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保護猫ウノのその後(7/18)

7月7日に保護された出産間近の妊婦猫 うのちゃん。

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保護依頼主さんから、近所に出産間近の野良猫がいて飲食店によくくるのだけれど、衛生上そこで出産育児をしてもらうわけにもいかず、ご自身も夏の郡上八幡のハイシーズンを控えて大忙しのため、ねこのまで保護してほしいと連絡がありました。
依頼主さんはご自身も保護猫活動を積極的にされている方で、生まれる子猫や親猫の里親が決まるまでの医療費などもご協力いただけるとのことでした。
なんともお優しい心意気❣️
ぜひご協力させてください!と、ねこのまでお預かりさせていただくことになりました。

保護団体さん経由ではなく、ねこのま初の地元郡上八幡での保護猫でしたので、スペイン語で「1」の「UNO -ウノ」と名付けました。

ウノちゃん保護初日から3日目までの様子はこちら


初めて出産と育児に立ち合った

保護して以来、撫でてあげると喉をゴロゴロ鳴らすぐらいまで距離が縮まったウノちゃんでしたが、保護4日目ぐらいからから警戒心が強くなりました。ソワソワといろんな場所を探すようになったので、もしかして!と思いつつ、遠隔モニターを設置していつも通りお仕事に向かったところ、10時ごろ「子猫の声がする」と、ねこのま手前のクレープ屋(mecrepe)店主から報告が!
仕事を早退して現場に駆けつけると、ウノちゃんは2匹目の出産準備に入っていました。

念のため、事前に出産トラブル時の対応をググってはいたけれど、基本的に猫の出産に人間ができることはほとんどなく、私たちができることはウノちゃんが頑張るのを応援することと、ストレスの少ない環境を整えてあげることだけでした。

3匹目が生まれたあとしばらく経っても臍の緒を切ったり羊膜を舐めたりしなかったので、事前にyoutubeで確認しておいた臍の緒の処置をしようかどうかとアタフタしたけれど、結果ウノちゃんが全部自分でやってくれました。

出産シーンはしっかり写真に撮っておりますが、苦手な方もいらっしゃるかと思うのでこの場での掲載は控えます。

そんなこんなで、ねこのまでお預かりを開始して6日目の7月13日、ウノちゃんは無事に元気な赤ちゃん4匹を出産いたしました。

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1番目 ドス
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2番目 トレス
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3番目 クアトロ
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4番目 シンコ
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ウノ一家 

出産後のウノちゃんの様子


子猫たちは順調にすくすくと育っています。
毎日mecrepeのももちゃんとモニター越しのウノちゃんの子育ての様子や授乳の様子をみてはほっこりしております。
命の誕生。子猫たちの小さな体で一生懸命ミルクを飲む姿に、うのちゃんの必死に子供たちを守り育てるひたむきな姿に、いちいち感動する毎日です。
ここ数日は、子猫たちの体重をチェックして写真に残すのが楽しみでしょうがありません。
ウノちゃんは子猫を奪われるのではないかと毎回心配そうな顔をするし、人間があまり手をかけると育児放棄につながる可能性があるということで、育児に関しても私たちは極力見守りだけにとどめています。
なので、体重測定の時間だけが子猫に触れられる至福の時間です❤️

ウノちゃんはというと、出産以来下痢が続いております。
これは、調べたところによると、出産時に胎盤を食べることで雑菌が入ったりして下痢をすることが多いそうで、しばらくすると良くなるようです。

ただ、もっと気になることは、うのちゃんの皮膚のことです。
保護直後に病院についれていきましたが、出産前にストレスをかけると難産を引き起こす可能性があるとのことで、ノミ取りスプレーをしてもらうだけで終わり、治療は産後にしましょうということになっていました。
その後もまだねこのまの環境に慣れていないためストレスをかけないようにとそっとしておこうと、あえて写真をとったり皮膚の状態を確認したりはしませんでしたが、産後の皮膚の状態が日を追うごとに悪化していています。

