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これからのスマホは人に寄り添っていく

GoogleのPixel 4を見て思ったことを書きたいと思います。

「グーグルが作りたかったスマートフォン」

このキャッチコピーにスマホの未来が予想できそうだと感じとれました。
グーグルはPixel 4を売って何を伝えたいのか。それはスマホは人に寄り添ってより自然体な存在であるべきだということです。

直接さわって操作せずともアシスタントに命令すれば、ある程度のことは出来るようになってきています。
メールの返信をしたり、カレンダーに予定を作成したり、リマインダーを追加したり、家電を操作したりといったことです。
これが1.0だとするならば、グーグルは次の2.0のことを考えているように思えます。

それは何かというと、Pixel 4に搭載されたSoliレーダーです。スマホを直接触らずとも、空間で手のジェスチャーで様々な操作を可能にするということ。これはまだ始まったばかりに過ぎませんが、この技術がより進化すれば、SF映画であるような空間で画面を操作するような演出が現実のものになりうるし、ビデオゲームで言えばコントローラーなんて必要無くなる可能性だってあります。特にVRとか相性良さそうです。

グーグルはこれを端末に搭載させて、人がどのような場面で使用するかをテストしながらデータをあつめ、量産してコストを抑えていくことで未来の技術を支える基盤を作る。今開発が進められている自動車の自動運転技術だって、スマホの加速度センサーやジャイロセンサーが進化したことで量産化できたと聞いたことがあります。スマホが使われれば使われるほど、未来の技術への投資となり、大量のデータベースが完成するわけです。

Soliレーダーの他にも、オフラインでも使えるボイスレコーダーは書き起こし機能も優秀で、人がこれまで何時間もかけて作業していた書き起こし作業をスマホが自動で行ってくれる。「それ、全部グーグルにやらせよう」ってCMもやってました、自動化すれば良いんですなにもかも。

「グーグルが作りたかった」というのは、単に他のメーカーのスマホとガチで戦うつもりは無いのだとはっきりわかります。カメラレンズが3眼になりましたとか、そんなことはレンズとセンサーを乗せれば簡単に実現できるんです。でもグーグルが実現したいのはそんな機能拡張ではなく、テクノロジーによって人間に寄り添い、人間の生活にグーグルが必ず存在する一部でありたい、そんな意味が込められているような感じがしました。

だから妻よ、Pixel 4買ってもいいかな……。

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