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間取の考え方~ウォークスルークローゼットが中心にある家

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

本日は土曜日恒例の間取りの考え方です。
先週間取り集めの記事を書いている時に過去に書いた間取りでまだ記事にしていない物があったのでそちらの間取りについて書いていきます。

ウォークスルークローゼットが中心にある家

間取り図は7.2×7.2のサイズでSNS用のネタに書いた間取りです。

ウォークスルークローゼットが中心にある家

玄関を入ると正面にウォークスルークロゼットがあります。

ウォークスルークロゼットは?

文字通り
ウォークインクローゼットは人が入れるクローゼットで
ウォークスルークロゼットは人が通り抜けられるクローゼットです。

ウォークインは人が入れる事で大きなものも収納できるメリットがあります。
ウォークスルークロゼットは動線的メリットが大きいと思います。
出入りできる入口が二か所以上になる事で収納力は下がりますが、その分どこからも使えるクローゼットとして使い勝手がよくなると思っています。

間取のウォークスルークロゼットのメリット

玄関からの動線
帰ってきて→上着を脱いで(着替えて)→洗面所へ。
洗濯動線
洗面所(洗濯、乾燥機)→ウォークスルークロゼットへ収納

さらにウォークスルークロゼットが家の中心にある事で回遊できる動線になります。
玄関からキッチンへの動線も近く、さらに来客者と家族の動線を分ける事が出来ます。

2階の間取り

2階は各個室の中心の廊下にスタディースペースを設け家族が集まり作業しやすいスペースを設けました。
また玄関を吹抜けをする事で人の出入りを2階でも感じる事ができ、玄関も2階廊下も採光を望めます。

カウンターキッチン

この間取りではダイニングテーブルを置かずにキッチンカウンターで食事をする想定でかなり大きなカウンターを造りました。

家族のスタイルにもよりますが、食事時間が家族全員揃わない場合はキッチンで作業しながら食事している人と会話ができるカウンターキッチンもおススメです。

カウンターキッチン

カウンターダイニングは私個人的に居酒屋っぽくて好きです。
キッチンの背面収納の並びにもデスクスペースも設けキッチンで作業しならデスクワークできるように考えました。

さいごに

かなり前に書いた間取りですが思い出しながら記事にしてみました。
最近ちょうど注文住宅でウォークスルークロゼットのある間取りを設計したところだったので思い出して引っ張り出してきました。
そのお客様はかなりご納得いくウォークスルークロゼットが完成してクローゼットに住めると言って喜んでくれました。
何にしても家を設計している喜びはお客様に喜んでもらえる事ですね。

そんな今日もお客様と打合せです。
今週もありがとうございました。
来週もよろしくお願いいたします。

左巴建築設計事務所 さわ。

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