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建築用語集(日々更新予定)

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に家を設計していますので、週末のnoteは『間取りの考え方』というシリーズで更新しようと思っています。

先週末に初めて書いてみて、シンプルに分かりやすく書くのが難しいなと思いました。

その原因の一つが、建築専門用語について細かく説明しているとすごく長くなってしまいます。
説明しないと分からない人はなんのことか分からない話になってしまいます。

それで専門用語集つくればいいのでは!?と思いました。
とういうことで本日は専門用語集を作っていきます。
多分これだけ読んでもつまらないと思いますが、今後の活用noteとしてご活用ください。

敷地に関する用語集

・敷地面積

建築予定の土地の面積(大体が実際建築できる範囲のみの面積を表します)

・坪

敷地面積を表すのに、平方メートル(㎡)と坪の2種類で表します。
理由は建築基準法の確認は㎡を使用していて(私が主に使うのはこちら)
不動産会社や工事費用を出すときに使用しているのが
坪単価
という言葉を耳にしませんか?
坪単価は1坪あたりの価格のことを指します。
坪単価×土地の坪数または建物の坪数で価格を出せます。
その為間取りを作成後、㎡で計算した面積を坪に変換しています。

1㎡ は 約0.3025坪
1坪 は 約3.30578㎡

です。

・角地

2方向の道路に囲まれた土地

角地

同じ2方向の道路に囲まれていてもこれは両面

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どちらも条件はありますが建築基準法の緩和を受けれる可能性があります。

(なんて下手な絵ww今イラストをパソコンで書く練習中)

・敷地高低差有 平地

道路と敷地、隣地と敷地に高低差があること、または敷地内に高低差があることを敷地高低差有という。

平地は高低差のない敷地を指します。

建築基準法に関す用語集

・用途地域

都市計画法の地域地区のひとつで、用途の混在を防ぐことを目的としている。住居、商業、工業など市街地の大枠としての土地利用を定めるもので、第一種低層住居専用地域など13種類がある。 wikiより

13種類の大きな分類は3分類

(1)住居系・・・第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、田園住居地域
の住環境が優先される地域たちです。
3分類の中で条件が厳しい地域です、そのため住環境が守られる地域です。
家を建てるならおすすめの地域です。

(2)商業系・・・近隣商業地域(近隣の住民が日用品の買物をする店舗等の、業務の利便の増進を図る地域)、商業地域(商業等の業務の利便の増進を図る地域)

(3)工業系・・・準工業地域(主に軽工業の工場等、環境悪化の恐れのない工場の利便を図る地域、工業専用地域(工業の業務の利便の増進を図る地域。どんな工場でも建てられる。住宅・物品販売店舗・飲食店・学校・病院・ホテル等は建てられない。)

各地域ごとに建てれない用途の建物があったり、建築基準法の条件が変わってきたりします。

もっと詳しく知りたい人はWikipedia

・建築面積

建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積
条件によってはさらに追加される部分もあります。

・建ぺい率

敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合のこと
各用途地域で建てられる建ぺい率が定められています。
角地など2方向の道路に接している場合に10%の緩和処置があります。

・延べ床面積

建物の壁や柱の中心線で囲まれた部分の各階の床面積の合計
吹き抜けや駐車場など条件を満たせば床面積に含まれない部分もあります。
逆に屋外でも閉鎖的空間や十分に解放されていない空間は床面積に含まれる場合があります。

・容積率

敷地面積に対する延べ床面積の割合のこと
各用途地域で建てられる容積率が定められています。
道路幅員によってはそれ以下になる場合があります。

・高さ制限

地区、地域によって建てられる建物の最大高さが制限されます。
(主に住居系の地域)

・道路斜線制限

敷地の接道側から斜線制限による高さ制限がかかってきます。
道路の体側から
住居系 1:1.25 商業系・工業系は1:1.5 の斜線がかかってきます。

・北側斜線制限

真北にあたるすべての隣地から斜線制限による高さ制限がかかってきます。
似たもので高度地区(高度斜線制限)というものもあります。
地域地区で定められた斜線制限で同じく真北側からかかってくる制限です。
どちらも隣地の日照や通風を守るための制限です。

・道路後退(接道義務)

建築基準法では建物建てる敷地は「幅員4m以上の道路に2m以上接しなければならない」とされています。これが接道義務です。
建築基準法第42条第2項に指定されている道路で4m未満に接している時は、道路後退することで上記を満たす事ができます。
大体は道路中心から2m後退になりますが、周辺状況によります。
後退した部分は建築計画の敷地にはふくまれません。

部屋名用語集

()内は図面で表記している同意語や英語表記する時用です。

・洋室(Room・MasterBedroom・BR)

一般的に個室を表しています。
主に床がフローリングの部屋が多いです。
3LDKや4LDKなどの数字の数はこの洋室の数が含まれます。

・和室(JapaneseRoom・JR)

