とりあえず、この春に転職した話から

オタク的なことをメインにつぶやいてるTwitterにも、実名でやってるFacebookにもちょっと書きづらいやつ。
ぼやぼやにぼかしてるし、少し嘘も入ってるかもしれない。

前の職場、ゆるめの一営業所と思ってほしい。上の組織もそれほどきつくなく、客も優良。中の人々も、それなりに仲良くやってたんだけど、去年の夏ぐらいから、不幸なあれこれと幸福なあれこれが重なって、急に人手不足になってしまった。
平均年齢高めだったし、そろそろ若い新しい人に入って欲しいね、と言っていたところに、上長が連れて来たのが、あちこちでいろいろやらかしているらしい定年後の再雇用の人だった。
どうもどっかのミーティングで意気投合してきたらしくて、ちょうどいいから、引っ張ってきたと。
なんでだよ。いみわかんねえよ。若い新しい人に賛成してたじゃん。
まぁ、やらかしたらしい、は、この時点では噂だったし、一応でも定年までは勤めた人だし、実害を受けた人は、うちの職場にはいなかったので、しゃあねえな、と受け入れることになった。どっちみち人手不足だったし。

しかし、噂っていうのは、馬鹿にならない。もちろん、根も葉もないやつもあるけど。
まー、この人、パソコンできない、いつの間にかいなくなる、一日中しゃべってる(しかも声がでかい)、客に延々自慢話をして呆れられる……とやりたい放題。
なんでだよ。どうやって再雇用にもぐりこんだんだよ。
人手不足の上に、この人の後始末で仕事が回らなくなり、職場がギスギスし始めた。仏のおねえさんはぶち切れるし、上長はなんだかんだ言って外回りに逃げるし(コロナだよ、来られる方も迷惑だよ)、クレームの電話は増えるし、今まで穏やかな空気が一変した。
今までが甘すぎたんだ、これが一般的な企業の空気なんだよぉ!と言われれば、まぁそうかもしれんが、ぬるま湯でほんわか育ったメンタル弱々な白湯には耐えられなくなってくる。なんか、12月くらいから退職までは、お酒も弱々のくせに毎日飲んだくれてた気がする。もちろん、おうちで。だって、コロナ禍だもの。本絞り、贅沢絞り、ほろ酔い、檸檬堂でローテーション組んでた。最強。
そんなこんなで、3月で辞める決心をした。酔っ払いながら。

引き留められたら、めんどくさいなあ……って、言い返す言葉をめっちゃシュミレーションしてたんだけど、あっさりOK。それはそれで、なんか寂しい。人の心とは複雑なモノですね。
さて、辞めるからには、次の仕事を探さねばならぬ。
配偶者も子どももいないが、けものとお人形を養っている。
運良く、近くの公共図書館とちょっとだけ遠くの大学図書館に職員の募集があった!
やっほう。何これ運命?
履歴書書いて送って、1回面接があって、公共図書館の方に採用が決まったのが2月末。仕事の内容的には大学図書館の方がおもしろそうだったけど、通勤がめんどくさい。公共落ちて、大学受かってたら引っ越しだったかも。両方落ちるって可能性もあったけどさ。
お給料は下がりました。会計年度任用職員というやつなので、安定しているともいいがたい。でも、あこがれてた仕事だしな、一生のうちのほんの数年だったとしてもやりたい。
せっかく図書館に採用されたんだから、司書の資格を取ることを決めた。
幸い、大学の通信課程を受けるくらいの余裕はある。
というわけで、4月から、図書館ではたらきつつ、通信教育の勉強をする生活が始まった。


前の職場、風の噂によると、上長も再雇用の人も、ほどなく辞めちゃって、普通に若い人が入って、いい感じに回っているらしい。
もともとできる人ばっかりだったし、客もいい人が多かったし、上の担当者もしっかりしてたからな。
戻ってきてー!は一切無い。

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