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間取りの考え方~ポーチが中庭の家

アラフォー女性建築士の『さわ』です。
主に関西で住宅を設計しています。

土曜日は恒例『間取りの考え方』について書いていきます。
とうとうネタが無くて、note用に間取りを書いてみました。

先日図書館で読んだ本に載っていた間取りを参考にした間取りです。

参考文献:小さな家で楽しむスタイルのある暮らし

参考にした間取りは2階建て2LDKの間取りでした。
私がいいなと思ったのはポーチから取る採光でした。

私は今年祖母の家に引越ししました。
祖母の家は通りにある角地の家。
人通りも多く防犯やプライベートを守るために1階のリビングにはほとんど窓がありません。
その前に住んでいた家が中庭のある家だったので、引っ越してからはなんだか窮屈気分になっています。

今暮らしている家はリフォームする予定なのですがもしこの家を建て替えたらと個人的妄想で間取りを書いてみましたのでご紹介します。

敷地条件

角地で南と東に交通量の多い道路有。
1階にLDKを配置してプライベートを確保しながら解放感を感じられる間取りにする事を目的とします。

また家事問題としては、洗濯物を外に干せません。
室内干し前提で家事動線を考えます。

間取り図

1階はLDKのみで2階にお風呂・洗面所とウォークインクローゼットと居室2部屋の2LDKの狭小住宅の間取り図です。

2LDK 間取り図

自分が想定だとイメージしやすいです。
私たち夫婦は子供なし2人暮らしなので客間や予備室としても2LDKで十分です。
その代わり主寝室は広く取りたい派です。
クローゼットは居室と別にウォークインクローゼットが良くて、洗濯して干して片付けるまでの動線が最短距離で行えるようにしたいです。
その為今回は2階にお風呂・洗面所をもってきました。
室内干しでも換気よくするために、洗面所にバルコニーを設けています。

LDKとお風呂が離れた家に今まで住んだことがないので生活動線としてありなのかちょっと脳内シミュレーションをしてみます。

まず1階はトイレ前に手洗いをしっかりしたものを設けることで1階の洗面所事情は解決できます。
我が家は夕食を終えてリラックスタイムを過ごしてからお風呂タイムです。
お風呂のお湯はりに2階に上がるのは不便かもしれませんね。
それとお風呂あがった後またリビングに降りてくるか?
もういいやってそのまま寝室に行きそうな気もしますが喉が渇くので降りそうな気もします。

やっぱりキッチンが近くにある方が便利な気もしますが、離れていてもすごく困るほどではないかもしれません。
その分1階が広く取れるのと洗濯動線がよくなるならありですね。
あ、キッチンにいたら洗濯ができたかどうか忘れる可能性は有りそうですが・・・

中庭代わりのポーチ

通りから目線を遮りつつ1階に光を入れる為にポーチを中庭代わりにしました。

中庭代わりのポーチ

玄関まで門扉をあけて長いポーチを歩く形です。
外壁を2階のバルコニー手摺まであげて上部は梁だけにして吹抜けにします。

ポーチ側の外観

できるだけ光を取り入れられるようにベースの外壁は黒にしましたが、ポーチに面するところは明るい色にして反射で少しでも明るくなるようにと考えています。
壁をかなり立ち上げるので南向きの面だけれどすごく光を取り入れられるわけではないですが大きなサッシを取り付ける事で開放は感じられます。

室内も半間土間にする事でLDKからポーチへつながる間取りにしました。
ただ採光を取り入れる事を考えたら土間の分もポーチにした方が光は取り入れたかもしれませんね。
部屋は狭くなりますのでバランスが難しいですが・・・

LDK

さいごに

自分家想定で書いたのをnoteに書いたのは初めてですね。
自分が住む前提だと生活動線など具体的に妄想しやすいので間取りを考えやすいですが、それが一般的なのかどうかまた考えると難しいですね。

水廻りが1階2階に分かれているのは皆さんは有りですか?無しですか??

こんな感じで週末土曜日は毎週『間取りの考え方』という記事を更新しています。
興味を持っていただけましたら、マガジンと共にフォローとスキをよろしくお願いいたします。

今週もありがとうございました。
左巴建築設計事務所 さわ。

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