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保護直後のウノ
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産後3日目のウノ(病院にて)

あまりにも、目に見えて悪化が著しいので、動物病院で診てもらったところ、ていしょう性皮膚炎(?だったと思います。漢字がわからない。。。)と言って、ストレスやアレルギー反応で皮膚を舐め続けてしまうことで爛れてしまう症状だそうです。

念の為ウイルスチェックをした結果、もしかして…
とは思いましたが

猫エイズFIV(猫免疫不全ウイルス)→陽性
猫白血病ウイルス(FeLV)→陰性

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猫エイズは唾液や体液で感染するので、子猫たちにも感染の可能性があります。感染してない場合もあります。子猫たちの感染有無は、生後6ヶ月ほど経ってしっかり離乳してからではないとわからないとのことです。

エイズキャリアの猫は、岐阜市のネコリパブリックさんがりんご猫と名付けて理解を促し、以前より里親にと声をかけてもらうことも多くなったのですが、それでもまだ譲渡の懸念材料になることは否めません。

ウノちゃんのように皮膚がただれたりハゲたりして痛々しい姿になってしまうと尚更です。
(猫エイズが原因で肌荒れしているわけではありません)

ウノちゃんはただいま絶賛授乳中なので、あまり強いステロイド薬は使えず、授乳に影響のない抗生剤で様子をみているところです。
なんとかお薬が効いてくれると良いのですが。。。

温かいご支援でウノちゃんを応援して欲しい

そんなこんなで、保護を引き受けたウノちゃんですが、里親さんとのご縁が繋がるまでは長い道のりになりそうです。
また、皮膚のこともあるのでこれから医療費が結構かかりそうな予感がします。

ねこのまを始めるにあたり、ウイルス感染など、持病のある猫の保護はある程度覚悟しておりましたし、ねこのまで保護すると決めたからには、ずっとの家族が見つかるまでは、1年でも5年でも10年でも、責任を持って命を預かる決意で望んでいます。

もちろんウノちゃんも、関わったからには最後まで見捨てるつもりはありません。日々、ひたむきに子育てに奮闘する姿を見ていればなおさらです。
でも、ねこのまの現状のサポート体制・資金運営では、ウノちゃん一家の里親探しが長引いた場合や、うのちゃんの病状が悪化して通院や投薬が必要になった時など、長期間にわたる医療が必要になった時の資金が潤沢にあるわけではありません。

そこで、皆様に以下の方法でご支援をお願いしたいと思います。

mecrepe ドリンク購入orタテマチノイエ宿泊で支援

ねこのまの運営費は、タテマチノイエの宿泊費、イベントスペース利用料とmecrepeの売上の一部や、ご来店いただいた皆様のご寄付でまかなっています。
mecrepe はテイクアウトオンリーですが、1ドリンク購入の方は奥のカフェスペース(冷房完備)でお休みいただけ、さらに1ドリンク毎に100円がねこのまの運営に当てられます。
ぜひ、美味しいクレープとドリンクを楽しみながら、または郡上八幡に宿泊して郡上の古き良き街並みを楽しみながら、ウノちゃん一家のずっとの家族が見つかるまでのご支援をよろしくお願いいたします。

アマゾンほしい物リストで支援

今回、初めての試みで「Amazon欲しいものリスト」も作成してみましたので、こちらもよろしくお願いいたします。
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/1QDEU3WN8VTEG?ref_=wl_share

猫のお世話ボランティアで支援

猫の世話のお手伝いするよ!というボランティアさんも絶賛募集中です。

ご興味ある方は
machiyado.gujo@gmail.com まで、是非ご連絡ください。

記事のシェア、里親募集のご協力で支援

こちらの記事をシェアしていただき、里親探しやねこのまの取り組みをよりたくさんの人に届けていただきたいと思います。

みなさまの温かいご支援、お待ちしております。

どうか、ねこのまにお力を貸してください。


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