ここ数年間で使用した4つのバックパック
鞄はいつもバックパックを使用しており、それは仕事で使うカメラとPCと周辺機器を入れるためです。
カメラする収納のバッグは世の中には山ほど存在しますが、世にある一般的なカメラバッグがどうにもおじさんバッグ的なものが多いのでバックパックを愛用しています。
またカメラ専用のバックパックも、無駄にスクエアだったりものすごいフラットだったりと収納性としてには効率的かもしれませんが、どうしてなのかデザインが偏ってる商品ばかり目立つ感じます。持ちたいバックパックの基準はイーストパックのパデッドパッカーのような所謂よくあるデイパックのような形が理想だったのですが、意外とそういうのがあまり存在せず基本的にはカメラ専用ではないバックパックを使用しています。
そしてバックパックで持ち歩くには機材が多かったり、あまりにも重すぎる時はスーツケースを使ってます。機材用途に使っているスーツケースに関してはまた改めて記事にするとして、今回はここ数年で使用していた4つのモデルを取り上げてみます。
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Porter Classic 「NEWTON DAYPACK L」
4つの中で最初に使っていたのが日本が誇るポータークラシックの「NEWTON DAYPACK L」。このバックパックの特徴はその名から来てる通り、重さを感じさせないということ。これはバックパックのストラップ内部に凹凸のある高品質ウレタンを仕込むことで背負った際、肩に掛かる負荷を分散させて重さを感じにくくするという仕組みだそうです。元々寝具メーカーの昭和西川が寝具「muatsu」という寝具に使われている技術だそうで、ポータークラシックが昭和西川とタッグを組んで、鞄へ応用して製品化されたそうです。
カメラにレンズにノートパソコンにその他周辺機器と、総重量が軽く数Kgを超えるので極力重さを感じさせないというのは魅力でした。
「NEWTON DAYPACK L」は厚みがかなりあるデイパック型で、約23Lの内容量があるので必要な荷物は入るのとさすがポータークラシックなだけあってデザインもよかったので5万円超えと金額は高めでしたが思い切って購入しました。当時はSonyカメラにサイズの大きなキヤノンレンズを使用しておりPCもMacbookPro15Inchで全ての機材が大きくて重かったので本当に助かりました。
最もフロントにあるマチのある小さなポケット、同じくフロントのマチのないドキュメントポケット、そして両サイドに小さなポケットが一つずつ、メインの室内は前面に小さなポケット2つと、背面に大きなポケットがあるシンプルな構成です。厚みがある分メインの室内が広いので、室内に合うバッグインバッグをお勧めします。
メインの室内はカメラ関係がほとんどだったので、室内にぴったり収まるハードタイプのバッグインバッグを入れて、その上にカメラケース、そしてレンズを載せていました。PCも同じ空間の背面ポケットに収納します。現在の16inchMacBookProも収納できると思います。
そしてメインファブリックに個人的に大好きなコーデュラナイロンが使用されているため、多少の重さがありますが本当に丈夫です。コーデュラナイロンはウール系のコートやニットなどを着るとウールが削がれますので控えた方がいいです。そもそもバックパックの時にウールを着用することはないかもしれませんが、個人的にウールの時は手持ちのトートに限ります。
この商品を買ったのはNEWTONシリーズが発売されたばかりの2018年でしたが、現在はモデルも増えて相変わらずの人気商品のようです。
NorthFace 「テルスフォト40」
2つ目はノースフェイスの「テルスフォト40」。こちらは今も用途に応じてたまに使用しています。こちらは4つの中で唯一カメラ専用のバックパックになります。前述の「NEWTON DAYPACK L」が割とスタンダードなデザインだったので、よりギア的で機能性も豊富な「テルスフォト40」に惹かれて購入しました。カメラ専用というだけあって、両サイドからアクセスするカメラ収容スペースには専用の保護材が備わっており、当時使っていたレンズやカメラがぴったり収まったため重宝しました。
この商品は本当に機能的でフラップ部分にある前後2つのポケット、フラップを開けたらドローコードで開閉する大きな収納スペース、そして一番広いカメラ収納スペース内にもジップ付きのポケット2つ。そして両サイドポケットに両ストラップポケットと収納スペースが至る所に存在します。また背面の首元にある小さなポケットにはバックパック全体を覆うレインカバーまで備えられています。そして総容量は40Lと今回の中で最も大きな内容量になります。
ただ困ったのがラップトップ専用の収納箇所がありません。ラップトップが13インチでも唯一収納できそうな場所が一番広いカメラ収納スペースですが、ここにはPCの収納スレーブが確保されておりません。なのでカメラ保護材がベロクロで本体に付着しているのですが、保護材のバクパック背面側に付着している部分の生地をテープで塞いで付着しないようにし、その部分にラップトップを収納していました。本来の使用方法と違うのですが、この辺りは自分好みにカスタマイズするのも機材バッグの醍醐味だと思います。
バックパック最下部に三脚用ストラップを縫い合わせてる方もいました。
未だお気に入りのバックパックではあるのですが、登山用途なその見た目や大きさがガチすぎて普段の通勤用途では少々使いにくいという部分もあります。自分自身こういうのを普段使うのに全く抵抗がなかったのですが、初見の人から毎回「どこに登るの?」と聞かれるので、中距離移動時の際などに使用してます。あと自分は引っ掛ける派なので気にしませんがこのバックパックは自立しないです。
FADEN 「020_Reed」
3つ目はポータークラシックと同じく国内ブランドFADENの「020_Reed」。今はどうかわかりませんが、当時のモデルには全てアーティストにちなんだモデル名が使われていたようで、こちらの「020_Reed」はおそらくLou Reedから取られてるんだと思います。
