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間取りの考え方~大きな吹抜けのある家

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

今週は3週間前ぐらいからず~と悩んでいた間取りが大方形になったのでその間取りについて書こうと思います。
悩み中の過程です↓

先週の段階で1階にかなりのボリュームを持ってきてほぼ平屋の間取りにしようとおもっていました。
いざそのコンセプトで進めるどうも納まらない・・・
2階の建物が大きく後ろにずれてくるのもあって採光を取るにもどうしたものかと・・・
あとやはり1階の居室とLDKの関連性が難しく。
面積に制限があるので無駄に廊下を増やすわけにいかず・・・
などなど
悩み倒しまして結局1階水廻り+LDK、2階個室の間取りに収まりました。

間取り図

吹抜けは床面積に入らない事をいいばかりに大きな吹抜けのある家にしました。(施工面積にははいるんですけどね汗)

大きな吹抜けのある家の間取り図

売りポイントは大きな吹抜けという分かりやすいところに持ってきつつ・・・
細かい所で家事動線が嬉しい間取りにしました。
まずは洗濯です。
洗面所と洗濯室を分け室内干しできるようにしました。
敷地の配置を北側に余裕を持たせて、外干しスペースも後からご希望なら作れるようにしました。

また最近人気のファミリークローゼットをその間に設ける事で洗濯が1階で完結するようにしています。
そしてもちろんキッチン部分も含めて回遊動線にしています。
キッチンでの家事の途中に洗濯作業をスムーズに行うためです。

同じく玄関⇔シューズクローク⇔パントリー部分も回遊動線にしています。
キッチンへの荷物運びがスムーズになる動線と、家族の動線とお客様の動線を分ける目的です。

しかしこの間取りにする為にどうしてトイレの位置が追いやられてしまった感が汗
間取りを提出するとトイレの位置が気になるという意見もありお直しが必要です。

シェアハウス感のある吹抜け

少し前のドラマなのですが『着飾る恋には理由があって』のシェアハウスの家がかなり私好みでして。

2階の個室から廊下を出て共有エリア覗く造りがシェアハウス感があっていいなと思っていて今回この間取りにもその雰囲気を取り入れました。

吹抜けとLDK

吹抜けから見上げた時に同じデザインの扉が並ぶのが好きです。
本当ならもっとたくさん並べたいのですが今回は3個。

吹抜けとLDK

1階の建具と色を合わせてつながりを造ってみました。

間取り変更内容

完成した間取りは結局、32.7坪でした。
(吹抜け面積なしでね汗)
やはり大きすぎたようで31坪台に変更します。

それと1階に家事スペースや収納をしっかりとったことで2階の個室の面積が結構狭くなってしまったのでもう少し個室の面積を増やします。

それからトイレの位置ですね。

面積と個室の面積に関しては全体的に調整が必要なのでもう少し考えてみようと思います。

さいごに

なんとか形にはなってきた間取りですが、やはり面積の制限や他制限が多いと遊びが少なくてお決まりの間取りになりがちですね。
その中でも使いやすさと見せ方をもう少し考えてみようと思います。

今週もありがとうございました。
皆さんは今日からシルバーウイークの方も多いのでしょうか?
いいなぁ~(笑)
台風も来ていますのでお気をつけて楽しんでください。

こんなアラフォー女性建築士を応援してみようかな思ってもらえたらフォローとスキをよろしくお願いします。

左巴建築設計事務所 さわ。

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