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【雑記】アーケードの配信台が増えて欲しいというお話

はい。
ということでたまには雑記を書きます。
一応この記事一本で終わるテーマです。

お題は、『配信台が増えて欲しい』というお話です。
ちなみにターゲットとしては基本的に音ゲーの話だと思ってください。

そもそも配信台ってなんだ?

アーケードゲームは基本的に配信するための機能を有していないのがほとんだと思われます。
そのため、基盤から映像出力や音声出力を取り出してキャプチャーボードなどの映像・音声入力インターフェースを有した配信用のPCなどで信号を取得してPC側で映像や音声をミックスしてYouTubeLiveなどでストリーミング配信するという具合になります。

つまり基本的には筐体を販売している側のサービスではなく、筐体を設置しているお店側によるサービスということになります。

ここからはプレイヤー目線9割、店舗目線1割くらいの内容になります。
というかほぼプレイヤー目線の希望的観測と要望に満ち溢れた内容になることをご了承いただいたうえで読んでいただければ幸いです。

アーケードに配信台を設置するメリット

まず配信台を設置するメリットについて列挙します。

ゲームを集中してプレイできる(プレイヤー目線)

アーケードゲームというのはハウスルールで明示されない限りは基本的に1プレイ交代制を取っているゲームセンターがほとんどだと思われます。
そのため、後ろに待ちが居たら終わり次第交代してそのプレイヤーが終わるまでは自身は待機、という流れが通常になります。
配信台はその目的の性格上、基本的に台を独占して継続してプレイすることが前提になるため、プレイヤー目線で言えば連続してプレイが出来るということになります。
これは一気に集中してやり込みたいプレイヤーとしてはとてもありがたいことで、(恐らく)交代台がスタンダードとなっているアーケードゲームにおいては非常に大きなメリットになります。
当然、過度な長時間プレイは色々と悪い影響もありますが、適度な時間であればその悪影響も少なくなるかと。
(余談ですが筆者は十余年前に某店舗でIIDXを10時間レンタルしてぶっ通しでプレイしたことがありますが翌日両手がほとんど動かなくなりましたとさ)

プレイ内容を後から見返せる(プレイヤー目線)

技術を磨いてプレイングの成果を上げるタイプのゲーム(ソロプレイ、マルチプレイにかかわらず)においては、「あのプレイは何が悪かったのか?」を分析しようとすると、どうしてもその時のプレイ内容が詳細に記録されていることが求められます。
最近のゲームはゲーム中で示されるパラメータなどを事細かに採集していたりするので、ある程度はそのデータから読み取れることは多いのですが、たとえば「あの場面のミスはどうして起きたのか?」とか「どうすれば良かったのか?」というのは動画で見た方が分析が楽になると思われます。
更に言えば、「あの場面のボタン操作はどうやっていたか」とか「どういう視点でプレイしていたか」というレベルの話になるとそもそもの録画機器が備わっていないと話になりません。
(その点、beatmaniaIIDXはカメラ機能が付いてるのでありがたいですが)

上記理由から、上達の一助としてのプレイ記録を残せるという点で配信台の存在はありがたいわけです。

配信そのものを楽しむ(プレイヤー目線)

漠然とした話ではありますが、プレイしながらのライブ配信はリスナーとのやり取りを中心にそれなりの楽しみがあったりします。
色んな人からコメントやリクエストを貰いながら楽しく遊べるというのはライブ配信の特権かなと思います。

配信を通して店舗の宣伝を兼ねる(店舗目線)

筆者のような有象無象のプレイヤーはともかくとして、ある程度影響力があったり各SNSのフォロワーやYouTubeのチャンネル登録者数が多いプレイヤーがプレイすることで、ある種の宣伝効果が得られると思われます。
配信そのものが目的となっているケースもありますが、中には熱心に店舗の宣伝を挟んでくれるプレイヤーも居るので、この効果については一定数あるのではないかと推測しています。
思い切って配信テンプレートを提供してそこに広告よろしく店舗の宣伝入れるとかでも良さそうですね。

遊休台を占有してもらうことでインカムを上げる(店舗目線)

昨今の事情を踏まえなくてもアーケードゲームの衰退が叫ばれて長いわけですが、やはり(というか当たり前かも知れませんが)平日の日中は誰もプレイしておらず遊休状態の台がいくつも見受けられます。
平日だけならまだいいのですが、土日祝日になっても空きがあるようなケースが最近では散見されるため(ちなみに今ここで筆者が言っているのはIIDXの話なので、それだけLMが世の中に出回ったのかなというのもありますが)こういう遊休台のインカムを上げる方法としても、配信台の提供は理に適っているのかなと推測します。
何だかんだ遊んでもらってなんぼのアーケードゲームなので、空いてるくらいなら埋まって欲しいですよね?(願望)


アーケードに配信台を設置するデメリット

当たり前かも知れませんが世の中何でも良いことだけで構成されているわけではないので、ここでは配信台を設置するデメリットについても考えていきます。

導入コスト・ランニングコストがかかる(店舗目線)

前述の通り、基本的にアーケードゲームには配信する機能を備えていないため、別途配信設備を準備する必要があります。
これについてはピンキリですが、安くても新品なら数万円、中古で1~2万円程度の筐体が必要になるため、それを台数に応じてとなると簡単に十万単位の導入コストになってしまいますし、マイクやカメラや追加のモニターなどの付属品を用意すれば更に費用増。当然配信に用いる回線は余程の事情が無い限りは店舗側が用意することになるのでランニングコストもかかります。
そのため、リターンが見込めない場合は費用増にしかならないというデメリットを抱えます。

好きなタイミングで遊べなくなる可能性がある(プレイヤー目線)

文字通りですが、配信台が一人の他のプレイヤーに占有されるということはその台は配信が終わるまでは遊べなくなります。
つまり柔軟に遊べるときに遊べるというアーケードゲーム本来の利点を損なうケースもあるわけです。
これについては予約表を周知するなどである程度は対処できますが、誰もがその予約状況を常に見ているとも限らないので、結果としてプレイヤー目線だと顧客満足度の低下=客離れにつながる恐れがあります。
(つまり店舗側にもデメリットが生じうる……とはいえこの辺は運営方針だったり台数のバランスで決められるとも言えます)

本来の収益を損なう立場が存在する(サービス提供者目線)

これはちょっと特殊なケースですが、beatmaniaIIDX LIGHTNING MODELにはプレイ録画機能というのが備わっています。
これは単純に1曲ごとにプレイ結果を録画して、動画データをe-amusementサイトからダウンロードできるというものです。
ちなみにこのプレイ録画機能ですが、1動画あたり100円程度の価格で販売(パセリ限定)しています。つまり有償サービスの一つになります。
よって配信台の設置によってプレイ録画機能が使われなくなると、ある意味ではコナミ側としては美味しくない話になるわけですね。
現状、コナミ側とオペレーター側との契約内容がどうなっているかわかりませんが、恐らくグレー状態なのではないかと考えられるので、今後もしかすると配信自体がNGとなるケースも発生する可能性も否定できません。
(この辺は有識者の方から情報もらえるとありがたいですが)


結言

プレイヤー目線で言えば配信台もっと増えて欲しいなってことです。
可能であればLM複数台設置店舗には特に。

という雑記でした。
では。


追記(2024/5/23)

そいやこんなサイトもあります。

都内に関しては半分くらい自分情報ですがご参考まで。
今後も追加があれば追記していきます。
(Wiki作成者の鍵氏に感謝)

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