まさにイーストパックのパデッドパッカーのような、好みなデイパック型のデザインで、このモデルで1番の決め手となったバックパック底部の大きな収納口でした。本来は以下の写真でもあるように靴などを収納する場所のようですが、カメラ収納に最適だと思いすぐ購入しました。
ガジェット好きのおたく心をくすぐるような細部に渡る機能性が満載なのに見た目は本当にシンプルでとてもかっこいいです。フロントにあるジップポケットは割と収納力があるため、基本出し入れが多い財布など小物類はここがメインになると思います。
メインスペースはジップにより全体的に大きく開閉するため整理もしやすく求めてませんでしたが使用してみると大きなメリットでした。中身は各種ポケットが数多く備わっており、傘入れがあるのが他とは違う特徴です。
またクッション材が備わったPC収納スペースも二層に分かれている上に広いので、PC+タブレットも合わせて収納可能です。
ちょっと目立ちにくいところにある両サイドからアクセス可能なシークレットポケットがあるのですが、ここが意外と便利で明細や現金など大事なものを収納する場所として使っていました。
そして底部分のシューズルームにはカメラがフィットして収まるハードケースに入れた上で、このシューズルームに収納して使っていました。メインスペースの下になるので、他の荷物の重量がかかるためカメラ収納には適さないと思う方も多いと思いますが、そのためのハードケースでして、この使用方法でカメラに問題が起きたことはないです。ただしバックパックを置く際はそっと置くのは必須です。
その他サイドストラップやD管など痒いところに手が届く機能もあり、本当にカメラ+PC用途としては最適なバックパックです。
この商品は気に入りすぎて、一度フロントポケットのジップが壊れた際に、修理しようと思ったのですが、止水テープのジップのため修理費用が高く、もう販売もしてなかったので、メルカリで中古を購入したました。その中古品も止水テープが変更してあったので、割とこの部分は壊れやすいのかもしれません。その中古品も結局壊れてしまいました。多分自分の使い方が荒いせいだと思われます。
今の現行モデルでも「020_Reed」に似た商品があるので、これもいずれ使ってみようと思います。
BRAVO「RECON BLACK I」
最後はカリフォルニア発のバッグメーカーBRAVOの「RECON BLACK I」。これは現在使用しているバックパックです。これも一つ前に使用していたFADEN「020_Reed」と同じく底部にシューズルームが備わるバックパックで、この機能は自分の中でもう外せなくなってます。
あとこのバックパックを選んだ理由は完全に見た目の良さです。アティバ・ジェファーソン、ベルト・リエヒティ、リアン・ポッツェボンという3人の若者によって2013年に創業したBRAVOは、3人ともに出張の多い厳しい仕事に就いており、現在バックパックの世界で手に入るものではインスピレーションを得られないと感じていてこのような会社を作ったのだそうです。カメラ専用のバックパックもラインナップの中心となっており、まさに世の中のカメラバッグにかっこいいものが見当たらないと思っていた自分にはとても刺さるデザインで、見つけた時は即購入でした。
パデッドパッカーっぽくはないですが、デザイン的には相当かっこいいと思います。まずフロント部分には左右に縦ジップのポケットがあり、両サイドからアクセスする統一されたポケットではなく、ちゃんと分かれています。
そしていちばんフロントに近いスペースはサブスペースではあるもののかなりの容量が確保されており、ポケットなども豊富で貴重品なども入れて使用しています。そして最も収納力のある中央部分のスペースはカメラやPCの周辺機器や予備のレンズなどなんでも入れれるスペースになり、内部にはメッシュ型のジップポケットがあるので、バッテリーやケーブル類など見えると便利なものを収納しています。いちばん背面側のPC収納スペースはクッション材に覆われており、内部もかなり広く16インチPCも余裕で収納可能です。そして個人的に大好きなシューズ(カメラ)ルームは前回の「020_Reed」同様にハードケースに入れた状態でこのスペースに収納しています。ただジップの開け閉めがしにくい使用なのがちょっと残念です。そして両サイドにはタンブラーなども入るくらいの大きなサイドポケットがあり、いちばん背面の下部にはベロクロのポケットもあります。そしてこのバックパック全体的な容量は25.9Lの収納力があります。このバッグパックも自立は厳しく、カメラーケースを底部に入れら自立しますが置く派ではなく掛ける派なので気にならないです。このバックパックについては今の所底部のジップの開閉のしにくさ以外悪いところが見当たりません。
【番外編】MONOLIS「Backpack Pro L」
購入には至ってないのですが、この4つを使っている間にずっと気になっていたのがMONOLISの「Backpack Pro L」というバックパックです。
パデッドパッカーのような見た目の良さで、とにかく余計なデザインを削ぎ落としたミニマルな見た目がとてもいいです。
個人的に大好きなシューズルームは備わっていませんが、メインスペース内にスタッフスペースというマチのある衣類収納スペースがあるのがとてもいいです。サイズも複数サイズから選べて自分に合った収納力で選択可能です。 「NEWTON DAYPACK L」や「020_Reed」と同じくメインファブリックがコーデュラナイロンが使われていてそこも好み。
Lサイズで金額が5万超えなので、ちょっと他に比べても割高なのですが、いずれ手にするかもしれないバックパックとして番外編として記しました。
長くなりましたが以上4モデルを取り上げてみました。
写真は全て各モデルのオフィシャルから拝借しました。全部写真を撮ろうと思ったのですが、使い込まれているため見出しの写真だけに留めました。
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