こちらは床が主に畳の部屋を表します。
同じく、3LDKや4LDKなどの数字の数にカウントされます。

・LDK

Kキッチン(台所)+Dダイニング(食堂・食事室)+Lリビング(
(居間) で形成された部屋のことをそう呼びます。

・居室

居住するためのスペースのこと、上記の洋室・和室・LDKを総称してそう呼ぶことがあります。

・玄関(Entrance・ENT・E)

建物の入り口を表します。

・ホール・廊下(Hall)

玄関に面する上り口または、居室と居室をつなぐ共有部分を表します。

・トイレ(Toilet・WC・便所)

・洗面所(washroom・Powder room・POW)

・お風呂(Bathroom・UB・ユニットバス)

この3つは説明するまでもないですが、補足するとお風呂の表記にあわせて書いてある数字1616や1618などはメーカーが決めているユニットバスのサイズの呼称です。
また、ここにキッチンを含めたものをまとめて水回りと呼びます。

・脱衣室(Sanitary)

最近は洗面所と脱衣室を分けるプランも増えています。

・洗濯室・家事室(LaundryRoom・LR)

脱衣室を切り離すことで洗濯室を別でもうけるプランも考えることがあります。キッチンのそばなどに配置した場合、家事室と表記する場合があります。

・室内干し・サンルーム(SunRoom・SR)

室内干しスペースを別で設けることもありますが、スペースに余裕がない場合は先に書いた、洗面所、脱衣室、家事室と兼用する場合があります。

・収納(C)
・クローゼット(Closet・CL・C)

私のプランではクローゼット表記しているものは収納内部に枕棚+ハンガーパイプ、収納表記は稼働棚または何もなしで表記を分けていることがあります。

・シューズクローク(ShoseCloset・SCL)

玄関からつながる床がタイルや土間の収納スペース。
主に靴入れや外部で使うものを収納するために考えています。

・ウォークインクローゼット(Walk in Closet・WCL)

人が入って収納作業ができるクローゼット。

・ウォークスルークロゼット(Walk through closet・WCL)

出入り口が2か所以上あり、通り抜けできるクローゼット。

・押し入れ(O)

和室にある収納の表記で、収納内部は枕棚+中段中段のみにすることが多いです。

・パントリー(Pantry・P)

食品庫、ストックスペース。
主にキッチン近くに配置して考えています。

・吹抜け(Void)

上層階の床がなく、2層以上の高さのあるスペースです。

・バルコニー(Balcony・BA)

2階以上にある屋外スペースです。

・インナーバルコニー(InnerBalcony・IBA)

バルコニーの上部に屋根があり、屋根がバルコニーの大半を覆っている場合にそう呼んでいます。

・リビングバルコニー(LBA)

リビングからつながっているバルコニーで、屋外リビングとして使える広さを確保できた場合にそう呼んでいます。

・ルーフバルコニー(RBA)

屋上のこと、屋根になる部分にあるバルコニーをそう呼びます。

・車庫・ガレージ(Garage)

車の駐車できるスペースで、軽と表示しなり限りは幅2.5m以上、奥行き5m以上は確保したスペースで普通車の駐車ができるようにしています。

・インナーガレージ(InnerGarage)

屋根のある駐車場、またシャッターを取り付け完全に屋内駐車場にする場合もあります。

構造用語集

・基礎

構造物からの力を地盤に伝え、構造物を安全に支える機能をもつ構造である。wikiより
鉄筋とコンクリートでできている建物の一番下で支える部分。

・土台

木造で基礎の上に横にして据える部材。
建物の最下部にあり、上部の建物を支えます。

・柱

土台や柱(横架材)の上に垂直に立て建物を支える部材。
軸組み部分。

・梁

柱の上に渡す部材。
梁せいは梁の縦の大きさ。

軸組み


その他用語集

・動線

日常生活で人が動く経路。
間取りをするの中で、暮らす人の動線は重要になってきます。

更新内容

このnoteは週末の『間取りの考え方』のnoteにリンクして、不足分があれば追記していきます。
追記した内容はこちらに表記していきます。

9月11日
構造用語集を追加しました。
9月25日
道路後退(接道義務)を追加しました。

さいごに。

このnoteは読むというより、検索用につくったのですが・・・
疲れた~。
疲れながら、眠くなりながら、書いたのもあり誤字脱字など多ければ申し訳ありません。
また、私なりの解釈で書いてる部分もあるので意味が違うのでは?と思う内容があればコメント欄にやさしく指摘してくださると幸いです。

さて!今日も元気に『いってきます』『いってらっしゃい』

明日の週末note 『間取りの考え方』は先週UPして、2案目を依頼された間取りです。
先週の間取りと同じ敷地に全く違う間取りをいれているので比較して楽しんでもらえたらいいなと思っています。

左巴建築設計事務所 さわ。





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