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【カナダ】観光ビザ→ワーホリ切替のメリット・デメリット

私はカナダのワーホリをエージェントに相談した際、最初からワーホリビザで入国するのも良いけど、観光ビザで入国した後にワーホリに切り替えるという手段もあるよ~と紹介され、実際に観光ビザで入国しました。
メリット・デメリットがあるのですが、実際にやってみるとデメリットも多かったので、正直どうだったかを書いていきたいを思います。

※観光ビザと書いていますが、eTAでの入国という意味で書いています。


観光ビザで入国するメリット・デメリット

語学学校に行く3ヶ月は観光ビザで、生活に慣れてきて働く期間はワーホリビザというプランです。
元々エージェントから言われていたデメリットに加えて、実際にやってみて感じたデメリットも書いています。

メリット
1.カナダに長く滞在できる
2.仕事探しを始める時にビザの期間が長いので、仕事を見つけやすい
3.ワーホリビザが降りるタイミングを待つ必要がないため、計画が立てやすい

デメリット
1.入国時に往復航空券が必要
2.観光ビザの時は銀行口座が作れないことが多い
3.ビザ切り替えの時にはアメリカとの国境に行く必要がある
4.(日本でワーホリビザを取得する場合は)入国審査でワーホリビザが強制発行される可能性がある
5.通常のワーホリより初期費用が多く必要


【メリット1】カナダに長く滞在できる

通常のワーホリでも語学学校に通うことができますが、語学学校に通う期間を観光ビザで過ごすことで、3ヶ月語学学校に通う場合は最大で1年3ヶ月滞在することができます。

個人的には元々1年ほどで帰る予定だったので、あまり大きなメリットではありませんでした。

【メリット2】仕事探しを始める時にビザの期間が長いので、仕事を見つけやすい

私が観光ビザで入国した1番のメリットはこれです。
英語力に自信がなく、渡航後すぐに働ける気がしなかったので、語学学校にしばらく通ってから働きたいなと思っていました。

もし語学学校に3ヶ月通ってから働き始める場合、ビザの残り期間が9ヶ月しかない状態で仕事探しを始めなければなりません。
実際に求人を見ると、ビザが6ヶ月以上ある方!という条件が多かったです。

仕事探しを始める際に残り期間が1年あれば、最初の仕事がすぐクビになったとしてもまだ残り期間があるので精神的にも良いかなと思いました。


【メリット3】ワーホリビザが降りるタイミングを待つ必要がないため、計画が立てやすい

私の場合は4月の頭に渡航だったのですが、2024年度のワーホリビザに応募した場合、確実に渡航時に許可が降りているかは微妙なラインでした。

カナダのワーホリビザは1月から抽選開始し、だいたい8週間程度で降りるとされていますが、確実ではありません。
私の場合は1月初旬に登録し、3月初旬にワーホリの許可が降りました。

語学学校の授業料が毎年値上がりしていくので前年度の2023年度のうちに申し込んでおきたかったのと、航空券も早めに取っておいたほうがいいことを考えると、確実に観光ビザで入る前提で事前に日程を決めれるのは良かったと思います。

【デメリット1】入国時に往復航空券が必要

ワーホリでの入国の場合は片道航空券での入国が可能ですが、観光で入る場合は基本的に往復航空券の提示が必要です。
(私の場合は帰りの航空券の提示は求められませんでしたが…)

もしくは帰りの航空券を買えるだけの十分な資金を証明する残高証明書があればいけるかも…と言われましたが、入国審査官に英語で説明できる自信がなかったので往復の航空券を用意していました。

ワーホリで帰りの航空券を用意する場合、日付が変更可能な往復チケットを最初から買うか、キャンセル可能な航空券を買うかの2択になるかと思います。

私の場合はキャンセル可能な航空券をJALで購入したのですが、片道25万円だったので、初期費用としてかかり地味に痛かったです…
ただ、キャンセル料がかからない航空券を選んだので、5月の末頃に全額返金されます。

航空券については別記事で詳しく書きたいと思っています。

【デメリット2】観光ビザの時は銀行口座が作れないことが多い

私がお願いしたエージェントでは、観光ビザでは原則カナダの銀行口座が作れないと言われましたが、観光ビザでも作れるという情報はいくつかありました。そして実際に私も、今は観光ビザの状態でワーホリに切り替える旨を伝えると開設できました。

銀行口座開設は通常であればエージェントがサポートしてくれたはずなのですが、エージェントが観光ではダメだと言っている以上、自分で直接銀行にアポを取って作る必要があるので地味に辛かったです。

カナダの銀行口座を作ることで、e-Transferができるので友達とご飯に行った時の割り勘だったり、家賃の支払いができるようになります。

【デメリット3】ビザ切り替えの時にはアメリカとの国境に行く必要がある

ワーホリビザに切り替える際には、一回カナダを出る必要があるので、多くの人はアメリカとの国境に行き、フラッグポールというものを行います。
簡単だと聞いているのですが、実際にまだしていないのでちゃんと切り替えられるかドキドキです。。

【デメリット4】(日本でワーホリビザを取得する場合は)入国審査でワーホリビザが強制発行される可能性がある

観光ビザでカナダに入国後にワーホリビザを申請する場合はこの心配はありませんが、日本にいる間にワーホリビザを申請して取得している場合は入国審査官によって強制的にワーホリビザが発行される可能性があります。

実際に私も入国審査時に、「ワーホリビザ持ってるよね?」と聞かれて、ワーホリビザを発行されそうになりましたが、エージェントが用意してくれた英語の説明文(フラッグポールする予定ですと書いている紙)を見せたことでなんとか観光ビザで入れました。

ただ、入国審査官によっては説明してもワーホリビザを発行されてしまうこともあるらしいので、そのリスクは念頭に置いておいたほうが良いです。

【デメリット5】通常のワーホリより初期費用が多く必要

これは事前にエージェントから言われていなかった盲点でした。
①キャンセル可能な航空券を購入する
②ワーホリに切り替える際の残高証明が$2,500以上必要
この2点が通常のワーホリより費用がかかるポイントだと思います。

①の航空券に関しては、デメリット1で書いたように結果的には返ってくるのですが、初期費用としてはかかります。

②の残高証明に関しては、ワーホリの条件として$2,500以上の残高証明が求められているので、3ヶ月学校に通った後に$2,500以上残しておく必要があります。

ただし、仕事が見つからない可能性を考えると$2,500は余裕がなさすぎるので、$8,000くらいは持ってきていたほうが良いことを考えると、大きなデメリットではないかなとは思います。


観光ビザ→ワーホリ切替プランにしてよかったか?

結果的には良かったと思いますが、どっちでもよかったかなというのが正直な気持ちです。
準備期間中は通常のワーホリ入国より面倒なことが多く、ワーホリで入るようにすればよかった…と思っていましたが、実際にトラブルなく入国できた今、やはりメリット2の仕事をする際にビザの残り期間が長いというのは精神的に大きいです。
大学生で休学していたり、仕事の関係で絶対に1年以内で帰らなければならない方は、普通にワーホリで入国したほうが楽だと思います。

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