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間取りの考え方~平屋の大きな屋根の家~ 1.「間取り編」

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

今週の『間取りの考え方』初!コラボ企画です。
何をコラボするかと言いますと
今回私が書いた記事の「間取り」を元に同世代の女性建築士のナミ構造設計さんに記事を書いてもらいます。

私の書いた「間取り」をリレーという形でお渡しして、構造設計を専門とするナミさんにどんな記事を書いてもらえるかワクワクです。

間取りについて

今回の「間取り」は平屋の間取りです。
平屋の間取りは地域柄なかなか書くことがありません。
間取りの考え方でも書いたのはこちらの2件だけです。

間取り相談の記事にも書きましたが平屋の間取りは動線が平面動線になるのでできるだけ動線がいい間取りにしようと心がけました。

平屋の間取り

今回は敷地の形に合わせて駐車スペースと中庭スペース、ポーチを配置し残りで住居部分を計画しました。

水回りの動線

最近色々な水回り動線を書き集めているのですが

水回りとWICの動線

室内干しする人が増えているので、洗濯スペース(洗面所)とウォークインクローゼット(ファミリークローゼット)の動線は近い方がいいなと考えました。
特に平屋では個室の中心にファミリークロゼットがあると個室からもアクセスもよく使い勝手がいいと思います。

屋外スペース

敷地に高低差があるのでそれを利用して中庭スペースは段差のある空間でアウトドアやプライベート空間として楽しめるように、ダイニングキッチンからのつながりも考えました。

中庭のいイメージパース

平面図では分かりにくいですが、大屋根をくり抜いた中庭にしてLDKの採光を確保しています。

外観パース

中庭とポーチの間には外観のアクセントになる壁を設け、道路側からの視線が気にならないようにもしました。
駐車場部分も建物一体で屋根をかければカーポートいらずで玄関から駐車場まで雨の日も傘をささず行けます。

コラボ企画について

この間取りを元にナミさんに記事を書いてもらうとしたらどんな記事がいいだろうと考えたら・・・
ナミさんは構造設計を専門とされている方なので、ここは仕事でもやっている流れを再現してみようという事で構造チェックをしてもらう事にしました。

構造チェックとは、自由に書いた間取りが果たしてきちんと建つのか?!初見でチェックしてもらう作業です。

間取りの構造が気になる部分

構造は木造在来工法
間取りを書いてみて構造が気になる部分は
・駐車場の開口の大きさ
・玄関ポーチ上部の屋根部分の納まり
・中庭の吹抜け屋根部分
・LDKの梁のかけ方
・耐力壁のバランス

です。

この内容をお伝えしてナミさんに構造チェックしていただきます。
実際に意匠設計と構造設計がやりとりしているような事がリレー記事で繰り広げられれば面白いかなという話になりました。
さて、どんな記事になるのか楽しみです。

またナミさんの記事を踏まえた記事を私の方でも書かせていただく予定です。
間取りの考え方コラボ企画第一弾の行く末お楽しみください。
たぶん私が一番わくわくしています(笑)

今週もありがとうございました。
左巴建築設計事務所 さわ。

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