRoomが表示されていたからです。

しかし私は最初RecRoomで遊ぶという選択肢を排除していました。
RecRoomはVRChatと同様UIが全て英語というばかりか、日本人がほぼいないという書き込みを見たからです。
けれど私がそれでもRecRoomに興味を持ったのはClusterでの経験がきっかけです。

やはりゲームで遊びたいのなら、それに力を入れているVRSNSを探す必要がある。

調べたところRecRoomのレビューでは「無言でも十分に遊べる」という書き込みが多くあります。
英語ができないとプレイできるゲームは限られるけれど遊べるゲームはあるとのこと。
クエストならば簡単に始めることもできるし、軽く遊んで合わなければやめればいい。
あまり考えすぎず、たまには軽い気持ちで挑戦してみてもいいだろう…と、私はRecRoomの世界へ飛び込みました。

想像以上に面白かったペイントボール

RecRoomへと行った私は事前情報から特に面白いと噂されていたペイントボールで遊んでみました。
数少ない情報サイトの中にペイントボールのルールが書いてあったことも一助になります。

しかし当然のように飛び交う英語、表示される数々の英語のUI。
私は少し怖気づいてしまいます。
けれどゲームが始まると不安が一気に払拭されました。

RecRoomの操作はとてもわかりやすく、さらにルールを理解していれば英語が話せないことなど全く問題になりませんでした。
そもそもペイントボールのゲーム中は、お互いが会話でコミュニケーションをとっている気配はなく、それぞれがそれぞれで勝ちを狙いに行っています。

全員共通の笑顔

私の中でRecRoomにおける警戒心を特に下げたのは、全てのアバターが笑顔であることです。
RecRoomは自作アバターを持ち込むことができないため、アバターは中で作成します。
そしてそのアバターは当たり前のように全員笑顔です。

身振り手振りでも、なにかが通じる瞬間

ペイントボールを何度かプレイすると、私ははじめて自分の手でフラッグを持ち帰りました。
すると横にいた味方の一人が私の方を向いてなにか身振り手振りをしています。そして短い単語を何度か発しました。
意味は全くわかりません。けれどアバターの笑顔から喜んでいるようにしか受け取れません。
私が手を振ると、相手も真似るように手を振って下さいました。
その瞬間言葉は通じなくても何かが通じてるような感覚を覚えました。

現実ではありえないほど近い国境

パドルボールでも同じような経験がありました。
そのゲームは一対一でボールを打ち合い、相手の背後にあるゴールに入ればポイントというシンプルなもの。

けれど大人数で遊ぶペイントボールと違って一対一には不安があります。
それでもRecRoomの世界は不思議と、自分の中の警戒心を下げます。
それは世界観やUIが綺麗に統一されており、子供向け思わせるような温かい雰囲気があるからでしょう。
私は少しドキドキしながらもパドルボールで遊びました。

そして実際遊んでみれば、お互い笑いながらボールを撃ち合い、最後には二人でラケットを捨てて素手でボールを投げあうというゲームに変わっていました。
相手の言っていることはなにもわからないのに、その方と何度もパドルボールで遊んだ後、最後はハイタッチをして別れます。

私は日本から出たことがなく、英語も全くわかりません。
いや実は英語だったかどうかすらわかりません。
けれどあの時、普段ろくに他人とコミュニケーションが取れない自分が、外国の方と遊んで最後にハイタッチしたことは多分RecRoomで遊ばなければ起こり得ない経験でした。

あの時の感動は今でも心の中に残っています。

言葉のわからない無念さ…

私はしばらくこのペイントボールとパドルボールで遊んでいました。
酔いが激しかったため1日30分も遊べませんでしたが、それでも楽しかったです。

しかししばらく続けていると、やはり読めないというのはネックになっていきます。
情報も少ないため決まったことしかできず、早々にできることが限られてしまったのが非常に残念でした。

日本人コミュニティの存在

ある日私はネットでRecRoomの日本人コミュニティの存在を知ります。
曜日ごとに様々な活動をしているとあり、興味を持ちました。
けれど結局、私がそのコミュニティに足を運ぶことはありませんでした。

私はもっとゲームで遊びたい、RecRoomを知りたいという思いはありましたが、それでもコミュニティに入るというのはハードルが高かったからです。
人数が少ないコミュニティということは、すでに決まった人で定着していて、新人がなじめるかどうかもわからない。
VRChatの経験もあり少し警戒心が強くなっていたのも確かです。
コミュニティに入りもしそこに怖い人がいたら、逆に遊びに来るのを躊躇してしまうんじゃないか…という不安もありました。

しかし結局それほどしないうちに私はRecRoomに行くことはなくなりました。
それは決してRecRoomに対してネガティブな印象を持ったからではありません。

NeosVRに出入りするようになったからです。

今でもまだ心に残っているRecRoom

今現在はNeosVRで遊ぶことの多い私ですが、それでも今まで遊んだVRSNSの中でRecRoomの持つ楽しさは他にはないと感じています。
おそらく言語の壁さえ乗り越えられていたのなら、私は今でもRecRoomを遊び場にしていたでしょう。
面白い世界がそこにあるのに、英語が理解できないというだけでそこへ行くことができないというのは、とても残念です。
それでも私はまた機会があったらRecRoomに行ってみたいと思っています。

贅沢を言えばせめてUIが日本語に対応してくれたなら、おそらくすぐにでも行ってみるでしょう。
それに今ならRecRoom最初の一歩として日本人コミュニティにも顔を出すと思います。
それは私がNeosVRにいつくようになった理由にも関係しています。

次回『私がNeosVRに居つくまでの話4~NeosVR編~』へと続きます

言い訳

RecRoomは本当に面白いVRSNSだと思います。
私は英語が本当にダメな人間なので、きっと私よりちょっとでも英語理解することができる人なら、十分に楽しめる世界です。
そしてそのレベルはおそらくそれほど高くありません。
ぜひRecRoomに警戒心を持たず一度試しに遊びに行ってください。
もしかすると日本にいながら日本にいるだけではできない経験ができるかもしれません。

ちなみに些細な訂正として最初の記事でRecRoomのプレイ時間を3時間と書いていますが、実際のところのプレイ時間はわかっていないので、毎日数ゲームをちまちま遊んでいたのでそれくらいかな?っと書いているので、実際はもう少し遊んでいた可能性はあります。

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