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最近の記事

2022/01/

2022/01/22午後、埼玉県伊奈町にてリフォームを設計中のTさんご家族打ち合わせ。今日は2回目のプラン提案である。奥様のご実家にご家族が移り住んでのハーフ2世帯住宅づくりなのだけれど、最近はこのようにちょっと田舎でゆったりとした暮らしを楽しみたいという方が増えてきるような気がする。コロナの影響で働き方や暮らし方に関する考え方が変わったという方は多いが、考え方の変化が都市や住宅そのものにも変化をもたらすことが顕在化してきているような気がする。 僕が初めて田舎への移住のため

    • 2021/12/

      2021/12/30窓辺のキッチン 僕の自宅のキッチンは目の前に大きな窓がある。北向きだけれど、安定した光が入るし、その向こうにはちょっとした緑もあって季節ごとに変化を楽しむことができる。ふと気がつくと塀の上を猫が歩いていたりの驚きもある。キッチンのタイルはセルフビルドで貼った。素人の仕事なのでちょっと雑なところもあるけれどそれも味だ。ステンレスのバイブレーション仕上げの天板は傷も目立ちにくいしなかなか良い。写真の木の作業台の天板はタモである。全てをステンレスや人造大理石な

      • 2021/11/

        2021/11/30理想の家作りをしているとどうしても予算がオーバーしてしまうことが多い。でも自然素材の壁仕上げや無垢材の床板などどれも諦めたくはないところである。一生に一度の家作りだからこそ、多少の無理はしても何とか理想を実現したいと誰もが思うはずだ。そこで、私は体を動かす元気と時間がある方にはセルフビルドをお勧めすることにしている。 ここで、石灰クリームをセルフビルドで施工した場合どれくらいコストを抑えることが出来るかを考えよう。例えば300㎡の壁を職人に依頼して仕上げ

        • 2021/10/

          2021/10/29午前中、埼玉県建築士事務所協会の理事としての沿道耐震事業に参加。この事業は緊急時の輸送道路に面して建っている昭和56年以前に設計をされた建物の所有者に耐震診断を受けたことがありますか?などのアンケートを実施し、その実態と意識調査を行うものである。アンケート調査をしていると、本当にいろいろな人がいるもので、協力的な方もいればそうでない方もいてなかなか人生の勉強になる。建築というのはもちろん個人の所有物であるのだけれど、その場に建っていること自体で社会の一部に

          2021/09/

          2021/09/30一口に家造りと言っても人にはそれぞれ違った価値観がある。特に昨今のコロナの時代、家に対する考え方も様々だ。ある人はただの箱でよいと考えているかもしれないし、ある人は古い民家のような趣のある家に住みたいと思っているかもしれない。ワークスペースのような働く場を備えたもの、そもそも誰と暮らすかということだって多様性を増している。にもかかわらず、ハウスメーカーをはじめとする多くの企業は標準化をした企画住宅を売ることに集中していてクライアントにあわせたデザインの追求

          2021/08/

          2021/08/30午後、堀部くんと埼玉県さいたま市にて設計中の茶室についての打ち合わせ。これまでずっと考えてきた建物の中の路地の外壁に設る開口部のあり方についてのスタディー。玄関を入ると土間仕上げの内路地になっている。この路地から一度外へ出ると腰掛け待合があり、蹲で清めて、再び路地に入る。路地からは8畳と4畳半の二つの茶室に入ることができる。4畳半には躙口があって、その上には連子窓がある。この内路地の開口部は連子窓から4畳半への採光のための窓でもあるのだが、さてさてこの4畳

          2021/07/

          2021/07/31午前中はリフォーム打ち合わせ。 午後、10年目メンテナンス。跳ね出しの米松の梁にすのこ状のウッドデッキをとrつけている現場の手すりが揺れるというので調査に訪れた。木製手すり柱の足元の痛みが原因と思われるが、根本的な解決のためにスチール性の手すり子に変更することを提案。その場で簡単な作図をして事務所に戻った。 夕方、シェアハウス「ヒュッゲハウス」食事会。月に1回、オーナーの食事会というものを開催している。今日はお好み焼きパーティーである。もともと僕が住ん

          2021/06/

          2021/06/30午前中、埼玉県川口市にてたばこ屋さんの改修工事ご相談。長らく店舗運営をされてきたがだいぶ老朽化している店舗内装を綺麗にしたいというお話である。建物は雨漏りもひどく、既存のビニルクロスが剥がれてしまっている状況らしい。木造建築の場合には雨漏りをしていると石膏ボードがふやけてきて、仕上げが剥がれるという状況がよく起こる。場合によってはその部分の柱や梁が腐ってしまうこともある。さてさてどんな状況だろうか。まずは来週見にいくことにしよう。 午後、子育て支援施設の

          2021/05/

          021/05/29午前中、東京都杉並区にて設計中のYさんの家、リフォーム打ち合わせ。Yさんは設計事務所にお勤めしている方、ますいいのクライアントにとても多いいわゆる同業者だ。同業者の家ってやりにくいでしょのご意見をよく言われるのだけれど、実はますいいのクライアントの3割くらいは同業者である。設計事務所、ゼネコンマン、ハウスメーカーさん、こういうところで働いている人は大学時代に建築を学んでいる方が多い。歳をとっていざ自分の家を作ろうと思うと、やっぱり自分の家は自分で設計をしたい

          2021/04/

          2021/04/30今日は埼玉県川越市の茶道の仲間から茶事に誘われての参加である。茶事というのは茶道の一番最終的な目的で4人程度のお客様が集い、懐石料理を食しお菓子を頂き濃茶と薄茶を頂くという合計4時間程度の会をいう。席主は創意工夫の料理を作り、酒を用意し客をもてなす。茶席には何らかの思いが込められており、客はそれを様々なしつらえの中から読み取っていく。当然それなりの経験がなければそういう思いを感じることなどできるわけがないので、理解が出来た時の嬉しさというのは何とも言えない

          2021/03/

          2021/03/31午前中、埼玉県川口市にてリフォーム工事を検討中のYさん打ち合わせ。Yさんは僕の子供たちが小学生の頃にお世話になったアート教室の先生で、この度老朽化した賃貸の教室の近くに中古の建物を購入し、そこをリフォームして教室に使用という計画である。建物は築50年以上たつなかなかに年季の入った建築だ。構造計算に基づいて緻密に建てられたというよりも、経験と勘に基づく手作りトラス柱・梁という代物であるのだけれど、その状況が妙に安定感があって面白い。きっと熟練の鉄骨職人の手に

          2021/02/

          2021/02/27今日は栃木県の那須にハイキングに出かけた。場所は三本槍岳という山の取り付き尾根の一つである大倉山というところである。尾根まで登るとなると本来はきつーい登りがあるわけだけれど、今回は楽々ハイキングだからスキー場のゴンドラを利用しての移動だ。山頂駅は午前中あいにくの天候で全く前が見えないような状況だったので、山を登るコースをあきらめて山を下るコースを取ることにした。足にはスノーシューをつけての移動である。誰も歩いたことのない新雪を踏みしめながら約4時間をかけて

          2021/01

          2021/01/31日曜日。緊急事態宣言下でどこにも行くことができないのだが、なんとなく家での楽しみ方にも慣れてきたように思う。僕の場合は家で仕事をすることも多く、というより仕事と私生活の境目がほぼ無いような状況なのであるけれど、もともと家というのは人々の職や暮らしと深く結びついているものなのであるから、これが自然な姿なのかもしれないとも思うのである。今日は先日購入したスノーピークのテントを家の中で試しに建ててみたりのよくわからないことをしていたのだけれど、こういうことも意外

          2020/12/

          2020/12/31大晦日。川口市の青木にある氷川神社さんに会社のお札を取りに伺う。お願いしたのは「商売繁盛」と「安全第一」、いわゆる定番の御札である。毎年同じだけれど、同じことを繰り返すことが出来ることに感謝をしなければいけないなあと思うのである。ますいいで造らせていただいた古神札収め所兼トイレ棟も、いよいよ本格的に使われ出した。古神札というのはいわゆるお焚き上げの為に集められる古いお札の事である。いよいよ今夜この建物が出来て初めてのお焚き上げということで、ひっきりなしにお

          2020/11/

          2020/11/29今日は地元の方々と一緒に千葉県旭市にある「才兵衛」さんという料理屋さんに鴨を食べに行った。旭市というのは銚子の少々手前にある街である。のどかな田園風景が広がる街だが、こんなところに名店があるのが面白い。鴨は鴨の形をしたお皿に盛りつけられており、豚の油をたっぷりと敷いた鉄板の上で焼くとなんとも甘く食べやすいうまみがある。野菜と一緒に食べるとなお良いのである。食後近所の沼にいる鴨と白鳥を見学に行った。僕たちに驚いた白鳥が飛び立つと、その優雅な姿に目を奪われる。

          2020/10/

          2020/10/31今日は久しぶりの連休を取って栃木県の那須烏山市にキャンプに出かけることにした。キャンプ場はいつもカヤックを教えて頂いている齋藤さんの所有地なので、今日は僕の家族だけの完全プライぺートである。初めての利用ということで、どんなものかと心配しながら長男と一緒にキャンプ場に向かった。途中お肉屋さんの「石原」に寄り道をして買い出しをする。買い出しも烏山の地元のお店を利用することに、ここは以前斉藤さんに教えて頂いた家族経営の美味しいお肉屋さんである。なるべくこういうと